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  1. 岐阜市議会 2001-12-10
    平成13年第6回定例会(第4日目) 本文 開催日:2001-12-10


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成13年第6回定例会(第4日目) 本文 2001-12-10 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 152 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(松井逸朗君) 1306頁 選択 2 : ◯議長(松井逸朗君) 1307頁 選択 3 : ◯議長(松井逸朗君) 1307頁 選択 4 : ◯議長(松井逸朗君) 1307頁 選択 5 : ◯32番(大前恭一君) 1307頁 選択 6 : ◯議長(松井逸朗君) 1311頁 選択 7 : ◯市長(浅野 勇君) 1311頁 選択 8 : ◯議長(松井逸朗君) 1311頁 選択 9 : ◯総合企画部長(山田 正君) 1311頁 選択 10 : ◯議長(松井逸朗君) 1312頁 選択 11 : ◯教育長(安藤征治君) 1312頁 選択 12 : ◯議長(松井逸朗君) 1312頁 選択 13 : ◯環境部長(佐藤俊正君) 1313頁 選択 14 : ◯議長(松井逸朗君) 1313頁 選択 15 : ◯32番(大前恭一君) 1313頁 選択 16 : ◯議長(松井逸朗君) 1314頁 選択 17 : ◯10番(森 久江君) 1314頁 選択 18 : ◯議長(松井逸朗君) 1318頁 選択 19 : ◯環境部長(佐藤俊正君) 1318頁 選択 20 : ◯議長(松井逸朗君) 1319頁 選択 21 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1319頁 選択 22 : ◯議長(松井逸朗君) 1320頁 選択 23 : ◯10番(森 久江君) 1320頁 選択 24 : ◯議長(松井逸朗君) 1322頁 選択 25 : ◯環境部長(佐藤俊正君) 1322頁 選択 26 : ◯議長(松井逸朗君) 1322頁 選択 27 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1322頁 選択 28 : ◯議長(松井逸朗君) 1322頁 選択 29 : ◯10番(森 久江君) 1322頁 選択 30 : ◯議長(松井逸朗君) 1323頁 選択 31 : ◯13番(高橋 寛君) 1323頁 選択 32 : ◯13番(高橋 寛君) 1326頁 選択 33 : ◯議長(松井逸朗君) 1329頁 選択 34 : ◯教育長(安藤征治君) 1329頁 選択 35 : ◯議長(松井逸朗君) 1330頁 選択 36 : ◯市民部長(飯沼隆司君) 1330頁 選択 37 : ◯議長(松井逸朗君) 1330頁 選択 38 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1330頁 選択 39 : ◯議長(松井逸朗君) 1330頁 選択 40 : ◯経済部長(多田喜代則君) 1330頁 選択 41 : ◯議長(松井逸朗君) 1331頁 選択 42 : ◯総務部長(高田幸和君) 1331頁 選択 43 : ◯議長(松井逸朗君) 1332頁 選択 44 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1332頁 選択 45 : ◯議長(松井逸朗君) 1332頁 選択 46 : ◯消防長(高橋澄夫君) 1333頁 選択 47 : ◯議長(松井逸朗君) 1333頁 選択 48 : ◯13番(高橋 寛君) 1333頁 選択 49 : ◯議長(松井逸朗君) 1335頁 選択 50 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1336頁 選択 51 : ◯議長(松井逸朗君) 1336頁 選択 52 : ◯経済部長(多田喜代則君) 1336頁 選択 53 : ◯議長(松井逸朗君) 1336頁 選択 54 : ◯総務部長(高田幸和君) 1336頁 選択 55 : ◯議長(松井逸朗君) 1336頁 選択 56 : ◯市民部長(飯沼隆司君) 1336頁 選択 57 : ◯議長(松井逸朗君) 1337頁 選択 58 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1337頁 選択 59 : ◯議長(松井逸朗君) 1337頁 選択 60 : ◯13番(高橋 寛君) 1337頁 選択 61 : ◯議長(松井逸朗君) 1337頁 選択 62 : ◯副議長(小林 洋君) 1337頁 選択 63 : ◯31番(村山まさ子君) 1338頁 選択 64 : ◯副議長(小林 洋君) 1342頁 選択 65 : ◯市長(浅野 勇君) 1342頁 選択 66 : ◯副議長(小林 洋君) 1343頁 選択 67 : ◯市長(浅野 勇君) 1343頁 選択 68 : ◯副議長(小林 洋君) 1343頁 選択 69 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1343頁 選択 70 : ◯副議長(小林 洋君) 1344頁 選択 71 : ◯農林部長(浅野 薫君) 1344頁 選択 72 : ◯副議長(小林 洋君) 1345頁 選択 73 : ◯教育長(安藤征治君) 1345頁 選択 74 : ◯副議長(小林 洋君) 1346頁 選択 75 : ◯31番(村山まさ子君) 1346頁 選択 76 : ◯副議長(小林 洋君) 1352頁 選択 77 : ◯教育長(安藤征治君) 1352頁 選択 78 : ◯副議長(小林 洋君) 1352頁 選択 79 : ◯4番(高橋 正君) 1352頁 選択 80 : ◯副議長(小林 洋君) 1355頁 選択 81 : ◯農林部長(浅野 薫君) 1355頁 選択 82 : ◯副議長(小林 洋君) 1356頁 選択 83 : ◯消防長(高橋澄夫君) 1356頁 選択 84 : ◯副議長(小林 洋君) 1356頁 選択 85 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1357頁 選択 86 : ◯副議長(小林 洋君) 1357頁 選択 87 : ◯総務部長(高田幸和君) 1357頁 選択 88 : ◯副議長(小林 洋君) 1357頁 選択 89 : ◯教育長(安藤征治君) 1357頁 選択 90 : ◯副議長(小林 洋君) 1358頁 選択 91 : ◯経済部長(多田喜代則君) 1358頁 選択 92 : ◯副議長(小林 洋君) 1359頁 選択 93 : ◯4番(高橋 正君) 1359頁 選択 94 : ◯副議長(小林 洋君) 1361頁 選択 95 : ◯3番(日下部次郎君) 1361頁 選択 96 : ◯副議長(小林 洋君) 1367頁 選択 97 : ◯議長(松井逸朗君) 1367頁 選択 98 : ◯市長(浅野 勇君) 1368頁 選択 99 : ◯市長(浅野 勇君) 1369頁 選択 100 : ◯議長(松井逸朗君) 1369頁 選択 101 : ◯総務部長(高田幸和君) 1369頁 選択 102 : ◯議長(松井逸朗君) 1370頁 選択 103 : ◯土木部長(所 義勝君) 1370頁 選択 104 : ◯議長(松井逸朗君) 1370頁 選択 105 : ◯助役(松谷春敏君) 1370頁 選択 106 : ◯議長(松井逸朗君) 1371頁 選択 107 : ◯経済部長(多田喜代則君) 1371頁 選択 108 : ◯議長(松井逸朗君) 1371頁 選択 109 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1371頁 選択 110 : ◯議長(松井逸朗君) 1372頁 選択 111 : ◯環境部長(佐藤俊正君) 1372頁 選択 112 : ◯議長(松井逸朗君) 1372頁 選択 113 : ◯3番(日下部次郎君) 1372頁 選択 114 : ◯議長(松井逸朗君) 1375頁 選択 115 : ◯市長(浅野 勇君) 1375頁 選択 116 : ◯議長(松井逸朗君) 1375頁 選択 117 : ◯総務部長(高田幸和君) 1375頁 選択 118 : ◯議長(松井逸朗君) 1376頁 選択 119 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1376頁 選択 120 : ◯議長(松井逸朗君) 1376頁 選択 121 : ◯環境部長(佐藤俊正君) 1376頁 選択 122 : ◯議長(松井逸朗君) 1376頁 選択 123 : ◯33番(堀田信夫君) 1376頁 選択 124 : ◯議長(松井逸朗君) 1382頁 選択 125 : ◯市長(浅野 勇君) 1382頁 選択 126 : ◯議長(松井逸朗君) 1383頁 選択 127 : ◯教育長(安藤征治君) 1383頁 選択 128 : ◯議長(松井逸朗君) 1383頁 選択 129 : ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 1383頁 選択 130 : ◯議長(松井逸朗君) 1384頁 選択 131 : ◯総務部長(高田幸和君) 1384頁 選択 132 : ◯議長(松井逸朗君) 1384頁 選択 133 : ◯消防長(高橋澄夫君) 1384頁 選択 134 : ◯議長(松井逸朗君) 1384頁 選択 135 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1384頁 選択 136 : ◯議長(松井逸朗君) 1386頁 選択 137 : ◯議長(松井逸朗君) 1386頁 選択 138 : ◯助役(森川幸江君) 1386頁 選択 139 : ◯議長(松井逸朗君) 1387頁 選択 140 : ◯33番(堀田信夫君) 1387頁 選択 141 : ◯議長(松井逸朗君) 1389頁 選択 142 : ◯市長(浅野 勇君) 1389頁 選択 143 : ◯議長(松井逸朗君) 1389頁 選択 144 : ◯総務部長(高田幸和君) 1389頁 選択 145 : ◯議長(松井逸朗君) 1389頁 選択 146 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1389頁 選択 147 : ◯議長(松井逸朗君) 1390頁 選択 148 : ◯助役(森川幸江君) 1390頁 選択 149 : ◯議長(松井逸朗君) 1390頁 選択 150 : ◯33番(堀田信夫君) 1390頁 選択 151 : ◯議長(松井逸朗君) 1391頁 選択 152 : ◯議長(松井逸朗君) 1391頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:  開  議   午前9時30分 開  議 ◯議長(松井逸朗君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長(松井逸朗君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において18番藤沢昭男君、19番中尾年春君の両君を指名します。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第2 第104号議案から第15 第117号議案まで及び第16 一般質問 3: ◯議長(松井逸朗君) 日程第2、第104号議案から日程第15、第117号議案まで、以上14件を一括して議題とします。            ───────────────────               〔議 案 掲 載 省 略〕            ─────────────────── 4: ◯議長(松井逸朗君) 12月7日に引き続き、質疑とあわせて日程第16、一般質問を行います。  順次発言を許します。32番、大前恭一君。    〔大前恭一君登壇〕(拍手) 5: ◯32番(大前恭一君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  順次お尋ねをいたします。
     初めに、中高一貫教育についてであります。  中高一貫教育は高校入試の影響を受けずにゆとりを持って6年間の継続的な学習を可能にすることが大きな目的であり、設置形態には6年制の中等教育学校、中高がエスカレーター式につながる併設型、既存の中学と高校が緊密に結びつく連携型の3タイプがありますが、平成11年の6月議会において中高一貫教育について教育長にお尋ねをいたしました。答弁で教育長は、「市立岐阜商業高校を核としまして、中学校3年間と高校3年間とをあわせた6年間の新しい中等教育学校といったものを新しく設ける方法が一番いいのではないかと考えております。」と答えられています。そして次のように続けられました。「今後の取り組みでありますけれども、教育委員会と市立岐阜商業高校によりまして中高一貫教育導入の研究プロジェクトグループを平成10年度に発足をさせました。岐阜市における中高一貫教育について検討を始めたところであります。本年も継続してその研究を進めてまいります。」と。さらに、「平成12年度には中高一貫教育導入検討委員会といったものを発足させる予定をしております。ここでは施設設備の改善とか充実の問題、魅力のある高校づくりの問題、特に高等学校の方に魅力がなければ中学校の3年間の募集ということが不可能ですので、この魅力ある高校づくりの問題、それから特色ある教育課程の編成の問題、教職員の構成の問題等々多様な課題について検討を進めてまいりたいと思っております。」と述べられ、最後に「できれば平成15年度新学習指導要領が実施されますので、これに合わせて中高一貫教育に関して何らかの歩み出しができないかと考えているところであります。」と答弁をされました。  その答弁どおりに検討委員会が発足。3回の委員会を開催し、意見を取りまとめ、本年3月9日に報告書が提出をされたところであります。その報告書の内容には「岐阜市当局が本報告を尊重され、中高一貫教育校を早期に設置されることを強く願うものである。」とあります。報告を受けたその日、市長は職員に中高一貫校の平成15年設立を指示されたと聞き及んでいます。  さらに、市長はいろんな所で「中高一貫校を設立する。できるだけ早くしたい。いろいろ不安があるようだが、今は時代の先を見通して、先に先に手を打つことが必要である。少々のリスクは覚悟しないと新しいことは何もできない。平成15年には中学校を開校したい。」と、中高一貫教育校の設立に一番積極的であるということも私の耳に届いているところであります。全くそのとおりだと思います。大賛成です。唯一の市立高校の今後の発展は、生徒、保護者のニーズにこたえ、商業高校にこだわらないで、スポーツ、進学、情報処理など、6年間一貫して学ぶことのできる中等教育学校に早急に切りかえるのが一番だと考えるものであります。  加えて、岐阜市には幸いにも短大と薬大という大学があります。これらの大学につきましては、今議会において短大の男女共学の4年制大学に再編、移行する方針が、また、薬大と岐阜大学との再編も視野に入れた検討が始まるようでありますが、近い将来どうなるにしても、そうした大学との連携をしっかりとり、例えば進学希望者への一定の枠を設けることにより、さらに、中高一貫校としての注目度も上がるものと考えるものであります。  世の中の景気が悪いからとか、県立高校の動きは縮小ですよとか、少子化時代に何でとか、いろいろ心配して意見を言ってくださる人もいますが、だから進めるんですと。今がチャンスだと思います。教育、文化の振興は、今まさにその重要度を増しています。予算の関係でと切り捨てることなく夢や希望をどんどん発信していただきたいものであります。将来に対する不安が強く明るい展望が望めない今だから、人材の育成に力を入れなければならないと考えます。岐阜市の将来を託す人材を育てなければなりません。重ねて申し上げますが、今こそ教育に力を入れるときではないでしょうか。  中高一貫校の核となる市立岐阜商業高等学校は、昭和44年4月、進展する産業社会の担い手となり、また、商業都市岐阜の後継者となるにふさわしい有能な人材の育成を目指し、岐阜市制施行80周年記念事業として設置されました。間もなく設立35周年という節目の時期を迎えるわけであります。平成10年から十分に検討をされてきました。遅くともこの35周年の記念事業の一環としてのスタートを願うものであります。この中高一貫校としての開校時期は具体的にいつなのか、市長にお尋ねをいたします。岐阜市発の明るいニュースを願ってやみません。  次に、国際交流事業についてお尋ねをいたします。  岐阜市は1978年2月にイタリアのフィレンツェ市を皮切りに、中国の杭州市、ブラジルのカンピーナス市、アメリカのシンシナティ市、そして、オーストリアのウィーン市マイドリング区の5カ国5都市と友好姉妹提携し、国際化の進展に対応した交流事業に取り組み確実に実績を積み重ね今日に至っています。  そんな中、ブラジルはカンピーナス市の日伯文化協会から体育館の竣工式への招待状が届いたのを受け、代表団22名の派遣が決まりました。ありがたいことにその訪問団の一員に加えていただき、初めてのブラジルをこの目で見、肌で感じてくることができました。この体育館は、1998年に多くの市民の皆様から募金をいただき無事完成した体育館であります。岐阜市民との交流拠点として活用が可能な宿泊や会議施設を兼ね備えた立派な総合体育館であります。訪問団として体育館竣工式に出席することに加えて、スポーツ交流事業への参加、そして、本年1月にカンピーナスの市長が交代したのに伴い、市幹部の体制が一新されたことを受け、今後の交流事業についての協議を行うことを目的に7月の31日から8月9日まで、往復の2日間を除いた8日間にわたりブラジルでは本当に忙しく、日程調整をしながら盛りだくさんの内容で実施することができました。これもすべての関係者の皆様のお力添えのおかげであり心から感謝を申し上げます。  ブラジルは遠いこと。真冬と言われていましたが、暑かったこと。治安に不安があること。けた違いに広いこと。半端な渋滞ではないこと。日差しは強いが、さわやかなこと。初めて南半球で、北半球では見ることのできない夜空の星座を眺めたこと。冬なのにタンクトップからオーバーまでいろんな人がいたこと。生水が飲めないこと。人々にたくましさを感じたこと。アガリクスとプロポリスを知ったこと等々、数え上げれば切りがありませんが、本当に多くのことを学ばせていただきました。  カンピーナス訪問団につきましては、出発を控えた結団式も帰国報告も新聞報道がされましたし、広報ぎふで扱っていただきましたので、目にされて読まれた方も多いと思います。そのブラジル訪問で唯一残念なことは、そのときお会いした大変に印象深いカンピーナス市長の訃報に接したことであり、改めて哀悼の意を表します。  カンピーナス市との交流も来年度で20周年を迎えます。節目として盛大な記念行事の開催を望むものであります。教育・文化交流に限定することなく、幅広く、経済、産業等にも広げた交流をと訴えるものであります。岐阜市のプラスになることなら何でも取り入れ、大いに交流を推進し、お互いに成長を期していかなければなりません。そして、20周年の記念事業を大成功させるためにも早い時期での取り組みが必要ではないでしょうか。カンピーナス市訪問から4カ月がたちました。より具体的な企画、計画が進んでいることと思いますが、その記念事業について総合企画部長にお尋ねをいたします。  次に、教育行政に関連してお尋ねいたします。  生涯学習拠点施設ハートフルスクエア-Gが明年1月26日のオープンを目指して、現在急ピッチで最後の仕上げが行われています。この岐阜市の表玄関に開設されるハートフルスクエア-Gのオープンを記念した事業をしてはどうでしょうか。  そこで、2点について教育長にお尋ねいたします。  1点目は、ブックスタートの取り組みについてであります。  生まれたばかりの真っ白な心に本の種を植えようと、赤ちゃんに絵本を贈るブックスタート運動が広がりを見せ注目をされています。この運動は1992年、イギリスのバーミンガムで始まりました。現地の図書館や大学などによって行われた追跡調査の結果、運動に参加した多くの家庭で本に触れ親しむ時間が定着した事実が明らかとなって、世界各国に波及、その余波が及んできたというわけです。お母さんと子供が同じ本、同じ時間を分かち合えるだけでなく、手軽に、しかも、余り費用をかけずに子育て支援ができるわけですから、早急に手がけることが大切だと思いますが、どのようなお考えをお持ちなのか、お尋ねいたします。  2点目は、新生児の誕生記念として図書カードをプレゼントし、図書館を大いに利用していただければ、親がひざに子供を乗せて絵本を読み聞かせることで親子のきずながさらに深まるものと思いますが、教育長のお考えをお尋ねいたします。  続いて、子ほめ条例についてお尋ねいたします。  子供たちのすぐれた長所や才能を発見して顕彰する通称子ほめ条例、学校や地域全体で子供を褒めて育てる試みが新たなコミュニティー形成の視点として注目をされています。子供に限らず大人でも褒められるのはうれしいことであります。だれでも褒められることによって自信や勇気、意欲がわいてきます。褒めて育てるのが基本という高橋愛子さんの子育て論「ほめる子育て」では、1、子供を伸ばす褒め方、だめにする褒め方。2、乳児期から思春期、青年期まで成長段階に応じた褒め方をアドバイスされています。特に学童期は得意なものを見つけて褒めることを勧めています。この子ほめ条例は一般に児童生徒表彰条例と呼ばれ、学童期の子供が対象で既に制定している自治体もあります。努力、奉仕、親切、体育、学芸の5つの賞を設け、全小中学生を対象に卒業までに必ず1人1回、賞状とメダルで表彰します。  行政と地域が一体となって子供の隠れた長所や才能を見つけ、褒めて伸ばすという人間教育の普及、定着への期待は大きいものがあります。岐阜市での取り組みについて教育長にお尋ねをいたします。  最後に、環境家族の称号プレゼントについてお尋ねをいたします。  我が岐阜市役所においては平成13年10月24日、スイスに本部を置く国際標準化機構ISOが定める環境管理システム・ISO14001の認証を取得しました。そこで、この認証取得を記念した環境保全への取り組みの一環として、家族ぐるみで地球に優しい生活に挑戦してもらい、3カ月間実践した家族には環境家族の称号をプレゼントするという制度のスタートを提案します。  岐阜市では3年前の平成10年度の当初よりエコカレンダーを利用した市民の環境配慮活動に取り組んでいます。こうしたことはすばらしいことであります。こうした取り組みにさらに幅を持たせ発展させてはと考えるものであります。  例えば、広く市民の皆様に環境に配慮した生活を送ってもらうための呼びかけをします。応募に応じていただいた家族を対象に説明会を開催します。参加家族は電気や水の節約、家庭ごみの減量、家庭排水の浄化、近隣や公園の清掃、緑化などの取り組み項目の中から5項目を選択します。3カ月間それらを家族が手分けして挑戦し、実際にどれくらい実行できたかなどを記入した記録表等を提出し、環境家族の認証を受けるものであります。  環境部には、先ほども述べましたようなエコカレンダーという十分な実績、ノウハウが今までにありますので、難しいことはないと考えるものであります。今議会の補正予算の議案にもありますが、県が提唱する環境教育への取り組みの一環として各学校で実施予定の環境教育1プラス1運動推進事業がありますが、この事業説明には「児童生徒が環境に対する人としての責任と役割を認識し、みずから考え、責任ある行動がとれるよう環境教育の充実を図りたい。」こうあります。  家庭で、学校で、地域でと、大いに地球に優しい生活に挑戦していただきたいものであります。環境部長にその考えをお尋ねして、質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長(松井逸朗君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 7: ◯市長(浅野 勇君) 中高一貫教育についてでございます。  不安定、不透明で閉塞感の強い時代だからこそ、教育、文化の面において明るい夢や希望につながる建設的な事業を積極的に推進していくことが大切であるという御意見は、全く私も同感でございます。さらに、成熟社会にあって物の豊かさよりも心の豊かさがより一層求められている社会であるからこそ、なおのこと教育、文化振興は最重点課題であると認識しておるところでございます。こうした意味からも、市岐商を新しい教育システムである中高一貫教育の学校にするという構想は積極的に検討すべき課題であると考えております。生徒数の減少による高校再編が求められている中で、市岐商の活性化を図る上でも有効な選択肢の1つであると思っております。無論実現のためには課題は多々あるわけでございますが、現地に開校し32年を迎えており、御指摘のとおり、節目の年も近いので、それを1つのめどとして、実現に向け関係部局に強く指示しておるところでございます。  以上でございます。 8: ◯議長(松井逸朗君) 総合企画部長、山田 正君。    〔山田 正君登壇〕 9: ◯総合企画部長(山田 正君) 国際交流事業についてお答えいたします。  御指摘がございましたように、姉妹都市交流は、より幅広い分野で、より多くの市民の方々が参加できるように展開していくことが重要であると思います。カンピーナス市は地理的に最も遠い位置にありながら、近年におきましては教育や文化、スポーツなどの分野で具体的なテーマを持った両市民間の交流が見られるようになってまいりました。それにつれて、議員御自身が経験されましたように、両市民はお互いの文化理解を深め、また、触発し合っております。音楽やスポーツなどの交流を通じては技術のレベルアップ、また、青少年の交流を通じては将来国際交流の分野での活躍が大いに期待できます。今後とも両市民が交流事業を通じて理解し合い、学び合い、触発し合いながら一層発展できるような交流促進を図っていかなければならないと思います。  20周年記念事業もこのことを踏まえ、また、20年に一度のイベントとして市民の皆さんの中に友好の輪が広がり、明るい夢のある内容にすることを目標に企画、計画を進めております。具体的には、20周年記念祭の実施、訪問団の派遣受け入れを予定いたしております。20周年祭につきましては、人々の交流を初め、音楽や食文化、資料展示等を内容とした市民参加型のイベントとし、また、企画段階から市民の方々と共同して実施することで国際交流の意義を実感できるものにしたいと思っております。  訪問団の派遣につきましては、節目の年ということで、両市の4つの市民団体が相互訪問の意向を表明されているほか、カンピーナス市長を団長とされました公式訪問団がことしの答礼を兼ねて来岐される予定でございます。市民訪問団につきましては芸能等の具体的な交流目的を持って相互に訪問する予定でありまして、カンピーナス市当局とも協調しながら友好関係を一層強固にし、まだ十分に知られていない両市のよい面を学び合える場づくりをしていきたいと思っております。  以上でございます。 10: ◯議長(松井逸朗君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 11: ◯教育長(安藤征治君) ハートフルスクエア-Gのオープン記念として具体的な御提案をいただきまして、ありがとうございました。議員御指摘のブックスタート事業は昨年の子ども読書年を契機に世界的に関心が高まり、本を介しての親子の触れ合いにより子供の心をはぐくむ有効な方策として、県内各公立図書館においても検討をされていると伺っておるところでございます。既に川島町では本年4月から県内で初めて4カ月健診のタイミングで実施をされているとのことでございます。私どもといたしましてはハートフルスクエア-Gの図書館開館にあわせ、ブックスタートについての案内書やお勧めの赤ちゃん絵本リストなどを作成し、利用していただくお母さん方に配布したいと考えております。  なお、新生児に対して図書の貸し出しカードを利用したメモリアルカードをプレゼントしたらどうかという点につきましては、乳幼児健診や親子ふれあい教室などの機会をとらえてブックスタート事業運動を啓発しつつ、今後関係部署、ボランティアグループとの調整を図りながら検討していきたいというふうに思っております。  続きまして、子供を褒めて育てる教育についてお答えをいたします。  子供のよさを見つけ褒めることは、議員御指摘のとおり、子供に自信や誇りを育て、その子の個性を伸ばしていくことにつながります。1つのよさの自覚は十の欠点の自覚を生み出すという言葉を聞いたことがございます。他人から認められたり褒められたりして自分のよさを自覚をいたしますと、逆に自分の欠点や不足していることの自覚につながると、こういう意味でございます。逆に欠点や間違いを他人から指摘、まさにされた場合には、素直にそれを受け入れて努力しようという気持ちにはなかなかなれないものでございます。そうした意味で、褒めて育てるということの重要性、大切さというものは同感をいたします。  現在小中学校におきましては教育活動のあらゆる場面で子供のよさを見つけ、そのよさの価値をはっきりとさせながら個性を伸ばす努力をしております。岐阜市青少年育成市民会議や子ども会連合会におきましてもそれぞれに表彰規定を設け、よく努力したり善行のあった児童生徒の表彰をしております。また、地域によってはスポーツでよい成績をおさめた児童生徒を市民運動会で紹介したり、地域の広報で子供の善行を紹介しながら褒めて育てるという動きが見られる所もございます。今後もこうした機運がさらに広まり、それぞれの地域や団体の主体的な取り組みとして展開されていくことを願いながら、また、そのように働きかけをしていきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 12: ◯議長(松井逸朗君) 環境部長、佐藤俊正君。    〔佐藤俊正君登壇〕 13: ◯環境部長(佐藤俊正君) 環境家族の称号プレゼントにつきましての御質問にお答えをいたします。  本市では、市民の皆様に日ごろの生活を振り返っていただき、地球温暖化防止のため二酸化炭素の排出を減らすようなライフスタイルに転換していただくきっかけづくりをねらいとして、平成10年度から環境家計簿エコカレンダーを作成しております。エコカレンダーは希望される市民の方々を初め、自治会、婦人会あるいは環境関連団体など、どなたにも無料で配布し、環境に優しい生活について啓発を行っているところでございます。このエコカレンダーは毎月電気、ガス、水道、ごみ等の量を記録し、二酸化炭素の排出量を計算するものであり、ある程度の手間がかかります。まだまだ多くの市民の皆様に普及する状況には至っておりません。他都市での状況も参考にしながら、より取り組みやすい形式等を研究している段階でもございます。  議員御提案の環境に配慮した生活を実践した家族に環境家族という称号を授与することにつきましては、取り組む市民にとって大変励みになり、さらに、環境意識の高揚にも大変意義あることでありますので、今後実施に向け研究をしてまいりたいと思います。  以上でございます。    〔「議長、32番」と呼ぶ者あり〕 14: ◯議長(松井逸朗君) 32番、大前恭一君。    〔大前恭一君登壇〕 15: ◯32番(大前恭一君) それぞれ答弁をいただきました。それぞれの答弁は基本的には了解をするものであります。少し要望を述べさせていただきたいと思います。  初めに、環境部長でありますが、環境家族の称号授与、プレゼントについてですが、ぜひ早期の実現を要望いたしておきます。質問でも触れておりましたけれども、環境部では立派な実績がありノウハウを持っているわけでありますので、ぜひともやりやすいような工夫を凝らしていただく中で、実現をよろしくお願いしたいということをお願いをいたしておきます。  教育長であります。  今月の5日、参院本会議で子どもの読書活動推進法が成立をしました。この推進法は、子供の読書活動を推進するため国や自治体の責務を定め、具体的な施策を総合的かつ計画的に推進し、子供の健やかな成長の一助とすることを目的とし、基本理念では、読書活動を、子供が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことができないものと定義をしています。市議会公明党として3月議会、9月議会に続いて今回と、ことしだけでも3回目の読書関連の質問であります。未来を託す人づくりに直接影響する大切な施策であります。しっかりとした取り組みを要望するものであります。  今市民に夢のある施策が打ち出せるのは教育だけではないかとも考えるわけであります。教育に予算をつける。だれもが異議のないところでありますので、ぜひとも教育長には御要望を申し上げておきたいと思います。  次に、国際交流についてであります。  しっかりとした取り組みをお願いをいたします。質問の中でも少し触れましたが、今回の訪問団で出発がちょっとおくれた関係で、その後の日程がかなり詰まりまして、日程変更を余儀なくされたり駆け足になったり、大変に充実をした視察であったことを申し添えておきます。せっかくブラジルまで行くわけですから、本当のよさのわかるような、ある程度余裕を持った、こういった日程を組んでいただくことができれば、今後ブラジルにおいでになる皆様に対して大変にプラスになるんではないかなと一言申し添えておきたいというふうに思います。  最後に、中高一貫教育についてであります。  市岐商がこのままでいいとはだれも思っていません。何とかしなければとの思いはだれしも同じです。この5年間のうちに全国の児童数が約60万人減少すると見込まれる現在、学校自体が生き残りをかけた競争時代に突入しているのが現実ではないでしょうか。新たな局面の中で中学校と高校の間のハードルを低くし、受験勉強に偏った授業から生徒の興味や関心に応じた主体的な授業を可能にする中高一貫教育は、教育の質をも転換する決め手としてますます脚光を浴びています。  そんな中、文部科学省が全国で中高一貫校の500校実現を目指し、整備計画の策定を各都道府県や市町村に要請しており、流れは一段と加速されています。答弁にありましたように、創立35周年の実現に向け、強いリーダーシップを発揮され取り組まれますよう強く要望するところであります。  最後でありますが、コラムの一部を紹介しておきたいと思います。  「アインシュタイン博士の印象深い写真がある。相手をからかうように、丸く見開いた目。べーっと大きく出した舌。Tシャツなどにもデザインされた有名なカットである。  常に穏やかで理知的だった博士にしては珍しい。しつこくつきまとう報道カメラマンに舌を出したそうだ。ふざけたしぐさとはいえ、よほどマスコミに対して耐えがたいものがあったのだろうか。  博士ほど捏造された記事で攻撃をされた科学者もいない。ヒトラーと戦ったため、敵は多かった。言論の暴力にさらされた。」と、以下、まだ続きますが、市長という職責にはストレスがいっぱいあると思います。アインシュタイン博士のあの印象深い写真を思い浮かべながら、ストレスに負けることなく、逆にエネルギーとして悠々と市長としての指揮をとっていただきますよう申し上げ、終わります。ありがとうございました。    〔私語する者あり〕 16: ◯議長(松井逸朗君) 10番、森 久江君。    〔森 久江君登壇〕(拍手) 17: ◯10番(森 久江君) 発言通告に従って質問をさせていただきます。  最初に、地下水汚染について環境部長にお尋ねをいたします。  8月から11月にかけて、テトラクロロエチレンによる地下水汚染の追跡調査で厚見地区に新たな汚染地域が見つかり、さらに、西川手7丁目地内ではトリクロロエチレンに汚染されている井戸のあることも判明をいたしました。厚見地区は南部の汚染地域とのかかわりで一部に汚染された所があるという認識でしたが、それとは別に汚染地域が判明したこと、そして、汚染源も今のところ不明ということで大変な問題だと思います。  この地下水汚染の問題は昭和59年にトリクロロエチレン等の排出に係る暫定指導指針が設けられたことを受けて、昭和59年から61年にかけて市内74カ所のテトラクロロエチレン使用事業所の調査を行い、その結果、鶯谷、殿町、岩地、粟野、加納新柳町、それから、加納栄・堀田地区のこの6地点で地下水が汚染されていることが判明したものだということです。岐阜市の環境部環境管理課がまとめた平成13年度版「岐阜市の環境」によりますと、「特に、加納栄・堀田地区においては、南北3キロメートル、東西1.5キロメートルの広範囲の汚染が確認されたが、当時は浄化技術が確立していなかったために、自然浄化に期待をしつつ、モニタリング定点を設定して、経年的に調査を実施していた。」となっています。平成9年3月に地下水の環境基準が設定されたこと、加えて汚染範囲が拡大している可能性があり、平成12年度の調査となりました。ことし2月に岐阜市南部地域の広い範囲にわたってテトラクロロエチレンによる地下水汚染が広がっていることが発表されて以来、市民は大変不安にさらされてきました。  そこで、以下、4点、環境部長にお尋ねをいたします。  1点目は、厚見地域での新たな汚染地域の出現、汚染源が不明、この事態をどのように受けとめておられるのか、最初の昭和59年から61年にかけての調査はどのように行われたのかということです。  2点目は、今後の調査についてです。  厚見地区の汚染源解明は当然のことですが、前からある6地点、そして、今回の厚見地区のほかにもう汚染がないのかどうか、岐阜市域全体に目を向けた調査が必要ではないでしょうか。とりわけ、まだ上水道の本管が引けていないために地下水、井戸水しか使えない地域については最優先でやっていただくことが必要だと思いますが、いかがでしょうか。  3点目は、新たに井戸を掘る方への指導といいますか、地下水汚染の周知の問題です。  今はまだ市民の皆さんの関心も高く心配はないかもしれませんが、必ずしも知っている人ばかりではないと思います。今後どれくらい井戸を掘る方があるのかわかりませんが、後になって知らなかったと言う方がないように、上水への案内も含めての取り組みが必要だと思いますが、いかがでしょうか。  4点目は、汚染地域の浄化対策についてです。  8月末、岐阜市南部地域のテトラクロロエチレンによる推定汚染源の1つと考えられる加納栄町通4丁目地内の旧クリーニング店跡地において土壌調査が行われました。ボーリングによる土壌分析の結果、高濃度の土壌汚染が確認をされ、その浄化対策のため今議会に補正予算が上程されていることは御案内のとおりです。あとの地域の地下水汚染の浄化はどのようにしていかれるのか、お答えください。  次に、介護保険についてお尋ねをいたします。  家族介護から社会が支える介護へという政府の大宣伝のもとに、我が国で5番目の社会保険として介護保険がスタートをし1年半が経過をいたしました。今議会に初年度の決算認定が上程されているところです。介護保険制度は発足当時からたくさんの問題が指摘をされていました。  1つは、65歳以上のすべての高齢者から保険料を徴収するという問題です。  平成13年・ことし5月の資料ですが、市内7万4,180人のうち68.9%、約70%の高齢者は住民税非課税です。住民税非課税というのは生活費しか所得のない人には課税をしないという大原則に立ったもので、憲法25条に定める国民の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障するために国の義務として税制の上で具体化をされ定着をしてきたものです。それなのに家族の中でだれかが住民税を払っているということだけで、非課税者からも保険料を取り立てることは国民の生存権を事実上否定するものです。ましてや無年金で1円の収入もない方から保険料を徴収する。月額わずか1万5,000円の年金からも保険料を天引きするというようなことは本当に許されないことです。例えば、息子さんと同居していて扶養家族になっているが、年金を月額2万円受け取っているとしますと、年金は2カ月に1回の支給ですから、介護保険導入前は1回に4万円受け取ることができました。ことしの10月からは6,000円の天引きです。制度発足当時、保険料に対する国民の大きな批判の声に、政府は保険料を最初の半年間を無料に、次の1年間を半額にするという措置をとりましたが、いよいよこの10月から満額徴収が始まったわけです。  岐阜市では第1段階、老齢福祉年金受給者と生活保護者が2分の1、第2段階、非課税世帯、これが第1段階にそれぞれ減額できることになり大変喜ばれていますが、先ほどの扶養家族になっている人は、世帯でたとえ1,000円でも住民税が課税されていれば減額の対象にはなりません。最低生活費がどれくらいかということを生活保護基準で見てみました。40歳代の夫婦、中学生の子供、それに66歳のお年寄りの家族ですと、年間約322万円です。これと同じ家族構成の家庭が夫の給与収入だけで生活をしているとしたら、その収入が262万円を超えると住民税がかかります。何を言いたいかといいますと、最低生活費と言われる生活保護基準よりも低い生活費で暮らしている家庭でも住民税が課税されているというだけで、第1号被保険者であるお年寄りは保険料が標準額徴収をされ、なおかつ減免もされないというのは納得のできないところであります。これには課税最低限が低過ぎるという税制の矛盾もありますが、保険料の減免の範囲を実態に合わせて第3段階にも適用することが必要だと考えますが、いかがでしょうか。  利用料についてもお尋ねをいたします。  初年度の介護保険会計は約8億6,000万円の黒字となり、9月議会で償還金4億1,700万円が減額補正されたところです。保険給付費が予算の82.1%で22億3,200万円も少なかったのです。居宅サービスの利用限度額に対する利用率は、介護保険が導入された平成12年4月から平成13年2月までの平均で40.5%です。最も介護が必要とされる要介護度が4で利用率は41.4%、要介護度5で40.5%です。本当に必要なところでサービスが利用できていない事態がはっきりしてきました。それぞれのサービスで見ても介護保険導入直前の平成12年3月と1年後の平成13年3月とを比べると、訪問入浴では利用者数で1カ月間に14人、利用回数で103回ふえただけ。訪問看護でも利用者で176人、利用回数で745回ふえただけにとどまっています。これは介護保険になって負担がふえたことに大きな原因があると思われます。  介護保険による在宅サービスの利用が所得に大きく左右され、ぜいたく品に近い利用実態になっていると大阪大学社会経済研究所の大日康史助教授が岐阜県の調査に基づいた分析をしておられます。これは11月4日の新聞報道ですが、調査は各務原、多治見の2市と揖斐、郡上、吉城の3郡で要介護認定を受けた高齢者のいる世帯を対象に昨年11月に実施をされ、対象の72%が回答をされています。「症状が軽いと必要なサービスの量も少なく、低所得世帯でも利用料をあまり気にせず使うが、要介護度が高いと、世話に手がかかるのに経済的負担を気にして利用を控え、家族介護で補っていると考えられる。」との分析です。大日助教授は「原則一割という画一的な自己負担では、利用にブレーキがかかりすぎ、公的保険制度にふさわしくない。低所得層の負担軽減が必要だ」と言っておられます。3月25日付で報道された朝日新聞の全国アンケートでは、利用料の1割負担を独自に軽減するという自治体は実施予定も含めると582で、全自治体数の21%に達しているということです。介護保険導入によって、これまで老人福祉などで行われていたサービスの多くが介護保険に移行し、1割の利用料が低所得者に重くのしかかっていることは事実です。一方で国は介護保険導入でこれまでの負担を2,500億円も減らしました。岐阜市でも平成11年度と比べると12億5,000万円負担が減っています。低所得者の在宅サービスの利用料を3%に減額することは可能だし、すべての高齢者から保険料を徴収するのだから、必要なときにいつでもサービスが安心して受けられるようにするのが市の役割だと思いますが、いかがでしょうか。  次に、基盤整備についてお尋ねをいたします。  岐阜市老人保健福祉計画で特別養護老人ホームの入所定員300床を平成16年を待たずに前倒しをして整備をすることとし、ことし・平成13年4月に100床が整備をされました。来年・平成14年4月に200床が供用開始となる予定です。特別養護老人ホームに申し込んでいるが入所できずに待機者となっている高齢者は2月1日現在で472人ということでした。4月に100床が整備されましたが、まだ372人は待機のままです。来年4月に200床できても相当な数の待機者が残されていることになります。  改めて伺いますが、現在の待機者数と来年度からの福祉計画の見直しの中で特別養護老人ホームの整備をどのように位置づけていくのか、お答えください。  最後に、介護保険周辺整備についてお尋ねをいたします。この中の要介護認定で非該当、いわゆる自立と判定された方のための事業についてです。  生きがい活動支援通所事業、週1回のデイサービス。軽度生活支援事業、週1回の家事援助。生活管理指導員派遣事業、週1回のホームヘルパーの資格のある人が訪問指導する。生活管理指導短期宿泊事業、これは3カ月の間に1週間のショートステイ。この4事業ですが、予算に対する執行率は合計で10%を少し超えた程度です。介護保険が始まった初年度で予測がつかなかった。これまでサービスを受けていた方は大半が要介護認定で自立とはならず、介護保険のサービスを受けることになったという説明を受けましたが、要介護認定そのものが1年半を経過した10月1日現在でも9,000人弱で、65歳以上の高齢者の12%にしかなっていません。言ってみれば、これまでのサービスを受けていた人は要支援、要介護に該当する人がほとんどで、自立とされるような方は余りなかったという証拠です。また、介護保険制度自体がまだなじみがなく、わかりにくい制度になっているからだと思われます。  11月の終わりに私がお会いした68歳の女性は、ぜんそくで治療中、足も痛くて身の回りのことが思うようにできない状態でした。介護保険の説明をしても、まず要介護認定のことがわかるまでに時間がかかる。実際に利用するまでにもいろいろあって、面倒くさくて「もういいわ。」となってしまうんです。だれもが同じだとは思いませんが、とりあえず必要な方には要介護認定を受けていなくてもサービスが受けられるよう弾力的に運用することや、地域の老人クラブなどに出かけてのPR、介護支援センターや民生委員にもさらなる要請が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
     以上で1回目の質問を終わります。(拍手) 18: ◯議長(松井逸朗君) 環境部長、佐藤俊正君。    〔佐藤俊正君登壇〕 19: ◯環境部長(佐藤俊正君) 地下水汚染対策について4点の御質問にお答えをいたします。  1点目の、昭和59年から61年当時の調査内容と、このたび新しく発見されました厚見地区の対応についての所見でございますが、テトラクロロエチレン等を使用する事業場を調査した結果、74カ所に地点を絞り立入調査及び周辺も含めた井戸水調査を実施いたしました。その結果、加納・茜部地区、現在では南部地区と称しております。ほかに鶯谷、殿町、加納新柳町、岩地、そして粟野の計6カ所の汚染地区が確定したところでございます。また、厚見地区の汚染につきましては、議員御説明のとおり、現在におきまして汚染原因が明確となっておりませんので、今後早急に原因究明の調査を進めてまいりたいと考えております。  2点目の、汚染把握のための調査についてでございますが、来年度は昭和59年から61年にかけて調査しましたテトラクロロエチレン等使用事業場及びそれ以後の新規の事業場につきましても調査を実施し、対象物質の使用及び管理の状況、そして、地下水の状況を把握していく予定でございます。  また、本市全域の地下水の状況を把握する目的で地下水の概況調査を毎年実施しておりますが、水道の布設されていない地区に配慮をしながら、この調査地点を29カ所に倍増し監視体制の強化を図ってまいります。さらに、現在確定されております汚染地区におきましては年2回から4回の頻度で地下水を定期的に監視していく計画で、南部地区と厚見地区は合計27地点、鶯谷・殿町地区は13地点で地下水の汚染状況を把握してまいりたいと考えております。  3点目の、新規井戸の指導についてでございますが、市民の汚染井戸水の飲用を防ぐために、汚染地区内及びその近傍で井戸を新設する場合は、施主に対し上水道の利用を指導していただくよう施工関係業者の団体であります岐阜県管設備工業協同組合にお願いをしてまいりたいと考えております。また、現在策定を進めております仮称・地下水及び土壌の保全に関する条例の中で、土壌及び地下水の汚染防止をするための条項を設けるとともに、さらに、一定規模以上の地下水利用者を把握し、地下水の汚染防止と適正な利用の推進に努めてまいりたいと考えております。  4点目の、今後の浄化対策についてでございますが、今年度、南部地区の1つの汚染源と推定されます旧クリーニング所跡地におきまして土壌の詳細調査を実施したところ、テトラクロロエチレンによる高濃度の汚染が確認されました。そのため汚染の拡大防止を目的とした浄化対策を実施するよう今議会に予算をお願いしておるところでございます。また、その他の場所につきましては汚染源と推定される地点であるため、来年度から詳細調査を実施し、その調査結果を踏まえて、浄化対策も視野に入れながら適切な処置を講じてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、本市といたしましては汚染者負担の原則にのっとり水質汚濁防止法に基づく対応をすることとし、緊急性がある場合、積極的な対策を講じてまいりたい所存でございます。  以上でございます。 20: ◯議長(松井逸朗君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 21: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 介護保険について4点の御質問にお答えいたします。  まず1点目の、保険料の減免についてでありますが、震災、火災等災害により被害を受けた方や失業、病気等により所得が前年に比べ激減された方につきましては、申請により保険料が減免されることとなっております。また、納付が困難な特別な経済的理由がある方に対しましても、保険料を軽減できる本市独自の制度をこの4月からスタートさしております。これは保険料第2段階の人の中には年金収入等が実質的に第1段階の方よりも低額である場合があることから、公平性を保つため低所得者対策として実施したものであります。したがいまして、市民税課税世帯に属しておられる第3段階の方につきましては、このような事態は想定し得ないものと考えております。  次に、2点目の、利用料の減免についてでありますが、介護サービス受給に係る自己負担額は1割分を負担することとなっており、その自己負担額を一律に軽減することにつきましては制度の根幹にかかわることでありますので、考えておりません。ただし、利用料の軽減措置につきましては低所得者の方を対象としてさまざまな施策がございますので、それらを十分活用していただくことが大事であると考えております。  続きまして、3点目の、特別養護老人ホームの入所待機者の解消についてであります。  介護保険制度がスタートして特別養護老人ホームの入所待機者は増加の傾向となっております。これは措置の時代とは違い、施設への申し込みが直接できるなど手続が簡単になったり、家族介護の考え方に変化が出てきたことがその要因と思われます。本市におきましては、予想される入所希望者の増加に対応して介護保険事業計画を前倒しして300床の整備を図っております。このうち100床はこの4月から入所が始まり、残る200床も現在整備中であることから、入所待機者の緩和が図られるものと考えております。なお、入所待機者数につきましては10月1日現在673人となっておりますが、実態は入所の順番が参りましても申込者側の都合から直ちに入所できる方々ばかりとは思われません。  いずれにいたしましても、来年度見直しをする介護保険事業計画において新たな整備方針を決定し、待機者の解消に努めてまいりたいと存じます。  最後に、4点目の、介護保険周辺整備事業につきましては、介護保険制度の円滑な実施の観点から、高齢者が要介護状態に陥ったり状態が悪化することがないように、介護予防施策や自立した生活を確保するための事業として、軽度生活支援事業や生きがい活動支援通所事業などを実施しているところでございます。この事業は原則として介護保険制度から漏れた虚弱な方を対象とした制度であり、現在、基幹型在宅介護支援センター、地域型在宅介護支援センター及び地域の民生委員との連携の中で実施をいたしております。しかし、介護保険の認定を受けていない方でありましても、在宅介護支援センターの意見等により事業を利用すべきと判断した方に対しましては適用をいたしており、ケースによっては柔軟に対応しておりますので、御相談をいただきたいと思います。  以上でございます。    〔「議長、10番」と呼ぶ者あり〕 22: ◯議長(松井逸朗君) 10番、森 久江君。    〔森 久江君登壇〕 23: ◯10番(森 久江君) それぞれお答えをいただきましたので、要望と再質問をさせていただきます。  地下水汚染ですが、市内74カ所のテトラクロロエチレン使用事業所とその周辺も含めて調査をした結果、さきの6地点で地下水汚染が確認をされ、モニタリング調査も行ってきた。テトラクロロエチレン使用事業所にも指導を徹底してきた。そうなら、汚染範囲が広がることはあっても新たな汚染地域が出てくることはないという理屈になるわけですけれども、実際にはそうではなかった。昨年大問題になりましたPCB入りの蛍光管が破裂した事故でも、最初調査をして疑いのあるものは撤去したはずだったのがああいう事故が起こって、調べてみたら2,000を超えて残っていたわけです。同じような事態を二度と再び起こさないために一刻も早くきちんとした調査を行っていただきたいと思います。  モニタリングの調査地点を29カ所に倍増するということですが、これで本当に市域全体が網羅できるのかどうか、もう一度お答えをいただきたいと思います。これは前に私がお尋ねしたときも29地点をふやしてということでお答えをいただいていたところです。そのときは、これで万全かというふうに私も思っていた節がありますけれども、2.5キロメッシュに区切って調査をするというものだったと思います。今回厚見地域で汚染地域が出たのは、汚染範囲が0.13平方キロメートル。トリクロロエチレンで汚染されていた範囲は0.05平方キロメートルです。2.5キロメッシュでは、もしあったときに見つかるのかなあという不安が残ります。一定調査結果が出たところで次からは29地点というのはわかりますが、まずは、もっと細かく調査をすることが必要なのではないでしょうか。  それと、あとは了解ですが、汚染地域の浄化対策も、できる限り早く取りかかっていただきたいと思います。  介護保険です。  特別養護老人ホームの待機者が10月1日現在で673名、直ちに必要な方ではないと思われる分もあるというお答えでしたけれども、全高齢者から、65歳以上の高齢者から保険料を徴収する以上、必要な方にきちんとサービスが行き届くようにしなければならないと思います。来年4月に200床完成しても473名の待機ということで、まだまだ特養は不足状態です。保険料は年金から天引きでいや応なしに取られる。要介護認定でも必要とされる状態なのに、施設がないばっかりに待たされる。いつ入れるのかもわからない。    〔私語する者あり〕 これは大変な事態だと思います。見直しの中で盛り込んでいくということでしたが、その場合にですね、小規模でも中心市街地に建設をしていく、できるだけ住居に近く、家族や友人が気軽に訪問できる施設を念頭に置いてやっていっていただきたいと思います。そういう決意があるかどうか、もう一度お答えをいただきたいと思います。  次、保険料についての減免は、市の条例では大変ありがたいことでした。その上で、第2段階と同じような状況なのに第3段階となっている方にも目を向けてほしいということです。第3段階の中には、直近の資料でもですね、2万9,388人のうち4,988人、約17%の方は保険料の普通徴収の方です。普通徴収というのは1万5,000円以上の年金を受け取っておられる方は天引きですから、天引きじゃない方、年金があっても1万5,000円未満あるいは無年金、そういう方です。市内の高齢者の中には、例えば、先ほど申し上げましたように生活保護基準に近いような生活の状態がある場合もあるということ、第2段階と同様または低い実態があるということを実際に認識しておられるかどうか、この点についてもう一度お答えをください。  利用料については、言われるように国の制度ですから自治体としての限界はあると思います。国がもっと負担をふやして制度として1割の自己負担を減らしてくれれば一番いいわけですが、実際のところそうなっていない。全国の多くの自治体が独自の減免の努力をしているのは、財政に余裕があるのではなくて、せっかくの介護保険という制度が利用料が払えずに手控えざるを得ない住民の立場に立って、やむにやまれず減免をしているわけです。国への要望も大いにやっていただきたいと思います。  軽減策をさまざまと言われましたが、これは激変緩和のホームヘルプサービスを今まで使っていた方が3%で使えるという制度や、あるいは社会福祉法人のサービスなら利用料は5%でもいいということだと思いますけれども、これにしても社会福祉法人が身銭を切ってのことで、市は何も痛まないいうことです。減った分が収入の1%を超えたときにはその分を県と市で補てんするそうですが、こういう例はこの間に1施設であっただけということでした。どちらにしても、片方で1割の利用料に泣く住民がいて、片方で給付が予算の2割近くも使われないという状態では、利用者にしてみれば納得のいかないところだと思います。  利用料についてはそういうことで、全国の自治体でもいろいろ経験があるわけですので、今する予定はないと言われましたけれども、もう一度研究をしていただきたい、そのように思います。  周辺整備については努力をしておられるということで了解ですが、自立の方がこのサービスを利用しながら要支援や要介護にならない、自立であり続けられるように、気軽に利用できるように配慮をしていただきたいと思います。  以上で再質問を終わります。 24: ◯議長(松井逸朗君) 環境部長、佐藤俊正君。    〔佐藤俊正君登壇〕 25: ◯環境部長(佐藤俊正君) 29地点の調査でよいのかというような再質問であったかと思います。  このことは国、県に定めるモニタリング方法により、市といたしましてもきめ細かい調査を現在行っておるところであり、この方法は適当な方法であると考えております。今後必要に応じまして細かいさらなる調査が必要のある場合は、その都度考えてまいりたい、このように思っております。  以上でございます。 26: ◯議長(松井逸朗君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 27: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 再質問にお答えいたします。  2点の御質問があったと思いますが、まず最初に、小規模の特養について中心市街地での立地についての考え方ということでございます。  市内10カ所の特養は入所定員が50名から110名となっております。余り少人数では経営上難しいこともあるのではないかという思いもいたしております。また、国は今後、特養のあり方につきまして、施設そのものを10人前後を生活単位とする幾つかのユニットケアに分けることを推進していくということを言っております。仮に定員が100名でございましても、ユニットごとで少人数の家庭的雰囲気の中でサービスが提供されるのではないかというふうに考えます。  いずれにいたしましても、特養の立地につきましては地域性を考えたバランスも大切でございますので、この方向で施設整備に臨んでまいりたいと思います。  次に、保険料の第3段階の方が第2段階の方よりも所得の低い、いわゆる逆転現象についてどう思うかというようなことだと思います。  中にはそういったケースもあるかと思います。が、世帯全員が住民税課税か非課税かによりまして段階が決まってまいります。課税世帯に属されている方につきましては現行制度上やむを得ないものと存じます。しかしながら、どうしても何らかの理由で保険料の支払いが困難な方につきましては、個別に事情をお伺いし、分納の相談等に応じてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。    〔「議長、10番」と呼ぶ者あり〕 28: ◯議長(松井逸朗君) 10番、森 久江君。    〔森 久江君登壇〕 29: ◯10番(森 久江君) 保険料ですが、    〔私語する者あり〕 介護保険の保険料です。大変な方については分納の相談にも応じていくのでというお話でしたが、私はどうしてもその第3段階で第1段階や第2段階のような状況があるというそのことをきちんと認識をしていただきたいし、そういう人に対して救っていくといいますか、困っている人にきちんと対応していく。利用料についてもそうですけれども、そういう立場にやっぱり福祉のところていうのは一番市民が大変なところというのか、市民の生活を救っていく場所ですから、そういう立場でやっていただきたいというふうに思います。  以上です。 30: ◯議長(松井逸朗君) 13番、高橋 寛君。    〔高橋 寛君登壇〕(拍手) 31: ◯13番(高橋 寛君) それでは、順次質問さしていただきます。  最初に、青年講座全廃と青年対策について教育長にお伺いをいたしたいというふうに思います。  御存じのように、青少年会館は岐阜市内の5つのブロックに6つの会館を設置をしているわけでありまして、その中で各講座も行われてきたわけであります。この「岐阜市の教育」を見ますと、その目的の中に「青少年の健全な仲間づくりの機会となるさまざまな事業を行って、サークル結成や育成についての指導、助言を行うことを目的にする。」と。年間2期に分けて実施する定期講座もその一環として位置づけられているものでありまして、「生活技術、趣味、スポーツを主とした基礎学習を通じて、同じ世代の仲間同士の交流を深め、サークル化を図ることを目的とする。」と、こういう趣旨で講座が行われてきたわけであります。どういう講座が行われてきたかといいますと、英会話、フランス語、中国語、手芸、着つけ、せん茶、生け花、ふるさと太鼓、テニス、卓球、エアロビクス、料理、手話等々164の講座が行われまして、延べ638回行われているわけです。これは平成11年ですけれども。ただ、平均しますと、そのどの講座も前期、後期に分かれておりまして、8回から10回ぐらいに分けて講座が続けられるわけですけれども、平均1講座に参加している人員は15人ということで非常に少ない人数になっているわけです。しかし、いろいろ問題があったと思うんですが、いきなり全廃であります。これは12年度から全廃をしてるわけですけれども、6館全部そろってこれを全廃した理由は一体何であったのか、お聞かせをいただきたいと思います。  全廃をするというときにですね、青年の人たちから、こういうものの復活を望む声がなかったのかどうか、それについてもお聞かせをいただきたいというふうに思います。  理由としてですね、青年は自立した方がよいというのが全廃の理由のようでありますけれども、今申し上げましたように、原因は参加者が大幅に減少している、このことがきっかけになってるのではないかという気がしてなりません。例えば、1つの講座について集まりが悪いということであれば、別の講座を考えるとか、内容を充実していく、あるいは青年の声を聞いて、それに合わせた講座に変更していくと、こういうことが必要ではないかというふうに思うんですが、そういう検討が行われてきたのかどうかについてお聞かせをいただきたいというふうに思います。  青年は自立した方がよい。それは確かにそのとおりでありますけれども、では、現在青年は自立しているととらえておるかどうか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  自主サークルも生まれているようでありますけれども、そういうものに対する支援策、どのようにお考えかもお伺いしたいというふうに思います。  総じて青年に今何を期待しているか、この点についても教育長のお考えをお聞かせをいただきたいというふうに思います。  次に、ホームレスの対策について市民部長、保健福祉部長にお伺いをいたしたいというふうに思います。  全国で約2万人いるというふうに言われておりまして、実数は3万人にふえてるんではないかというふうに指摘されております。50代から64歳が約6割を占めているというふうに言われてます。いわば働き盛りとまだ言える年代の方がホームレスになってるという実情があるわけです。さらに、5大都市──東京、大阪、名古屋、川崎、横浜、こういう所に集中しているのも1つの特徴だというふうに言われております。この議会でも各議員の方が雇用対策について相次いで質問をされております。5.4%という失業率の影響というのは大変大きいということの実態のあらわれではないかというふうに思ってるわけですけれども、社会世相を反映した状況ではないかというふうに思っております。  それで、1つ目には、市内のホームレスの実態をどの程度把握されているのか、また、人数はどの程度になっているのか、お聞きをしたいと思います。市民部長にお聞きをします。  それから、もう一点、ホームレスの人たちと地域住民とのトラブルあるいは住民からの苦情相談について現状はどうなっているか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  次に、保健福祉部長にお聞きしますが、ホームレスの自立支援の臨時措置法案が成立する見込みでありました。これは民主党が単独で最初は提出をしておったんですが、継続審査になりまして、その後、自民党との共同提案でいこうということで、ほぼこの臨時国会で成立する見通しがついておったんですが、ある政党が横やりを入れまして、    〔私語する者あり〕 結局はまた棚上げになってしまったという、こういう状況ですね。まあ、まず来春には成立するかというふうに思いますけれども、    〔私語する者あり〕 その法案の内容はどのようなものになってるかというふうに申し上げますと、国や地方自治体に対して、1つは、自立の意思があるホームレスには雇用や就業機会、安定した住居を確保し、健康診断を実施する。2つ目には、ホームレスになるおそれのある人には雇用を確保し、生活相談を行い、ホームレスになることを防止する。また、ホームレスに対して宿泊場所を提供し、生活必需品を支給するなど、総合的な施策の実施を国や自治体の責務ということで求めてる。これが臨時法案の趣旨であります。さらにはですね、自治体にも具体的な実施計画をつくるように義務づけているわけであります。こういうまあ総合的な施策について間もなく法律化されようとしているわけですけれども、この自治体の責務という内容についてどのようにとらえておられるのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  もう一点は、ホームレスになるきっかけとしては家庭崩壊あるいは失業というものが引き金になってるというふうに言われてるわけですけれども、市のワークシェアリングや、あるいは生活相談など、こうしたものの充実についてのお考えはあるかどうか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  次に、温泉掘削事業について経済部長、それから総務部長にお伺いをいたしたいというふうに思います。  工事は今、長期間中断したままになっております。で、もともとこの温泉掘削事業というのは、観光事業の支援と、あるいは高齢者福祉などに利用していこうという考えから計画をされたものでありまして、中川原の1丁目における掘削工事がわずかの期間行われて、その後中断をしているわけであります。そこで、この掘削の工事ですが、工事費は1億1,235万円ということになっておりまして、消費税を引きますと1億700万円の工事になっているんです。しかし、この工事については入札で行わず随契という格好で行われまして、前渡金として4,280万円が業者の方に渡っているわけであります。ただし、温泉が出るかどうかの調査については、これは入札で行ってるわけであります。で、なぜ調査の方で入札を行いながら工事、本体工事では随契にしたのかということをお聞きしますと、調査した会社の結果について他の会社に責任を負わせることはできないから、調査をした会社に引き続きその工事を行ってもらうということで、成功報酬制度というものを取り入れて契約をしたから随契になりましたという説明でございました。これがまあ岐阜市の工事請負契約書の中身でありまして、1億1,235万円というふうになってます。  で、同じ金沢市にあります北陸地下開発株式会社と契約をしている武芸川町の温泉掘削の工事ですけれども、これは既に終了してるわけですけれども、8,999万9,700円、約9,000万円という契約です。同じ業者ですので、工法も、それから掘削の坑径もケーシングパイプを利用するという方法も全く変わりがないわけです。    〔私語する者あり〕 そういう契約で9,000万円ていうふうになってるんです。実際は契約に至ってないわけですけれども、同じ北陸地下開発株式会社で洞戸の方で掘削をしようというその見積もりが出ておるわけですが、これが約5,480万円というふうです。これは確かに1,000メーターまでの見積もりですから、その先の単価について計算をしますと、例えば、あと500メートル追加で掘ったとしますと950万円のプラスですから、しかも、この業者は5,480万円を5,000万円でやらしてほしいというふうに言ってきたということですから、    〔私語する者あり〕 1,500メーターまで掘っても5,950万円で済むということになるわけですね。    〔私語する者あり〕 で、武芸川町は1,400メーターの掘削の予定でありました。    〔私語する者あり〕 で、前金として1割出しただけで、岐阜市は4割負担をしているわけです。これでですね、単価を計算しますと、武芸川町の場合は約1メーター当たり5,891円というふうになります。これを岐阜市に当てはめてみますと9,425万円というふうに試算できるわけであります。単純に先ほどの1億700万円から引きますと1,274万円高い、こういうふうになるわけですが、これが入札ではなく随契にしたことによる結果であるとすると問題があるのではないかというふうに思います。    〔私語する者あり〕 で、例えば契約の中身はですね、温泉が出たらお金を払いますという契約になってるわけですね。1,600メーターの計画で1,300メーターでもしお湯が出たら300メーター分は返してくれるかというと、そうではないんです。で、1,600メーターで出ずに1,800メーターまで掘れば200メータープラスするかというと、そうでもない。とにかく温泉が出たらお金を払いましょうという、ちょっと山師的な契約の内容になるわけですけれども、いずれにしても、温泉が出たら金を払いますよということは、入札の場合でもそういう特約条項は設けれるはずですが、まだまだほかにも温泉を掘削できる業者はいるわけですが、なぜ随契にしたのか、お伺いをいたしたいというふうに思います。  総務部長にお伺いをいたします。  契約課の方にお話を聞きましたら、経済部が積算をした予定価格で随契の方針を出してきたと。で、その出してきたその中身について妥当かどうかを、あるいは入札とすべきかということを検討をいたしましたと。したがって、契約内容について審査した結果、随契について妥当だというふうに結論を出しましたということになっておるんですが、今申し上げましたように、随契を認めた結果、割高な工事になったわけですから、それについてどのようにお考えか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。    〔私語する者あり〕  経済部長にお伺いをいたしますが、温泉についてですね、現行での続行というものを考えておられるようであります。もともとこの計画自体が不十分であったというふうに私は思ってるわけですけれども、これからの取り組みの方針として、新しい視点に立った計画の遂行というものを考えていく時期にあるのではないかというふうに思いますが、その点についての御所見を伺いたいというふうに思います。  次に、正木北部土地区画整理事業に関連して都市計画部長にお伺いをいたします。  この整理事業は、鷺山、下土居、正木の一部、約15ヘクタールを整理するものであります。平成3年12月27日から平成15年3月31日が事業施行期間になっておりまして、総事業費は約20億円であります。市の分担金あるいは助成金は4億6,837万円の負担になっているわけであります。しかし、この事業に関連して、ここ数年解決できない大きな問題が残されているわけであります。ちょっと市長さんと都市計画部長さんはこれをお渡ししますので、ごらんいただきたいと思います。    〔高橋 寛君降壇後、再登壇〕 32: ◯13番(高橋 寛君) (続) ちょっと小さいもので申しわけないんですが、このピンク色に塗ったのが決定をされた都市計画道路です。それで、この青い線がずうっと県道でして、岐阜大野線という県道が走っておりました。この黄色い敷地は白山神社の敷地になっております。県道に面してこの土地があったわけですね。ここは鷺山の農協です。で、ここに鷺山分団、消防の鷺山分団の車庫等があったわけですね。こういう状況の中でこの都市計画道路の決定を踏まえて、この赤い線の上が区画整理の区域に塗ってます。それで、もともとこの都市計画道路を設定したときにですね、ここの部分が保留地になってくることはもう当然予測ができたわけです。しかし、それについて地元の了解を得ずに区画整理事業に入ってしまったために、そこでいろいろな問題が起きてまいりました。
     何が起きたかといいますと、1つは、ここの部分が換地をされたんです。緑の部分が換地をされたんですね。北消防団の車は県道に向かって上へ出とったんです。そこの入り口をふさいでしまったんです。しばらくの間は更地にしておいて出れるようにしておったんですが、この問題が発生してから、この換地を別の場所とかえてくれという組合からの要望があったけども、そんなことされたらどもならぬということで、ここの方はブロックでこれ囲っちゃったんです。したがって、消防車は出入りができなくなったんです。今は消防車はどうなってるかというと、北消防署に消防車は預けておるわけです。そういう状況の中で、今工事が行われて車がこちらへ出ていたものを、ここは火の見やぐらがあるんですが、こちらの道路へ出てこういうふうに出てくという格好で、今改造工事がありまして、12月の15日までかかるそうです。もう一つは、ここに8軒の住宅がありました。斜線の所ですね。それが県道に面しておったんですが、県道はなくなってしまって、こちらに道路ができたことによってここに保留地ができた。自分の前があいてしまったんですね。したがって、ここは全部それぞれに仕切って、この8軒の方に買ってもらうという事態になったわけです。もちろん区画整理区域外です。で、この白山神社についても、もともとはここに集積場で大根をここで集めておったんですね。それがアグリパークの方で集めることになったもんですから、ここが要らなくなったということになったわけですけれども、もともとトラックなどが入る入り口がここにあったんです。それを保留地がここに来たもんですから、この入り口が使えなくなったということで、こちらに入り口をつけ直したわけですね。こういう状況になって、今この保留地をどうするのかという問題を含めてですね、財産権の侵害ではないかということでもめておりまして、いまだにまだ解決をしていないというのが実情でございます。ここは鷺山の小学校ですから、位置的にはよくおわかりだというふうに思います。  そういう背景にあるわけですけれども、それで、白山神社はですね、平成13年の6月27日付で審査請求を行っております。で、これについて市長名でこの審査請求を却下しているわけであります。で、請求の要旨なんですけれども、今まで60メーター県道に接道していたのが23メーターに縮小されてしまった。これは財産権の侵害ではないかということが1点。2つ目はですね、区画整理の事業区域外であっても組合から何らかの協議があってしかるべきだが、今日に至るも全く協議がされていないと。それから、3つ目には、今の消防車庫について接道ができなくなって大きな障害になっているこの改善策が、その当時ではまだ示されていないということが述べられております。それから、4点目には、この審査請求ができる処分を知ったのは13年5月3日であるから、十分に審査請求の期間の要件を満たしていると。こういう主張を行ってるわけですけれども、これに対して市の方は、60日の期間を過ぎてるからだめですよということで、却下の結論を出しているわけであります。しかし、問題はですね、今言いましたように、1つ目の財産権の侵害ではないかという問題、あるいは協議がなかったという問題、消防の車庫の問題等について全く答えてないんですね。これについてどのようにお考えか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  2つ目には、都市計画道路の決定がまず行われて、これを軸にして区画整理の範囲等が決まってくるわけですけれども、こうした点から考えますと、やはり岐阜市にも責任が十分あるというふうに私は思います。で、請求却下の理由にですね、こういう文書があるんです。処分があったことを知った日というものが基準になるわけですね。それから、60日以内に不服審査請求しなさいということになるわけですけれども、白山神社が平成11年12月21日付で組合に出している文書があるから、当然神社はこの平成11年に知り得ているはずだと。したがって、それから、60日以内のやつが実際は1年8カ月もたってるから、もう無効ですよという却下理由になってるんですが、裏を返せば、岐阜市が白山神社がこういう問題を指摘をして、こういう問題が発生しているということはわかってたはずなんです。わかってたんなら、組合と協力をしてなぜ対応をしなかったかということが疑問に残るわけですが、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。  次に、消防長にお伺いしますが、この鷺山分団の建物が県道から外れて出入り口がふさがれたわけでありますけれども、この問題について事前に協議あるいは相談があったのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  2つ目に、分団の消防自動車を北消防署が預かっているわけですが、どう対応するつもりであったのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  3つ目に、分団車庫の改造費用について負担をしているのかどうか、お伺いしたいというふうに思います。  それから、もう一度都市計画部長にお伺いをいたします。  白山神社の氏子総代会あるいはJAのぎふ鷺山ですね、この理事会、区画整理組合の役員、こういう方々はほとんど地元の有力者から選出をされてるんですよね。そういう方がなかなか意見が合わない。複雑に絡んでる。先ほどの保留地の所、白山神社に「買え。」というふうに組合は言う。白山神社は「何でそんなものおれんとこが買わなあかん。」というふうに文句を言う。じゃあ農協は「白山神社が買わなければ農協がここへ建物をつくって後ろに駐車場をつけるで、白山神社に交換せよ。」と言う。「何をばかなことを言うか。」ということで、また今度は白山神社が怒る。ほうすと、今度、中から「分団が入り口がふさがれたから分団をここへ持ってきたらどうか。」という案が出てくる。ということで全く話がまとまらないという状況で現在に至ってるというところでございます。  いずれにしても、この問題、市が早く対応しなかったからこういう問題に広がってきたというふうに思いますが、これにどのように対応し解決するおつもりか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  それから、もう一点は、こういう問題っていうのは往々にして発生する問題だと思うんです。区域外であってもそういう利害関係が生まれてくるという区画整理事業というのは当然これからもあると思います。こういう例に対して今後はどのように対応されていくおつもりか、その点をお伺いしまして、第1回目の質問を終わらさしていただきます。(拍手) 33: ◯議長(松井逸朗君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 34: ◯教育長(安藤征治君) 青年講座の廃止にかかわる御質問にお答えをいたします。  青少年会館における青年講座は昭和40年代ころ、中学校卒業後の若い勤労青年等を指導、教育するという立場から、お茶、お花、英会話など、さまざまな講座をそれぞれの会館において開設をしてきたものでございます。しかしながら、今日、青年の高学歴化も進み、青少年会館に集う青年たちも高年齢化してまいりました。また、習い事等については、学びたい人が学びたいときに学べるようなカルチャーセンター等もあちこちに開設をされてきました。したがいまして、平成12年度からは行政提供型の青年講座を廃止し、青年の自主運営や自主活動についての支援強化を図ることといたしました。市民オーナーシップの精神のもと自分たちで活動するように努めてほしいという願いに基づくものでございます。現在、廃止をして2年目を迎えておりますが、青年たちによる自主サークルとしての活動は継続しており、講座から発展したサークルの一部に講座の復活を望む声もありましたが、サークル連絡協議会では、青年たちがみずから主催する青年自主講座を来年2月から開催する動きなどもございまして、自立の1つのあらわれと喜んでいるところでございます。  2点目の御質問は、その青年講座を廃止した原因及び経過についてでございますが、見直しの過程で、青年のニーズや学習内容等を検討しつつ技能習得のための講座を縮小したり、受け身的な学習から主体的な実践活動につながるような講座も実施してまいりましたが、議員御指摘のとおり、講座参加者の減少傾向が見られたことも事実でございます。その背景には、青年人口の減少や価値観の多様化、社会環境の変化等があったと考えられます。  3点目の、青年が自立しているかどうかの認識ですが、これは見方によって大きく異なるのではないかというふうに思います。現在会館を利用してきた青年たちの中には、子供たちのアウトドア活動や子どもフェスティバル等を支援したり、地域の盆踊りを開催するなど、社会参加、ボランティア活動に参加する青年も育ってきております。しかし、こうした活動に参加する若者が高年齢化したり固定化していくのが現実でございます。青年が元気であると町も活気づきます。あすを担う青年たちには、地域での社会参加、社会貢献につながっていくような活動も期待したいものでございます。しかしながら、人間のライフステージで考えますと、青年期は精神的にも生活的にも生活そのものも一番外に向かって、枠にとらわれないで広がっていく時代でございます。その意味からは地域活動よりもむしろ職場や趣味仲間での活動が多くなり、地域青年団や組織としての活動には難しい面がございます。したがいまして、職場での職域でのつながり、目的を同じくする若者のつながりなど、広範な活動も視野に入れ、若者の意識や考え方、気持ちを大事にしながら、どのように支援していったらよいかを考えていかなければならないというふうに思っているところでございます。  以上です。 35: ◯議長(松井逸朗君) 市民部長、飯沼隆司君。    〔飯沼隆司君登壇〕 36: ◯市民部長(飯沼隆司君) ホームレス対策についての御質問にお答えいたします。  1点目の、実態把握につきましては、市民からの通報や警察との合同パトロール等により行っております。人数につきましては、点々と場所を変更されることや一斉調査が難しいことなどから、正確な人数の把握には至っておりませんが、推計では50人程度であり、大都市に見られるような急増現象は起きてないというふうに認識いたしております。  2点目の、地域でのトラブル、苦情につきましては、小さなお子さんをお持ちの御家庭や高齢者世帯などの日常的な不安、商店街における営業上の障害等々、種々の相談、苦情が寄せられており、警察や施設管理者等の関係機関と連携をとりながら指導、助言を行っております。しかしながら、このような対症療法的な対応は根本的な解決策とはなり得ませんし、市単独の対策では、いわゆる呼び寄せ効果の問題や財政的な限界もあることから、現状に即した広域的、総合的な法制度の必要性を痛感しているところであります。  以上でございます。 37: ◯議長(松井逸朗君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 38: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) ホームレス対策についてお答えいたします。  まず、臨時措置法案につきましては、ホームレスに対し就業の機会、雇用の確保、住環境の整備、医療の提供等により自立を促すことなどを施策の目標としておりますけれども、いずれにいたしましても、法案が成立し国の基本方針が策定されるのを待って、保健福祉部としてこの対策について何ができるのか、関係部局とも協議をしてまいりたいと考えております。  次に、生活相談などについての考えでございますが、ホームレスに至る要因は、社会経済的背景や個人的要因が複雑に絡み合っているものと考えられ、その背景によって生活相談そのものも変わってまいります。現在のところ、関係する部局がその時々において相談を受けているといった状態でありますが、今後、法案等具体化する中で、関係部局と連携をとりながら具体的な検討を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 39: ◯議長(松井逸朗君) 経済部長、多田喜代則君。    〔多田喜代則君登壇〕 40: ◯経済部長(多田喜代則君) 温泉掘削事業についての御質問にお答えをいたします。  温泉開発は温泉資源探査結果に基づいて地下1,600メートルの深さにある泉源を掘り当てるものであります。調査技術の精度が高まったとはいえ不確定要素が存在することから、事業結果に若干のリスクを伴うことは否めません。そこで、発注者である本市といたしましては、このリスクをできるだけ避けたいという思いから、契約において成功報酬方式を採用することが妥当であると判断をいたしました。しかし、その契約に際しまして、調査会社以外の会社にその調査結果に責任を負わせるような競争入札方式は、発注者の責任として適当でないと判断したことから、調査会社との随意契約を希望したところであります。  また、事業費につきましては、各市町村の事情や掘削場所の環境等により単純に比較できるものではございませんが、設計積算は適正であり、近隣市町村の実績から見ても妥当な価格での契約であったと確認をしております。  次に、新しい視点に立った計画の遂行を考える時期ではないかとのことでありますが、温泉資源探査の結果が限られた区域であることから、現在の掘削地に決定した経過がございます。しかしながら、掘削地の地下には砂れき層があったことから、騒音と振動が当初予想した以上のものがありました。そこで、近隣住民の方々の理解を得ながら工事を進めようとの思いから、4月6日以来工事を中断し工事への御協力をお願いしてまいりました。本来温泉掘削工事の騒音、振動についての法的な基準はありませんが、類似工事の基準を参考にしつつ、工事時間の短縮や最新式機械の導入などの振動・騒音対策を施し、騒音・振動測定器による監視、建物損害補償等を提案してまいりました。ところが、いまだに御理解が得られていない状況でございます。  いずれにいたしましても、温泉開発は本市のイメージアップ、さらには、観光事業の活性化につながるものでありますので、近隣住民の方々に御理解と御協力をいただくよう現在地における事業推進に向けて最大限の努力をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 41: ◯議長(松井逸朗君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕 42: ◯総務部長(高田幸和君) 随意契約についてでありますが、温泉掘削事業は温泉の探査調査業務委託と掘削工事の2つに分けて事業が進められ、個別に契約依頼があったところであります。昨年5月には温泉探査のための温泉資源探査調査業務委託を指名競争入札で実施をいたしております。また、その後、温泉井掘削工事の発注につきましては、発注課から成功報酬方式をとることにより1社随契を希望する旨の書面が添付され、昨年12月に契約依頼がありましたので、契約方法につきまして岐阜市建設工事請負業者選定委員会を開催し、その理由の内容について審査をしたところであります。  本工事においては、湯量、温度などの各種条件をクリアし、確実に発注者の意図とするものを確保することが求められております。したがいまして、発注者の意図するものを確保できた場合には全額を支払い、確保できない場合は全額は支払わないという成功報酬方式により、温泉資源探査調査業務委託を行った業者が責任を持って掘削工事を施工することが適切と判断し、1社随契を決定したものであります。この決定に従い地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定を適用し、随意契約を行ったところであります。  また、随意契約のため割高となったのではないかという御質問でございますが、有利な価格で契約を結ぶことは、競争契約であろうと随意契約であろうと、すべての契約方式に適用される不変の大前提であります。今回の契約金額につきましては適正な設計金額に基づく予定価格の範囲内でありますので、適正であると判断をいたしております。  以上でございます。    〔私語する者あり〕 43: ◯議長(松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 44: ◯都市計画部長(小林 忠君) 正木北部土地区画整理事業に関する御質問に順次お答えします。  白山神社との県道接道間口に関する問題につきましては、平成2年、正木北部土地区画整理組合の設立準備段階に行った公安委員会との都市計画道路太平町下西郷線の交差点などの道路協議により、交差点位置が当初の計画から東へ移動したため、地区外白山神社の前面道路でございます県道岐阜大野線の配置も見直され、その結果、神社敷地の接道延長が半減したものでございます。このため市は組合にこの課題を解決すべく、換地設計において神社敷地前に保留地を配置し、この問題に対応するよう指導してきた経緯がございます。  まず1点目の、審査請求に関する御質問についてでございますが、財産権の侵害につきましては、北側県道との接道延長が減少したことにより資産価値の低下が生じたと考えております。    〔私語する者あり〕  次に、組合から白山神社への協議がなかったことにつきましては、神社との問題は組合内部で検討されておりましたが、事業の進捗状況を見た上で協議を始めようと考えていたため、神社からの要望を受けて協議を始めることになったものでございます。  さらに、自動車の出入りに支障を生ずる問題でございますが、組合は車庫の移転も含め検討を重ねる中、過日消防車の出入り口のつけかえをすることで関係者との協議がまとまり、今月の中旬にも完成するとの報告をいただいております。  2点目の、都市計画道路と区画整理の関係についてでございますが、都市計画道路太平町下西郷線は昭和42年に広域的な見地から都市計画決定されたものであります。その後、平成3年に正木北部土地区画整理事業の事業計画を受けて、都市計画道路太平町下西郷線の都市計画変更がされましたので、事業に伴います問題は施行者である組合が解決すべき問題と考えております。また、問題解決に向けてなぜ対応しなかったとの御質問でございますが、白山神社からの要望書が提出されてからは市は組合に対して協議を指導してきたところであり、過日も協議を継続して早期に解決するように書面にて組合を指導したところでございます。  3点目の、白山神社の問題解決の方法につきましては、関係当事者間で円満に解決されるよう今後とも指導してまいりたいと考えております。  最後に、地区外への今後の対応策についてでございますが、直接または間接的な利害問題につきましては、地区内外を含めて組合設立の準備段階から課題の整理に努め、事業を円滑に進められるよう組合を指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 45: ◯議長(松井逸朗君) 消防長、高橋澄夫君。    〔高橋澄夫君登壇〕 46: ◯消防長(高橋澄夫君) 鷺山分団本部にかかわる3点の質問についてお答えをいたします。  1点目の、事前相談につきまして、正木北部の土地区画整理事業に伴います鷺山分団本部車庫への影響につきましては、事業計画を知りましたのが平成9年ごろと記憶しております。その後、車庫の機能回復の方法について区画整理組合と協議を重ねてまいりました。  2点目の、預かった理由につきまして、改造工事期間中の消防車につきましては、同じ鷺山地域にあります北消防署に一時的な車庫として利用し分団活動を実施しているところであります。  3点目の、改造費用につきまして、現在消防車の出場に支障がないよう区画整理組合の費用負担において分団本部の一部改造工事を実施しております。なお、12月中旬に改造工事が完了しますので、速やかに消防車をもとに戻し、分団活動全般の万全を期していきたいと考えております。  以上であります。    〔「議長、13番」と呼ぶ者あり〕 47: ◯議長(松井逸朗君) 13番、高橋 寛君。    〔高橋 寛君登壇〕 48: ◯13番(高橋 寛君) それぞれ御答弁をいただきまして、ありがとうございました。  都市計画部長の答弁はですね、さも組合に全責任があって市には全く責任が存在しないような部分を感じたわけですけれども、本来であれば私はここの地元ではないんですから、地元の議員さんがやるのが本当なのかもしれませんが、(笑声)たまたま地元の人がですね、農協に組合に、それから、神社にという地元の有力者が絡んでもめとることだから、地元の議員がやるとマイナスだろうと。    〔私語する者あり〕 したがって、全く関係ない部外者がやった方がいいということで僕んとこへ話を持ってきたわけですけれども、まあそういう事情もあったということです。    〔私語する者多し〕  で、もともとこの都市計画道路の交差点は、この消防団の近くのこの位置にあったんですね。で、これは県道から来ると直角に入るということで、公安委員会の方から、これはよろしくないということで、もっと東に移動してくれということでこの位置になったわけですね。で、そういうことの説明もきちんとされてなかったということがこういう問題になったと思うんですが、いずれにしても、その都市計画道路の変更決定含めまして、あるいは組合が平成2年に設立をされて10年たってるわけですね。で、問題の所在があったことは十分に知ってみえるわけですけれども、先ほどの御答弁じゃないんですが、組合に任せたままで次善の解決についての市の努力がやっぱりなかったというふうに思います。やっぱこれは市の怠慢ではないかという気がしてならないんですが、この点について御見解をいただきたいと思います。  それから、2つ目に、11年の12月の21日以降、少なくとも問題の解決するチャンスがあったんではないかというふうに思っとりますが、それが解決されなかったために行政不服審査請求をするに至ってしまったということなんです。したがって、それに対して却下をして済む問題ではないと思うんですが、こういう対応の仕方で果たしてよかったのかどうか、これについてもお聞かせをいただきたいというふうに思います。  で、消防分団の車庫の改造、今お話がありましたけれども、組合で負担をするということになっております。ほうすと、区域外にお金を使うということになるわけです。先ほどの8軒の方がそれぞれ自分の前の土地を買ったというのも、通常では買ってもらえないので半額近くの安い金額にしたというふうにお聞きしております。つまり組合がそういう負担をしているという結果になったわけですね。それは整理組合の地域の中の人にしてみればですね、マイナスになるわけですから、そういうことになるんですけれども、果たしてこれについてどう思われるのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  消防の方にお聞きしましたら、面食らったと。しかも、それは風の便りで伝わって、どうも前に換地がされるぞと、出入りができなくなるぞということを聞いたと言うんですよね。正式の報告も協議も全くなかったと言うんです。そういう状況の中で実際に、先ほどの話がありましたが、組合と協議が始まったのは昨年なんですね。これもまた、ずうっと放置をされたままになってるわけです。で、12月の15日が工事の完成の予定なんですけれども、で、どういうふうにしてるのというふうに聞いたら、北消防署に車が置いてあるから、分団の人たちは、いざ呼び出し、緊急事態が発生したときには北消防署へ走ってって、自動車に乗ってまた戻ってくるというやり方なんですよね。極端な話、隣で火事があったときにですね、分団がすぐそばにありながら消防車がないもんですから、一たん北署まで行って自動車をとって戻ってくるという、そういう事態を10月からずっと続けとるわけですよね。で、こういうやっぱり事態に追い込んでしまったということですね。しかも、それについて何の事前の協議もなかったということはもう不自然でしょうがないんです。そういう状況についてですね、結局は神社と同じように放置されてきた結果ではないかという気がしてなりませんので、その点についてもう一度御見解をいただきたいというふうに思います。  それから、温泉掘削ですけどもね、契約については積算価格の予定価格の中だから問題はなかったと、妥当だというふうに言われております。で、調査会社が温泉が出るかどうかを調査したと。その結果について他の会社に責任を持たせるということはできないことだから、工事も同じようにその調査会社に委託したと。そういうことであれば、調査と本体工事を一体にした入札をかければよかったんではないかというふうに思います。なぜ別々にして、調査だけ入札にして、その結果によって自動的に工事の随契も行うということにしたのかどうか、これについて経済部長にお答えをいただきたいというふうに思います。  それから、総務部長には、調査業務委託の落札価格については幾らだったんか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  ホームレス対策ですけれども、結局は市は実態をつかんでないということがよく答弁でわかりました。今その50人っていうのはどうやって調べたかいったら、金公園に年末に炊き出しをするから集まってくる人が大体50人だから50人というふうに言ってるわけね。それ以外の情報ないんです。しかし、私がお聞きしましたら、毎月1回第2金曜日に金公園で衣服、衣料ですね、衣料品を供給したり、お握りやら卵を持ってったりということで毎月1回ボランティアの人がやっとるそうです。それで、12月には年越しそばのかわりにラーメンを持ってって一緒にラーメンを食べるということもやっておって、12月から3月までの寒い時期は月2回にそのボランティア活動をふやしてるということで、大体40人程度の人が来てるということらしいね。    〔私語する者あり〕 ほうすと、そういう場所に行って実態を見る、それから、その人たちに話を聞くことによって正確な実態がつかめると思うんですね。また、その人たちがどのような要望をしてるかということも把握できると思うんです。それはホームレスの人が全部就職を求め、住居を求め、自立を求めてる人たちばかりとは限らないわけですね。自由気ままにやるのがいいんだという人も中にはいるかもしれません。そういうことを把握するということがやっぱり必要ではないかというふうに思います。法律ができたから仕方なくやるということではなくて、現状をどう認識し、どう対処すべきか、行政としての理念というものをきちんと持っておくべきだというふうに思いますが、これについて市民部長に再度御答弁をいただきたいというふうに思います。  それで、例えば生活安全になると市民部になるんですね。で、生活相談になると保健福祉部になる。で、就業になると経済部になるんです。それから、公園にたむろしておるというと、これは都市計画になるわけですね。じゃあ住宅をというふうになると、これは建築部になるんですね。そういうふうにして、それぞればらばらになるわけですね。で、先ほども答弁でありましたが、対症療法的なものではやっぱり効果がないと、こういうふうに述べられてるわけですけれども、今保健福祉部長にお伺いいたしますが、現状でやっぱり対応できることはどんなことか、あるいは先ほど言いましたように、いろんなボランティアがですね、そういう活動をしてるわけですけれども、少なくとも調査活動ぐらいは市単独で今から始めておいた方が法律ができたときに慌ててやるのではなくて、やはりそういう実態を把握していく必要があるというふうに思いますが、その点についていかがか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  教育長の方は要望さしていただきますけれども、青年対策の必要性については十分感じておられると思いますけれども、青年対策を強めることによって今の青年の現状を把握して、それを踏まえた上での少年対策というものにつなげていくということも必要ではないかという気がしております。で、今、青年評議会だとか青年団とかという活動もございますけれども、これもなかなか人が集まらなくて難儀してるというのが実情なんですね。したがって、やっぱそういう実態から見ると、今の青年を何とかいい方向に育てていきたいという気持ちと、行政のそういう気持ちとですね、実態がやっぱりすれ違ってる部分もあると思いますので、その辺を把握するためにも、やっぱり今後の青年対策の強化というものがどうしても必要になってくるんではないかという気がしますので、その辺は要望しておきたいというふうに思います。  以上です。 49: ◯議長(松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 50: ◯都市計画部長(小林 忠君) 再質問に順次お答えさしていただきます。  まず1点目の、市の対応についてでございますが、地区外白山神社への資産価値の低下に伴います補償や機能回復を行うため、市といたしまして仮換地設計時から白山神社へ処分できるような保留地を配置することや、金銭補償も含めて組合を指導してきたところでございます。  それから、次に、2点目でございますが、問題解決の取り組みについてお答えさせていただきます。  先ほどもお答えいたしましたが、白山神社から正木北部土地区画整理組合へ出されました要望を受けて、市は組合へ助言するなど指導してきており、市も同席いたします中で、今日まで6回、組合と白山神社との協議が行われております。なお、今後も当事者間で円満解決されるよう積極的に指導役割を果たしてまいりたいと考えております。    〔私語する者あり〕  それから、最後に、地区外への補償問題についてでございますが、土地区画整理事業の実施に伴い生じた補償でございますので、地区内外を問わずその原因者が負担するものであると考えております。  以上でございます。 51: ◯議長(松井逸朗君) 経済部長、多田喜代則君。    〔多田喜代則君登壇〕 52: ◯経済部長(多田喜代則君) 再質問にお答えをいたします。  温泉資源探査の調査業務という性質上、掘削の可否、掘削深度、掘削工法等が不確定のために、掘削工事とは独立した別々の事業として進めることといたしました。しかし、掘削工事のリスクを軽減するために調査会社に責任を負わせるべく成功報酬方式の契約をしたところでございます。  以上でございます。    〔私語する者あり〕 53: ◯議長(松井逸朗君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕
    54: ◯総務部長(高田幸和君) 業務委託料でございますが、346万5,000円でございました。 55: ◯議長(松井逸朗君) 市民部長、飯沼隆司君。    〔飯沼隆司君登壇〕 56: ◯市民部長(飯沼隆司君) ホームレス対策についての再質問にお答えいたします。  ホームレス問題の現状につきましては、生活安全課の方に寄せられる相談、苦情というのはどうしても不安、不衛生といったことから排除の方向に向けられておりますけれども、時にはホームレスの人々がいじめや暴力あるいはいたずらの対象となるように彼ら自身も迫害を受けていることもございます。行政としてとり得る立場としましては、社会的適応の促進に向けた支援あるいは医療、福祉等の援護による自立に向けた支援、さらには、就労意欲、仕事につきたいという意欲のある人に対しては就労に向けての支援等、各種自立支援に必要な施策を講じていくことだというふうに認識しております。  以上でございます。 57: ◯議長(松井逸朗君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 58: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 再質問にお答えいたします。  ホームレスの方々に対して実際に行う支援といたしましては、急病の際、医療の提供を行っております。これは毎月延べで20件以上ございます。また、過去には養護老人ホームへの入所といった例もございました。現行は支援を求められた場合の対応にとどまっているのが実情でございます。しかしながら、ボランティアの活動などの私的な支援の状況などを含めた実態把握にも努めてまいりたいと存じます。  以上でございます。    〔「議長、13番」と呼ぶ者あり〕 59: ◯議長(松井逸朗君) 13番、高橋 寛君。    〔高橋 寛君登壇〕 60: ◯13番(高橋 寛君) ありがとうございました。  それぞれ市の責務を果たしていただけますように要望しておきたいと思いますが、温泉のですね、調査と、それから、本体工事を別々にしなければならない理由にしては、ちょっと答弁はそれが不十分だというふうに思います。改めて答弁を求めても同じ回答が出てくると思いますので、それは避けますけれども、    〔私語する者あり〕 私が新しい視点に立ってというふうに言いましたのは、9月議会でしたかね、言いましたのは、温泉の掘削をこれから続けるためには、隣の家を買収するのか、あるいは別の場所で掘るのか、あるいは計画そのものを中止するか、3つに1つしか方法はないですよという指摘をしたわけですけれども、どうしてもやっぱり温泉を掘削をしてそれを利用していきたいという、そういう強い希望があるとするならば、広い範囲で視点も変えて温泉がきちんと掘削ができるような状況にやっぱり向けていくと。施策の変更も含めて努めていくと。こういうことが必要だという趣旨で質問した次第でありますので、その点をぜひ留意していただきまして、今後の取り組みをしていただきますよう要望したいというふうに思います。  以上です。 61: ◯議長(松井逸朗君) この際、しばらく休憩します。   午前11時48分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午後 0時59分 開  議 62: ◯副議長(小林 洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行します。31番、村山まさ子君。    〔私語する者多し〕(笑声)    〔村山まさ子君登壇〕(拍手) 63: ◯31番(村山まさ子君) 発言通告に基づき、順次質問をいたします。  初めに、市長と語る会について市長にお尋ねをいたします。  市長と語る会は昭和46年11月から平成5年までは市政懇談会という名称で行われてきましたが、平成6年から現在の市長と語る会に名称を変え、コミセン単位で運営されています。けれども、マンネリ化、形式化の傾向が見られるようになったので、ことし・13年度から総合的な見直しが図られました。従来のコミセン単位の開催から地域単位、いわゆる自治会単位で開催されるようになり陳情や要望型の場とするのではなく、市長と気軽に話し合いながら市政に対する考えや意見を求めていこうということです。具体的には、地区の文化祭に出向いて作品をテーマにした話し合いや、市長を小学校に社会人講師として招き社会科の授業として授業参観をするなど、大変ユニークな市長と語る会が開催されています。私はこうした改革に対して高く評価をするとともに、子供たちにとって貴重な体験であると思います。  そこで、11月22日に、日野地区での市長と語る会の開催結果を見せていただきました。場所は日野小学校の体育館で、参加者は5年生と6年生児童と保護者です。児童による質問の内容を見ますと、大変ユニークな質問もあり、議員が議場で発言をしているような内容の質問もされていますので、少し紹介をします。  「市長さんは先生だったと聞きましたが、どうして市長になろうとされたのですか。」(笑声)「市長をしていて一番おもしろいことやうれしかったこと、嫌なことや悲しかったことは何ですか。」また、本市はことしから5年生は鵜飼見学をしますが、鵜飼についての感想や意見も多く出ています。「鵜飼の見学を5年生はしましたが、乗船客が減っているので、鵜に触れるとか、とった鵜をお土産にする、鵜匠と写真を撮る、    〔私語する者多し〕 旅館や    〔私語する者多し〕(笑声) 失礼しました。──とったアユを土産にする。    〔私語する者多し〕 鵜匠と写真を撮る、旅館や車のライトを消す、    〔私語する者あり〕 料金を安くするといいと思う。」といった意見等々、多くの率直な意見が出されています。  そこで、市長にお尋ねをいたします。  私は子供たちの考えを市政に生かすため、以前子供議会の開催を提案いたしましたが、「本市は青年評議会が毎年実施され、若い人の意見を聞いているから。」ということでしたが、今回子供たちと直接意見交換をされ、子供たちから親しみやすく話しやすい市長さんということで大変好感が持たれたとお聞きしていますが、市長として児童と語り合った感想をお尋ねをいたします。  また、今後青年評議会のように定期的に子供議会を開催していくお考えはないでしょうか、あわせてお尋ねをいたします。  次に、DV等の対策について。  ドメスティック・バイオレンス、    〔私語する者あり〕 家庭内という密室で行われる夫婦や恋人などの男女間の暴力、このDVから被害者を守ろうというDV防止法が10月13日に施行されました。同法では、これまで夫婦げんか、家庭内のもめごとなどと見過ごされてきたDVの防止に対して、DV発見者による通報や警察官による被害防止措置などが明記されました。DV被害者には3つの駆け込み場所があります。  1つには、配偶者暴力相談支援センターです。  支援センターでは相談やカウンセリングを行いますが、とりあえず暴力を振るう配偶者から逃れたいという被害者に対し、一時保護施設で安全に生活できるようにすることです。  2つには、警察です。  通報等によりDVを認めるとき、警察官は暴力の制止など、被害防止に努めなければならないと定められました。  3つには、地方裁判所です。  地方裁判所は被害者を守るために暴力を振るう配偶者を強制的に引き離す保護命令を出します。保護命令に違反すると、1年以下の懲役または100万以下の罰金に処せられるということです。この保護命令制度の創設は、DV防止法の大きな特徴の1つとして被害者の緊急保護に大きな効果が期待されています。  そこで、ある大学が実施をしたDVの実態調査によりますと、子供がいる家庭の70%の人が子供へも虐待が及んでいると回答をしています。私はDVは単に被害を受けている女性のみの問題ではなく、児童虐待にも大いにかかわりがあると思います。こうした意味からDVと児童虐待を一体的にとらえ、母子ともの支援対策を積極的に行う必要があると思います。具体的には、人権やプライバシーには十分配慮しつつ、早期発見、早期措置が大切であり、そのための緊急時に対処できる一時保護所の早期設置を願うものでございます。  そこで、保健福祉部長に3点お尋ねをいたします。  1点目としまして、今回のDV防止法では通報先が警察または配偶者暴力相談支援センターとなっていますが、直接的な市民窓口である岐阜市としても積極的な支援や保護が重要だと思いますが、緊急一時保護所の設置、    〔私語する者あり〕 整備についてはどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。  2点目としまして、私は昨年11月議会でDV対策の充実について質問をしましたが、ことし2月に個室の面談室やフリーダイヤルで話せる専用電話を設置されました。女性の人権を守る対策が充実されたことで相談がしやすくなったと件数も急増しているとお聞きして、高く評価をいたすものでございます。今後相談体制のさらなる整備と拡充についてのお考えをお尋ねいたします。  3点目としまして、DV対策を推進していくためには情報の共有化を初め、対策の検討など、相互の協力体制の確立などを目的とした関係機関とのネットワークの構築が必要だと思いますが、どのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。  次に、畜産センターの整備についてお尋ねをいたします。  畜産センターは昭和38年11月に椿洞に開設をされ、広大な敷地と周囲は緑の山々に囲まれた自然環境の豊かな場所にあります。昭和47年8月、畜産センターの一部が都市公園に指定をされ、岐阜市民公園となりました。また、平成5年3月に家畜ふれあいパークの整備、平成8年3月にビジターハウス・管理事務所が建設されました。家畜ふれあいパークでは、アヒル、ウサギなどの小動物と人とが直接触れ合い、豊かな情操をはぐくむ広場として毎日午前、午後の2回開放され子供たちに喜ばれています。このように畜産センターは開設された当初の畜産農家の生産指導基地としての性格を今ではすっかりとさま変わりし、家畜のいる公園として市内はもとより、遠く県外からも毎年36万人という多くの人たちが訪れ親しまれています。  私もこの緑に囲まれた自然の場所が大好きです。特にサルビア第2教室が開設されてからはたびたび出かけます。そこで先月も友人がサルビア教室を見学したいということでしたので、少年センターの先生と3人で出かけましたが、友人の方は畜産センターに初めて来たということで、整備されたバラ園や周囲の自然環境に感動して、いつかゆっくり来たいということでした。このように一度訪れた人で特に自然の好きな人は、また来たいという思いをする場所であります。また、子供たちにも自然の中で動物に接する絶好の場所だけに、今後多くの来園者のために施設整備の必要があると思います。  そこで、農林部長に7点お尋ねをいたします。  1点目としまして、市政概要に今後の展望として「太陽と緑の自然が満喫できるよう園内整備をしていく。」ということですが、具体的にどのような整備計画をされているのでしょうか。  2点目としまして、平成8年3月、ビジターハウス・管理事務所が建設されましたが、事務所が2階であるため来園者にわかりにくいし不便に感じられます。そこで、正面1階に動物のパネルが添付してあるだけの展示室がありますが、訪れる人も少ないようです。この場所に事務所を移転して有効に活用してはと思いますが、お考えをお尋ねいたします。  3点目としまして、トイレの整備です。  畜産センター内にはトイレは数カ所設置されていますが、いずれも清掃はされていても現状にふさわしくない設備であります。特に管理棟に近い場所にある男性トイレは間仕切りもなく、個々の便器はないというトイレです。このトイレについては早急に改善が必要であると思いますが、いかがでしょうか。  4点目としまして、管理棟の前の正面に、畜産施設としまして昭和38年に建築され老朽化した豚舎が6棟ありますが、この場所は管理棟の前でもあり、少し思考を変えて、例えば来園者の憩いの場所とするとか、休息のとれるように施設整備をしてはと思いますが、お考えをお尋ねいたします。  5点目としまして、畜産センターは園児、児童を初め多くの人が訪れ、家畜に触れたり芝生の大広場で遊んだりしますので、手洗いが大事でありますが、数カ所にステンレスの手洗い器が間に合わせに置いてあるだけです。手洗い場の設置も必要だと思いますが、いかがでしょうか。  6点目としまして、少年の家が昭和55年に鉄筋コンクリート2階建てで建設され、子ども会やスポーツ少年団、学校のクラブ合宿の訓練など、一般団体が利用していましたが、宿泊施設として浴室がないからという理由で平成12年3月末で利用が廃止されました。今後この施設をどのように活用されていかれるのか、お尋ねをいたします。  7点目としまして、畜産センターは自然環境に恵まれたすばらしい場所ですが、市民の方でも知らない方も多いと思いますが、PRについてのお考えをお尋ねをいたします。  同じく畜産センターについて教育長にお尋ねをいたします。  小中学校では来年4月から完全週5日制が実施され、授業時間が少なくなります。その反面、「総合的な学習の時間」が導入され、ことしから全国の80%以上の学校で先行して取り組まれています。岐阜市においても各学校すべてで導入はされ実施をされています。総合学習のねらいは生きる力をはぐくむことにあると言われていますが、知識では解釈できない現実と触れ合う機会を与える総合学習は、みずから考えることの重要性を築く契機となると思います。そこで、畜産センターの広々とした自然の中で動物と触れ合うことにより情感も養われ、人を思いやる心も育てられるのではないでしょうか。総合学習の一環に畜産センターの利用を取り入れてはと思いますが、お考えをお尋ねいたします。  最後に、学校トイレの改修について教育長にお尋ねをいたします。  学校トイレの苦情を保護者や子供たちから多く聞くようになりましたので、私も数カ所の学校トイレを見てまいりましたが、どの学校もそれぞれの点で改善が必要な学校が多くありました。特に近年子供の体格が大きくなって以前の規格が合わなくなり、個室トイレのスペースが極端に狭い場所も見受けられました。学校トイレは5K──臭い、汚い、暗い、怖い、壊れているといったことが問題になっています。そこで、先月・11月に開催されました市長と語る会でも5年生の女の子からトイレについての質問が出ています。質問の内容を紹介しますと、「学校のトイレは、運動会や授業参観、年中行事で子供からお年寄りまで使います。今までに困ったことは、学校トイレは和式だから使いにくいということです。最近の家は和式より洋式トイレがほとんどです。低学年の子で小学校に来て和式のトイレがうまく使えなくてお漏らしをして帰った子がいます。また、老人の方や外国の先生方が多くなり、洋式なら安心して使えると思います。それぞれの階に1個ずつでも洋式トイレを取りつけてください。市長さんはどう考えますか。」といった質問が出されています。また、以前から学校トイレに関心を持っておられる保護者の方から私に、調査をされました具体的な意見をいただきました。その調査によりますと、「全体的に学校トイレは換気が悪いし、暗い、汚い、また臭い。でも、子供たちは臭いことにはなれてしまったが、ある学校では校舎中にトイレのにおいがあるときもある。特に小学校の低学年の子は、トイレが暗いので入るのが怖くて、ドアをあけっ放しで入っている。和式便器がまたげなくて片足を脱いで用を足して下着を汚した子もいます。また、女の子は学校で大便がしたくなっても我慢をするので便秘になったという声もあります。トイレの設備に関しては、水がとまらなくてレバーが壊れているトイレもあり、使用禁止がよくあります。また、洋式トイレを望む声もありますが、清潔を保つ点で問題があると思います。学校でトイレの使い方、掃除の仕方の指導が必要だと思う。」等々、まだまだ多くの意見をいただきましたが、このように本市においては学校トイレが問題になっています。排せつは人間にとって食事や睡眠とともに生きる基本であり大切なことであります。豊かな教育環境という観点からも快適なトイレの提供を願うものでございます。  そこで、教育長に2点お尋ねをいたします。  1点目としまして、本市におけるトイレ改修要望リストをいただきましたが、これを見ますと、小学校23校、中学校4校がそれぞれ改修要望を出されていますが、要望の中で特に多いのが洋式トイレの設置となっています。そのほか要望の中には即改修を要する箇所も多くありますが、改修計画は具体的にどのようになっているのか、お尋ねをいたします。  2点目としまして、臭い、汚い、暗い、怖い、壊れているの5Kがつきものの学校トイレを見直し、子供たちに元気な日常生活を送ってもらおうと、学校トイレサミット&フォーラムが東京世田谷区の教育委員会と日本トイレ協会の主催で開かれました。「なぜ安心してうんちができないのか」「理想の学校トイレとは」などと、小中学生自身による会議で排便に対する深い悩みやユニークな発想が出されたという記事を新聞で見ました。その中で「学校トイレを変えるには子供の意見を聞くのが一番で、座る場所が教室以外にない学校でトイレを改修したところ、トイレが憩いの場になった。」とも紹介されています。本市としましても総合学習の時間などを活用して、学校トイレをテーマにした子供たちの意見を聞く場を持ってはと思いますが、お考えをお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。(拍手) 64: ◯副議長(小林 洋君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 65: ◯市長(浅野 勇君) 市長と語る会についてでございますが、児童と語る機会ていうのは初めてのことでございまして、子供ならではの意見を楽しみにして臨んだわけでございます。日野小学校の5・6年の児童全員が出席しまして、児童による司会で進行されました。身近な問題点や将来的な希望を話してくれました。一人一人の日野地区に対する愛着心が非常に強く感じられました。  児童の視点に立った意見ですが、先ほども議員紹介されたように、トイレの問題、我々古いもんはどんなトイレでもできるやないかというような感じを持つわけでございますけれども、子供にしてみるとほんとに切実な問題、目の色を変えて話すところを見ていると、なるほどなあというようなことを感じました。また、雨の日でも遊べる屋根のある公園をつくってほしいという発想なども、やはり子供ならではの考えだろうと思い、子供の目線で子供ならではの意見がたくさん出たことをほんとにすばらしいと思いました。  また一方では、鵜飼の問題なんかも我々がこういう議場などでもいろいろ議員さんたちも心配して発言していただいておると同じように、子供たちもそういう危機感を持っておるわけでございます。何としてでもこのすばらしい誇りを残すようにというような意見が出ておるわけでございます。また、環状線が、鵜飼い大橋ができて、あそこから達目洞という岐阜市唯一の自然、あそこのヒメコウホネがなくなるとかいうようなことなんかも大変心配しておりました。こういう町が発達するのは大変ありがたいことだけれども、同時に自然も残してほしい、そんな日野にしてほしいというような意見などもあったりして、大変環境や自然に対する鋭い感性を持った夢のある質問もございまして、大変驚きと同時にうれしさが込み上げてきたわけでございます。この子たちは既に将来をきちんと見ており、また、周りに対して配慮した心遣いも持ち合わせているのがわかり、大変すばらしいことだと思いました。  また、大変司会が上手で、私がどうしても話が長くなるもんで、「市長さんはお話が上手やで、話が長くなりますが、あとまだ質問予定者がございますもんで、早く簡潔に行います。」という、たびたびそういう、しかられました。こういう司会なんかもほんとに今の子供たちは大したもんだなあという感じを持ったわけでございます。子供の前でいろいろ話をさしてもらって、久しぶりに教壇に立ったような気がして、時間のたつのがほんとに早かったという感じをしたわけでございます。  以上でございます。 66: ◯副議長(小林 洋君) 市長、答弁漏れ1つ、子供議会。    〔「失礼しました」と呼ぶ者あり〕    〔浅野 勇君降壇後、再登壇〕 67: ◯市長(浅野 勇君) (続) どうも失礼しました。子供議会についてでございます。  大人が子供の素直な意見を聞くことは、子供たちの心の中に地域の一員としての存在感や地域愛を育てることにもなり、さらに、地域の発展にもつながると考えております。その意見を聞く場として子供議会というスタイルがありますが、より本音で子供たちの意見を聞くために、岐阜市全域ではなく学校単位とする話し合いの場を持つことが有効ではないかと考えるわけでございます。各小中学校などから要請があれば、可能な限り参加をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 68: ◯副議長(小林 洋君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 69: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) ドメスティック・バイオレンス等の対策についてお答えをいたします。  第1点目は、緊急一時保護所の設置、整備についてのお尋ねでございます。  この10月に施行されましたDV防止法におきましては、通報先の一方である岐阜県が中核的機能を果たすこととされておりますけれども、市町村の役割につきましては、配偶者からの暴力を防止し被害者を保護する責務を有すると規定しているのみで、必ずしも明確となってはおりません。しかし、市役所は市民に一番身近な窓口であり、県などとの連携のもと、DV対策の一端を担う責務があることは十分に認識しております。また、今回の法の施行を契機に、DVに関する通報や保護対象の被害者が急増することが予想されております。したがいまして、岐阜市といたしましても市の既存施設の有効活用を図りながら、安全対策等に配慮した母子一体の保護が行える緊急一時保護所を整備してまいりたいと考えております。  2点目は、DVに対する相談体制の整備拡充についてのお尋ねでございます。  配偶者からの暴力に関しての相談につきましては、女性相談員2人が電話による相談や市の窓口での相談を中心として行ってまいりました。今後はフリーダイヤル電話の周知徹底を行うとともに、相手の立場に立った電話相談のあり方を鋭意検討してまいりたいと考えております。
     また、県や地域との連携を一層密にしながら正確な情報を収集し、また共有し、必要に応じ直接地域に出向くなど、相談のあり方を見直してまいりたいと思っております。  さらに、DVと児童虐待は重なり合うことが多く、一体的にとらえるべきと思いますので、家庭児童相談室の相談員等から成るケース検討会を常設し、関係職員の情報や知識を結集し、より的確な対応や措置に努めてまいりたいと考えております。  3点目は、関係機関とのネットワークの構築についてのお尋ねであります。  今後、岐阜県が設置します配偶者暴力相談支援センターを核として、地域的なDV防止ネットワークが構築されるものと想定しております。そうした県のネットワークの動き等を見守りながら、岐阜市におきましても市の福祉事務所を核としてDVに関する情報の共有化や防止策の推進を図るため、実務関係者から成るDV防止連絡会等の設置について検討してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、岐阜市児童福祉審議会から近く出される予定のDV対策のあり方についての御提言も参考として、岐阜市としての対策を進めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 70: ◯副議長(小林 洋君) 農林部長、浅野 薫君。    〔浅野 薫君登壇〕 71: ◯農林部長(浅野 薫君) 畜産センターの整備についてお答えをいたします。  当施設は畜産経営の技術研修の場の提供と畜産の調査研究を行うことを目的として、あわせて市民への自然の提供と家畜との触れ合いの施設として、現在に至るまで38年間一定の機能を果たしてきたものと考えております。しかし、現在多くの市民の当施設への期待は、畜産振興の充実ということよりも、自然と触れ合える公園としての機能及び各種の体験学習ができる機能の充実へと移行しているものと考えております。  このことを踏まえまして、議員の御質問に順次お答えをいたします。  まず1点目の、今後の具体的な整備についてでありますが、議員御指摘のように、利用のなくなった施設あるいは老朽化した施設、配置の問題等、種々不備な所も出てきております。一体的に見直して、現在持っている魅力ある資産を生かしながら、自然豊かな家畜に触れ合える市民の憩いの場づくりを基本としまして、隣接する岐阜薬科大学薬草園との連携も図って、体験学習だけでなく観光をも視野に入れた整備計画を市民の御意見も取り入れながら策定したいと考えております。  2点目の、ビジターハウス、そして管理事務所における市民対応、事務処理についてであります。  これについては1階が展示室のいわゆる仕様、2階が事務室の仕様でありまして、直ちに変更は難しい面もありますが、1階においてのインフォメーション機能の充実など、市民の皆さんの活用の拡大を考えていきたいと、こんなふうに思っております。  3番目、4番目のトイレの整備及びビジターハウス正面の豚舎の移転についてでありますが、これらは全体の整備計画の中で見直してまいりたいと考えております。  5点目の、手洗いの設置ですが、現在のものは平成10年に緊急に設置したものであります。施設への来園者の状況を見ながら、増設、配置等を考えていきたいと思います。  6番目の、少年の家の利用でありますが、これにつきましては岐阜市として他にも同様な施設があり、それぞれを所管する部署と緊密に連携をとりながら、利用方法等を整備計画の中で検討してまいりたいと考えております。  最後に、施設のPRについてであります。  現在もインターネット、広報ぎふあるいは「旅」という雑誌、遊び場等を紹介する雑誌等を通じて施設のPRをしておりますが、これからもさらによい方法を探しながら、幅広くPRに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 72: ◯副議長(小林 洋君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 73: ◯教育長(安藤征治君) 「総合的な学習の時間」にかかわって畜産センターの利用についてお答えをいたします。  「総合的な学習の時間」では、自然体験や社会体験など、体験的な学習や問題解決的な学習を積極的に行い、生きる力をはぐくむことがそのねらいであります。この自然体験など、体験的な学習につきましては、学校内だけではなく校外へ積極的に出かけ各種の施設を利用することは大変意義があることと考えております。畜産センターは、これまでも生活科、理科などの教科や学校行事等で利用をしてまいりましたが、「総合的な学習の時間」においても、自然環境の調査、観察、自然体験など、大変利用価値のある学習の場であると思います。各学校で総合的な学習の実践研究を進める中で畜産センターの利用も考えていきたいと考えております。  次に、学校トイレの改修についてでございます。  1点目の、改修計画につきましては、各学校から、においの問題、排水の問題、あるいは洋式トイレの増設等々、小さな改修から大がかりな工事まで、さまざまな改修要望が届いており、それぞれ対応はしておりますが、決して十分であるとは言えないのが実態でございます。  議員が申されました27校からの要望事項につきましては調査を進めると同時に、学校側と協議をして修理できるものについては順次対応いたしておるところでございます。特に要望の多い洋式トイレの導入につきましても、校舎等の改修工事にあわせて、できる限り増設するよう努力いたしております。今後も各学校の実態に見合った配置を心がけてまいります。  いずれにしましても、清潔で明るい児童生徒の使いやすいトイレに改善するため積極的なトイレ改修に取り組んでまいりたいと思います。  2点目の、学校トイレに関する子供たちの意見聴取については、各学校におきましていろいろな機会をとらえ子供たちの意見を聞き、それらの内容も参考にして、できるものがあれば反映して取り組んでいきたいと、そんなふうに考えております。  以上でございます。    〔「議長、31番」と呼ぶ者あり〕 74: ◯副議長(小林 洋君) 31番、村山まさ子君。    〔村山まさ子君登壇〕 75: ◯31番(村山まさ子君) それぞれお答えをいただきまして、ありがとうございました。若干の要望と再質をしたいと思います。  初めに、市長にお答えいただきました市長と語る会でございますけれども、今市長さんお答えになったように、久しぶりに児童と語る機会を持ててということで感激されたようですけれども、新聞にも即次の日に載りました。「市民と意見を交換する」ということで、『「市長と語る会」が、岐阜市日野北の日野小学校で開かれた。』ということで、長くなりますで一部で、「浅野市長は時間をオーバーして熱心に市政の説明をしていた。」というふうにこういうふうに大きく載ってましたけど、ほんとにまあ市長さんもね、感激されたことだと思いますし、ほしてまた、ほんとに私も、これは何年でした、6年の3月18日にほんとに子供の意見を聞いてほしい、子供は大人が考えつかないようなね、ユニークな発想もしますし、また、子供には夢があります。そうした子供の意見を聞くようにということで子供議会を提案いたしましたけども、そのときには、まあ何というか、あっさりかわされたといいますか、まあ岐阜市にはね、青年評議会があるからということで終わりましたけれども、そのときの、まあそれを私も何かどうしても子供の意見を聞く機会があればということで再質問をしとるわけなんですね。そのときに市長がお答えになったのは、「子供議会がええということは十分承知しております。が、しかし、行政主導というか、こっちからやりんさい、やりんさいということでは、学校としても負担がかかるんじゃないだろうかと。学校教育でこれからの教育にはこういうことが必要やと、あるいは子ども会の活動を充実させるためにはこういうことをやらないかんという声があったらやっていく。」というそのときにお答えをされていますけども、そのようにまさしく今そういう時代が来たわけなんですね。そういうことで、今回これも地域、自治会の方から声が出まして市長さんも出向かれたということをね、新聞でも読みました。そういうことで、今後はいろんな要請があればね、市長さんも出かけていって子供と話すということを今おっしゃってくださいましたので、教育長さん、その辺はね、きちんと各学校にまたそのようにね、要請があればというお声を広めていっていただきますように、よろしくお願いいたします。  2点目の、DV対策についてでございますけれども、今大変いいお答えをいただきまして、緊急一時保護所ですね、ついてでございますが、岐阜市の既存の施設の有効活用を図りながら母子一体の保護が行える緊急一時保護所の整備をしていくというお答えでしたので、大変早急にね、これがDVがことしの10月13日に施行されたばかりですけど、即取り組んでいただいたことには高く評価をいたしますし、即ね、開設できたらと思いますので、よろしくお願いいたします。この一時保護所というものは、とりあえず暴力を振るうね、配偶者から逃れたいという被害者を短期的に配偶者から離して安全に生活できるようにする場所ということですので、岐阜市にもね、私の方にも相談ありまして、電話の方にも紹介したこともあります。そういうことで、ほんとに1晩か2晩ね、ほんとに家から離れたいわという方もありますので、ぜひね、早急に既設の所でね、考えておられるということですので、お願いをいたします。  そして、今回のこの防止法ですけれども、ことしの10月13日に施行されたばかりですけれども、はや既に逮捕されておるわけなんですね。新聞を見ますと、「妻に6カ月近づくな 酒を飲んで暴力 離婚にも応じぬ夫」という大きな見出しでこれ載ってますけど、全国版ですけど、『大阪地裁は19日、大阪府内の60代の男性に対し、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」に基づき、自宅から2週間離れる退去命令と、妻に6カ月間近づくなという接近禁止命令を出した。警察庁によると、13日に施行されたDV防止法に基づく裁判所の保護命令は全国で初めてだ。夫が命令に違反すれば、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科される。」ということで、もうこの防止法のほんとの特徴というのは、この罰金が科されるというこの刑なんですね。これが大きな特徴だと言ってますように、大阪でははや1人このようにされてるわけなんですね。だから、これというのは、    〔私語する者あり〕 そこ、ということですけれども、まあありますが、防止法の特徴の1つであるのがこういうことですね。ほで、そこで、今後私たち市民一人一人もこのDV防止法の内容をよく理解をして、プライバシーを守りながら、それをまた法の内容をね、よく理解をして、地域においては事件や事故にね、つながる前に勇気を持って早期発見、早期通報に努めていくようにしていかなければと思います。ここが重要ですので、私たち議員はね、一遍防止法というものの内容を、ね、勉強することも大事かなと思います。    〔私語する者あり〕(笑声)  はい、次にお答えいただきました畜産センターについてでございますけれども、岐阜市においてはね、家畜と自然に触れ合える公園的機能を持ったすばらしい畜産センターがあります。あの畜産センターは私も本当に先ほども述べたように、サルビアができましてから子供たちとよく遊びますね、その学校の子供たちと。だから、そのときにあそこを駆け回ったときにも「本当にすばらしいね、ここは。」ということで、畜産センターが大好きです。だから、今回何とか、ね、あの辺を整備していただきたいと思って質問したわけですけれども、今ほんとに、今後ね、整備していくといううれしいお答えをいただきましたので、了解をいたしますけれども、    〔私語する者あり〕 今後、畜産センターについては市民の要望を把握しながら検討会──検討会も立ち上げるとおっしゃいましたね、今。検討会を立ち上げて、将来構想を策定する計画があるということですので、まあ了解いたしますけども、その中で、見てきた中でビジターハウスですね、あそこはほんとに即考えていただけないかと思うんですけど、ビジターハウス、すばらしい管理事務所もあるわけですけれども、2階ですので、ほんとに、まだまだ私は、ね、高齢といっても上がっていきますけども、ほんとに車いすでお見えの方とか子供連れの方、どこに、ちょっと尋ねたいと思っても事務所があるのかわからないんです。ほいで1階行けばがらーんとなったとこで、大きいすばらしい部屋があるんですけど、展示物が張ってあるだけなんですね。それではもったいないから、その展示室を、1階の展示室をね、そういう事務所にしたらということで今お尋ねしたんですけど、考えていかれるということですね。  それから、トイレの整備。  トイレの整備もほんとに、よくこれまでほかっておかれたなと思うの、行かれた方わかるんですけど、今どき男性トイレが1列に並んで、たーっとね、便器もないとこに立ってね、用を足すなんていうとこは、まあ私観光地行きましてもね、いろんなとこ視察に行きましてもないんですね。だから、あそこだけは早急にね、撤去をするなり何なりしていただかないと、ちょっと岐阜市としては恥ずかしいですね。  それから、手洗い場も、それから、あれです、今回整備されてく中でね、ちょっと提案したいのは、やはり子供が来るから、動物の絵とか、ね、かわいらしいものをかいて、何かに触れたときにね、すぐ手を洗いに行きたいな、そこへ何回も子供が駆け寄るような魅力のある手洗い場、そういうものもつくっていただきたいと思いますので、あえて今後の計画の中に入れといてください。  それから、豚舎ですけども、ほんとにまあ先ほども申しましたように、もうウン十年とたってますので、においがあるし、もう下を見てみると、ほんとに、豚というのは足が丈夫なんだそうですね、つめが。だから、掘って穴ぼこだらけで、ほんとににおいももう充満してるんですけど、それが畜産センター、そのにおいも私は嫌いじゃないです。ああ、ほんとにそういうものの自然のにおいにすれてね、触れて「ああ。」と思うとこもあるからいいんですけど、ほんとに    〔私語する者あり〕(笑声) ビジターハウスの真ん前のね、すばらしいとこだから、その一角ぐらいはちょっときれいにして、やはり憩いの場所にするとかね、何とかもっと早くほんとは整備する。ね、どなたかが気づかれて整備していただけるなと思ったんですけど、まあそういうことのお手伝いするのも議員の1つですので、行って感じたもんですから、よろしくお願いいたします。  それで、今教育長さんにお答えいただきました畜産センター。本当に子供たちの教育の場としてはほんとに利用できるいろんな面がありますね、自然にしても、家畜に触れることも。今これから教育の現場で取り入れてくということでしたので、よろしくお願いいたします。各学校にあそこを極力利用していただくように、よろしくお願いいたします。そのころまでにはきちんと整備をされるということを今お答えいただきましたので。  で、まあ1点だけ、ちょっとね、これも教育の現場から教育改革ということでね、私、新聞目にしたもんですから、    〔私語する者あり〕 ちょっと紹介しますと、「人の心のひだ」ということで、『知人の息子が、小学校の「総合的な学習の時間」に牧場へ行った。搾乳しようと牛に近づいたが、その大きさ、におい、鳴き声、すべてに驚いて泣きだしてしまった。普段人間と人間のつくったものしか見ていない彼には、牛はこの世のものならぬ「異形」に見えたらしい。』ということなんですね。ほして、ということ書いてありますので、新聞にもね。だから、いかにほんとに今子供たちは中でいろんなことざあーっとやってますね。ほんで、自然のものとか、余りそういう家畜なんかにも触れ合うことがないもんですから、どうしてもあそこを利用していただきたい、強く私はそういう、これを読んでも感じたんですけど、すばらしい畜産センターがありながら、今まで利用されなかったこともね、ちょっと遺憾に思うんですけど。    〔私語する者あり〕 「人間関係の機微や人の心のひだを知らぬ子ども」ね、現在は知らない子が多いんですけど、「ひきこもるかキレる、か、つまり、社会から自らが退くか、他人を排除するかという」傾向がある今日において、『総合学習の狙いは「生きる力」を育むことにある。」ということで、『古代の哲人は「生きるとは、よく生きることだ」と説いた。よく生きるとは何か。正解はないが、自分の頭と身体、五感すべてを使い自ら学ぶところから始まるのは疑いない。」と、こう言われてますので、それには絶好の場だと思いますんで、お願いいたします。  最後にお尋ねをいたしました学校トイレの改修ですけど、これにつきましては、行革が実施している事業の中で私が見て回った限りでは、学校トイレの改修が一番おくれているように感じました。そう感じたのは私だけではなく保護者の方からも再三電話とファクスをいただきましたので、今回こうしてあえて質問したわけですけれども、先ほどの質問の中でも述べましたが、若干また紹介しますと、ファクスをいただいた中で「トイレ文化といっても、トイレでその学校の質と文化がわかる。明るく美しくにおいがないトイレ、そこから勉強にもスポーツにも頑張れるようになるのではないか。トイレの正しい使い方の指導が必要であり、掃除の仕方なども学校で指導してほしい。」云々、いろんなこと書いてありますけれども、そういうことでトイレにはやはり保護者の方も関心がね、あるようですので、よろしくお願いします。    〔私語する者あり〕 トイレの使用、トイレの正しい使い方指導ですね、まあ事例を申し上げますと、まだちょっと時間があるもんで事例ね、申し上げますと、トイレというのはいかに切実かということなんですね。私の家庭はね、小学生が2人おるんです、6年生と4年生ね。ほいで、よくお友達来ていただいてありがたいんですけど、子ども110番の指定にもなっておるわけなんですね。だから、学校帰りにたたっと、まだ私の所からずっと遠くまでお帰りになる方あるもんだから、もう勝手知った何とやらで、うちへ、ピンポンと鳴ると、うちの子供より先へ帰ってくるんですね。ぱぱっといって、うちには幸い洋式トイレが3カ所にあるもんですから、ぱぱっとみんながね    〔私語する者多し〕 走ってってね、走ってって用を足してくるわけですわ。ほいで帰ってくると、「ほっとした。」って、こうなるんですね。ああ、それぐらい我慢してくるかな。そういうときにはきちんと流してあるか、私も自分のトイレですから見に行くと、やはり大便がしてあるわけなんです。ほんで、あるときに「何でね、学校で便所があるのにうんちしてこないの。」って言ったら、まあ子供たちがね、「暗いから。」とか「臭いから。」とか「恥ずかしいから。」とか、1人の子は「寒いから。」ということもありました。まあ理由はともかくとして、学校で大便ができない子供が多いということは事実なんですね。    〔私語する者あり〕 教育長さんもその辺はね、お耳にしてみえると思いますけど、それが現実なんです。  そこで、岐阜市がね、トイレ改修要望リストというのを出されましたので、それを見していただきましたけれども、ちょっと挙げますと、小学校で23、中学で4と、まずこんだけ出とるだけでも、中をちょっと見ますと、これまあちょっと学校はね、申しませんけど、    〔私語する者あり〕 いろんなひどいのありますね。男子トイレ1カ所、タンクの水が落ちないため、修繕。女性トイレ8カ所でレバーがかたくて水が流せない、修繕。そして、ある学校では、水道管がさびで詰まり水がわずかしか流れないため臭気がひどい。そして、ある学校は老朽化とにおいがひどく、トイレの前の教室はクラスルームを持ってこれない。そしてまた、東側のトイレに水漏れがあるため修繕要望、トイレのタイル張りかえ、トイレの小便器のフラッシュバルブ3カ所が流れっ放しなんとか、ずっと載ってますけど、だから、ちょっと今度質問に当たりまして、私なりにね、このいろんなリストのとこ、ちょっと二、三カ所電話入れたんですね。先ほど、あれですけど、教育長さんね、答弁ではね、順次直しとるとおっしゃったけど、それうそです、ね。(笑声)うそと言ってはだめですけど、    〔私語する者多し〕 私が、このリストに上がっとる限りでは、質問してくる限りはね、    〔私語する者多し〕 きちんと私は現場を見ながらね、やってきますけど、それは議場のね、答弁であって、実際はこの箇所はまだ何にもされておりません。ね、    〔私語する者多し〕 それちょっと認識してください。はい、それが異論があれば後で私もちゃんと一緒に見に行きますから。    〔私語する者多し〕 まあこのようにね、要望が出てあるんです。改修はこれからです。ね、また学校設備の改修についてはトイレだけに限ったことではありません。以前私も、3年前でここで議場でもね、指摘をしました、学校設備については。というのは、ある学校で、ちょうど3年前のときは選挙が始まったんですね。そのときですけど、回りましたら、ある父兄の方がね、「ちょっと村山さん、来て来て、ここ見て。」って言われたから、ある学校の水飲み場へ行ったんですね、運動場へ。そうしたら、もう水飲み場の下を見たときには、そこは手洗いと子供たちが水を飲むのと兼用になってるんですね。見たら、下がどぼどぼなんです。だから、どぼどぼの所にブロックが10カ所ぐらい並べてあったんですね。そこへたまたまブロックが、どぼどぼだから、ブロックが大勢一遍に乗るもんだから、ずれて足を挟んでけがをしたって。ね。だから、「こんなんなるまでほかってあるんだよ。」ということで、早速私は次の日に教育委員会教育施設課へ電話入れて、    〔私語する者あり〕 「とにかく見てきて直してあげてくださいよ。」そうやって言いながら、その学校の校長さんにもお電話入れました。ほしたら、「あ、僕はことしかわったばっかりやけれども、だけど、ここのことはね、もう、はや教育施設課の方へ言ってあるから。」というお答えでした。そんなことなんですね。だから、私そのときもちょっとまあ、学校の先生は確かにね、教育の場で教室の中では大変です、今ね。大変だけれども、もう少しいろんな施設の管理というものにも目を向けなきゃいけないんではないかなあとそのときに思ったんですね。そういう事例もあります。ここでも私ちょっと質問をそのときもしましたけども。  ということですから、早速学校のね、施設とかそういうことに関してはきちんと連携をとっていただきたいんですけど、そこで一番疑問に思うのは、学校と、ほして教育委員会との、このいろんな改修についてはどのように連係プレーをとっておられるのか、その点についてね、ちょっと一度お尋ねしたいものですから、この点よろしくお願いをいたします。  今回トイレに関してだけのね、質問をいたしましたけれども、学校全体にはね、施設管理や改修については、言葉は悪いですけど、ほんとにずさんだと思うんです、私。はい。ちょっとほんとにもう、ずっと見てきましてがっかりしたものですから、確かにね、今も言いました、子供たちに、先生方はね、教室での授業だけで大変でありね、周囲に目を向ける余裕はないかもしれませんけれども、よい環境のもとで教育を受けることによって勉強やスポーツにも頑張るのではないかと私思いますので、よろしくお願いをいたします。ほして、学校ももっと積極的に学校の施設管理について点検をして、教育委員会と連携を密にして、何事にも早期に対処をしていただきたいと思います。  また、トイレ改修の要望リストを見る限りでも、今ちょっとお答えもいただきましたけれども、要望されていますが、このお答えではね、具体的な計画はないように感じました。ただ、ほんとに私が質問したから、さっと答えてこうということでしたけど、私はほんとにしつこいっていうか、どれぐらいの順番で、あのね、改善されたかと、後はね、やっぱり気になるもんだから見て歩きます。だから、よろしくお願いいたします。    〔私語する者あり〕 予算的な面もありますけれども、まあ年次計画をね、1回には全部はできません、こんな何十カ所ありますから。できないけれども、ほんとに緊急を要すること、    〔私語する者多し〕 事故につながるような所は、年次計画を立てて積極的に改修をしていただきたいと思いますので、強く要望いたしておきます。  いずれにしましても、子供たちがよい環境の中で勉強できるように、先生方も施設管理に努めていただきますように、よろしくお願いをいたしまして質問を終わります。ありがとうございました。    〔私語する者あり〕(笑声) あ、今、再質しましたので。    〔私語する者多し〕(笑声) 76: ◯副議長(小林 洋君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 77: ◯教育長(安藤征治君) ただいまの御指摘には十分心して対応してまいりたいと思います。  学校施設の管理という問題でございますけれども、各年度の施設修繕要望といいますか、予算にかかわる要望をいただきまして、その折には私どもの者が施設関係の者が各学校を訪問して、そのチェックをしております。その他、随時、その要望事項が上がってくるわけでございまして、その緊急度合いに応じて順次対応しておるという実態でございます。今御指摘のように、子供の立場に立って施設の調査点検を十分に行いながら、特に安全面に関するものにつきましては、あるいは衛生面に関するものにつきましては迅速な対応をとるように努力したいというふうに思います。    〔私語する者あり〕(笑声) 78: ◯副議長(小林 洋君) 4番、高橋 正君。    〔私語する者多し〕    〔高橋 正君登壇〕(拍手) 79: ◯4番(高橋 正君) 発言通告に従いまして、5項目を順次質問させていただきます。    〔私語する者あり〕  まず、岐阜県が進めているぎふクリーン農業についてお尋ねをいたします。  このクリーン農業とは、従来の栽培に比べ化学合成肥料、それから化学農薬をそれぞれ30%以上削減した栽培を言います。こうした栽培方法で作物をつくることによって、より安全、安心、健康な農産物を提供することができます。すなわち人の生命、それから健康を守り、環境に優しい農業と言うことができます。今から10年ぐらい前に青果市場に行きますと、有機栽培と書かれた段ボールがやたらと目についた時期がありました。これは化学肥料を使っていても堆肥を入れていれば有機栽培という表示をしていたものがたくさんあった、数多く見られたわけであります。現在では、播種または植えつけ前2年以上、永年作物は収穫前3年以上、化学合成農薬、化学肥料を一切使わずにつくった農産物だけに有機栽培の表示ができることになりました。化学肥料や農薬を一切使わずに農産物をつくった方がよいに決まっているわけですが、農家の労力が今でも大変なのが、今の倍以上になると考えられることや、できた農産物が商品になるかということが懸念され、今すぐに全部有機栽培の導入をするというのは大変難しいというふうに思います。そこで、さきに述べた岐阜県農林水産局農業指導課から出された栽培基準が、先ほど申したぎふクリーン農業であります。基準に沿って生産された農産物を広く消費者の皆さんにわかってもらうために、表示票・ロゴマークを添付して販売できる制度がぎふクリーン農業表示制度であります。  環境にも優しく、安全、安心、健康な農産物を提供するぎふクリーン農業表示制度を活用されている農家は岐阜市に一体どれくらいあるのか。  また、人にも環境にもよい低農薬、低化学肥料での栽培でありますが、岐阜市として積極的に取り組んでいくべきであると考えますが、いかがでしょうか。
     以上、2点について農林部長にお伺いいたします。  次に、防火、防災についてお尋ねをいたします。  まず、街頭消火器についてであります。  平成13年刊行の消防年報によりますと、昭和53年度から平成4年度までに大震火災対策の一環として市内に6,261本の消火器を設置したとあります。先日、地元に設置してあります街頭消火器の格納箱の扉をあけて消火器を取り出してみました。製造年は1996年とあり、つくられてから約5年が経過した消火器でありました。この消火器は5年しか経過してないという割には、消火器の底の方にさびがかなり出ています。私が個人的に持っております消火器は詰めかえをして10年くらいたっておるわけですが、全くさびなどは見当たりません。消火器の腐食したものを使用して破裂をしたという事件もあったと記憶しています。  そこで、消防長に、以下、3点についてお尋ねをいたします。  1つ目に、消火器の設置に当たって──まあ消火器といっても街頭消火器ですが、どのような基準で設置されたのか。また、今後の設置の計画はどのようになっているのか。  2つ目に、詰めかえの時期は何年か。その管理はどこがやっているのか。  3つ目に、格納箱について、激しい横殴りの雨が降ったときに箱の中へ多少入るのではと考えられるのですが、箱の底の部分に水抜き穴をあけるなど、格納箱についてどう考えておられるのか。  以上、3点についてお答えを願います。  次に、水害、地震など有事の備えについてお尋ねをいたします。  阪神・淡路大震災や愛知県枇杷島の水害のように、災害はいつ来るかもしれません。東海地震についても、いつかはあると言われています。岐阜市では大震災に備えて耐震性の貯水槽の整備を昨年までに整備計画に基づき36基を設置してきたところであります。また、各地域に自主防災隊が組織され、それぞれ防災訓練、防災研修等を積極的に行われていることは皆さんも御存じのとおりであります。  防災備蓄倉庫が各コミュニティセンターにあり、その中に救命ボート、ハンドマイク、テント、発電機、投光機、約二十数種類の防災資機材が整備されています。このような資機材はコミュニティセンターの防災訓練で見たり使ったりする機会があります。きょうは災害時の救助用食糧等の備蓄についてお伺いいたしたいと思います。  基本的には各家庭の非常用持ち出し袋に用意されているとは思いますが、持って出られないケースもあると思います。そういうときのために岐阜市ではどんなものをどれぐらい、その数量で何人が何日しのげる量を、どこに備蓄されているのか、保健福祉部長にお伺いをいたします。  また、岐阜市防災訓練のときに、災害時応援の協定を結んだ市として尼崎市、藤沢市、奈良市が訓練に参加していただいているのを見たことがあるわけですが、災害が起きたときには大変心強く、またありがたい存在であるというふうに考えます。そこで、そのほかにも協定を結んでいる市はあるのか、協定の大まかな内容について総務部長にお尋ねをいたします。  次に、子ども110番の家についてお尋ねをいたします。  現在市内のあちこちの民家、商店などに子ども110番の家の看板がかかっております。これは子供たちが何か不安を感じたときに助けを求めて駆け込むために、地域の人々の協力を得て警察と教育委員会が連携して設置されたと伺っております。新聞の記事の中に子供が巻き込まれた事件が毎日のように載っています。本市でもことし6月20日、下校中の女児が路上で刺されて軽傷を負った事件は記憶に新しいところであります。こうした事件を防止するために、集団下校や複数での登下校をするように指導されているところであります。しかし、学校から帰った後の子供の行動については必ずしも複数でということは困難であります。そこで、地域の皆さんの協力が必要になってくるわけでありますが、すなわち地域の子供は地域が守るということであります。そういった趣旨で地域の皆さんの理解を得て、子ども110番の家の協力をいただいております。  先日市民の方から「子ども110番の家の看板はかかっているが、留守が多くて趣旨に合っていないのでは。」という疑問の声を耳にいたしました。そこで、各校区に何カ所くらいを最低目標にして協力をお願いしておられるのか。また、協力いただいてから時間が経過し、何らかの事情で子ども110番の家の趣旨に合わなくなった家や商店もあると思われますが、見直しについてはどのようにされているのか。逆に新しく家が建ったり店ができたりしたときに、追加の協力はどのようにしておられるのか、お伺いいたします。  最後に、こんなことはない方がよいわけですが、1年間に何件くらい子ども110番の家へ駆け込んだ件数があるのか、そして、その主な内容について教育長にお尋ねをいたします。  次に、青年評議会について同じく教育長にお尋ねをいたします。  現代の若者は政治、行政、社会に無関心であるとよく言われております。小泉内閣になってから政治に対しては関心を持つ若者がふえたと言われますが、地方においては相変わらずこういったことには無関心な若者が非常に多いと感じているところであります。そういった中、岐阜市青年評議会に参加される若者は貴重な存在であると考えます。岐阜市青年評議会は種々の課題について正しい認識を身につけ、潤いと活力のある町づくりに積極的に参加する意思や資質を育てることを目的に定めた意義ある会であると考えます。昨年、第13回を迎え、その前身である青年議会から数えると30回目となり、岐阜市の町づくりなどにさまざまな活動、提言がされてきました。若者の趣味や興味は多種多様にわたり、レクリエーションも豊富にある時代を背景に、こういった青年評議会に関心を持ち参加する若者は年々減少していると伺っております。従来は各地域からの代表者が参加していたようでありますが、地域からの推薦がなく参加者の減少につながってきました。評議員の資格は、年齢について18歳から35歳、認定については自薦のほか地域青年団、青少年育成市民会議または青年団連絡協議会から推薦された者ということになっております。  昨年の岐阜市青年評議会会議録を見ますと、4つのテーマを決め真剣に取り組まれた様子がうかがわれます。Aブロックのテーマは「国際化時代に生きる私たち-外国人が生活しやすい環境とは-」ということで、また、Bブロックは「子どもたちに青年として何ができるか?」、Cブロックは「今後の青少年会館の在り方」、Dブロックは「結婚・子育て支援」をテーマにして勉強され、提案をまとめられました。  以上、述べましたように、意義ある評議会ではありますが、年齢に幅があり過ぎ、評議員の入れかえが少なく、新しい人が入りにくく、続けにくいということで、年齢は18歳から28歳までぐらいの人にしたらどうか。また、自治会に推薦をお願いしたらどうか。何といっても地域と密着し、そこに住んでいる人々を一番よく知ってみえるのは自治会長さんであるからであります。また、地域と評議員の接点が少なく、地域で評議員が提案したことを発言する場がないので、何らかの組織に組み入れてもらえるようにしなくてはならないと考えます。  最後に、青年評議会という名称も、いかにもかた苦しい思いがします。もっとやわらかいイメージの名称を考えたらどうでしょうか。岐阜市からも運営委員会に出ているようでありますから、もっともっと参加人員をふやし盛んになるように各地域の団体に働きかけていくべきと考えます。  以上、教育長に今後の青年評議会のあり方についてのお考えをお尋ねいたします。  次に、岐阜市中央卸売市場についてお尋ねをいたします。  さきの議会に提出された平成12年度岐阜市中央卸売市場事業会計決算書中、事業損益計算書によりますと、当年度純損失6,313万余円となり、一昨年の決算書を見ても5,230万余円が当年度純損益と計上されております。すなわち平成12年度決算書において未処理欠損金7億7,100万余円が計上されておりますが、これで毎年5,000万から6,000万の損失をここ数年続けているということになるわけであります。将来を見ても、この不景気がいつまで続くか予想できず、その影響を受けて市場売り上げが低迷しています。また、流通の変化に伴い市場外流通、すなわち市場を通らずに生鮮野菜、鮮魚が売買されること、これは一般に言われる産地直送による売買であります。この市場外流通は今後ますます増加するのではと考えます。それに輸入品も何%が市場を通っているのか把握できません。輸入の品目も量も毎年増加の一途をたどっているのですが、そのどれだけが市場を経由しているのでしょうか。こういう現状、将来を考えると、岐阜市中央卸売市場の事業会計決算で未処理欠損金が減少していくというよい材料が見当たりません。開設者である岐阜市、卸、仲卸会社の意識改革と責任主体を明確化し、お任せ主義を一掃しないと経営改善はできません。活性化プラン21報告書にありますように、経営改善部会、施設整備部会でそれぞれ改善については努力されているとは考えますが、決算書にある未処理欠損金もこのまま推移しますと、今後5年も経過すると10億にも膨らみます。どのような経営改善策を考えておられるのか、経済部長にお尋ねをいたします。  以上で第1回目の質問を終わります。(拍手) 80: ◯副議長(小林 洋君) 農林部長、浅野 薫君。    〔浅野 薫君登壇〕 81: ◯農林部長(浅野 薫君) ぎふクリーン農業についてお答えをいたします。  ぎふクリーン農業表示制度は平成11年10月1日から岐阜県において実施されており、岐阜市では現在、カキの生産農家1戸で面積が3.5ヘクタール登録があります。米におきましては、県の基準を上回る国の特別栽培農産物に係る表示ガイドラインに基づく化学肥料、化学合成農薬を50%以上減らして栽培する特別栽培米をJAぎふ特別栽培米生産協議会の会員346戸の農家により130ヘクタール実施されております。まだ登録に至っていないものの、本市の特産の枝豆、大根等では減化学合成農薬栽培として、ポリエチレンフィルムを覆いかぶせて使うマルチの使用とか性フェロモンによって雄だけを集めていわゆる根絶やしするとか、生物農薬と呼ばれています細菌の毒素を使ういわゆるBT剤、また、減化学肥料栽培としては、有機質肥料の施用あるいはマルチ畝内のいわゆる肥料を施すなど、既に生産者が必要性を認識され積極的に導入されているところであります。現在登録に向け種々実証試験圃を設置され研究中であると伺っております。  今日、輸入農産物の急増、構造的不況等による価格の低迷が続いている中にあって、消費者に本市の農産物が安全、安心、健康であることを情報発信し、商品としての付加価値をつけ、高収入に結びつく農業経営にしていくことは極めて重要であると考えております。したがいまして、今後はぎふクリーン農業を初め、本市が平成11年3月策定しました岐阜市環境保全型農業推進方針に基づき、減農薬、減化学肥料栽培など、環境に優しい農業を生産者の皆さん、そして、JA、普及センターなどと連携をとりながら積極的に推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 82: ◯副議長(小林 洋君) 消防長、高橋澄夫君。    〔高橋澄夫君登壇〕 83: ◯消防長(高橋澄夫君) 街頭消火器の3点の質問にお答えします。  1点目の、消火器の設置基準につきましては、地域住民による初期消火体制の強化を促進し、火災による被害の軽減を図る目的で、地震に起因する火災の被害が著しいと予想される地域、発災時において延焼危険が著しい地域及び市街地または設置当時における密集地に設置してまいりました。今後の設置の計画につきましては、地域全域に整備されていることから、現在の設置計画としています。  2点目の、消火器の詰めかえ時期及び管理につきましては、平成4年11月末日を猶予期間とする型式失効消火器の問題があり、平成4年度から消火器の薬剤詰めかえを実施するのでなく、8年を目安に消火器本体の交換を実施しているところであります。管理につきましては、管轄消防署において街頭消火器を定期的に巡回実施して、外観に不備がある消火器については交換をしております。  3点目の、格納箱につきましては、整備当初は鉄板製、カイラック製で設置していました。塗装、材質により異なり、腐食の発生と耐久性による破損もあることから、腐食防止等を図るため順次ステンレス製格納箱に切りかえております。御指摘のありました格納箱の水抜きにつきましては、格納箱の設置方法が建植と壁かけ式の2種類があり、壁かけ式については対応ができておりますが、建植式については取りつけ方法等を考慮してまいります。  以上であります。 84: ◯副議長(小林 洋君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 85: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 災害救助用食糧等の備蓄についてお答えいたします。  岐阜市地域防災計画における食糧供給計画では、非常用保存食を常時6万食分備蓄保管していくものと規定されております。この管理を岐阜市災害対策本部のもと、保健福祉部内に組織されております保健福祉総務班が担当しております。6万食とは、避難人員を約1万人と想定し、1日3食、2日分を保管するもので、クラッカーを3万5,000食、乾燥したアルファ米を使用した五目御飯を1万5,000食、山菜おこわを1万食確保しております。これらの非常食は各小学校の余裕教室、体育館、屋外倉庫などを利用し、各地域の人口で案分して保管しており、消防本部の防災センターにも一定量を備えております。各小学校、防災センターには、このほか保存飲料水や毛布も同様の案分で保管しており、特に防災センターにはゼロ歳児用の粉ミルクも保管しております。  各小学校の保管に関しましては、地域の自主防災隊長である自治連合会長及び小学校長にかぎをお預けし、管理をお願いしておりまして、定期的な点検は消防本部で行っております。また、これらの備蓄品はそれぞれの保存期間に応じ、順次入れかえを行っております。  以上でございます。 86: ◯副議長(小林 洋君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕 87: ◯総務部長(高田幸和君) 災害時における応援協定でありますが、議員御指摘の都市のほかに、神戸市、それから、27の中核市間に、また県内の市町村と締結をいたしまして相互応援体制を整えているところでございます。  協定内容といたしましては、食糧、飲料水等、生活物資の提供を初め、救援・救助活動に必要な人員、車両、資機材の提供などが主なものであります。また、災害時の応援要請、現場での活動などは、互いに毎年実施される防災訓練への参加、情報交換を通じて日ごろから連携を密にしているところでございます。  議員御指摘のとおり、災害発生時には応援をいただくということが大変心強いものでございます。応援体制が迅速、的確に実施できるよう今後も協定締結市との協力体制を充実さしてまいりたいと考えております。 88: ◯副議長(小林 洋君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 89: ◯教育長(安藤征治君) 子ども110番の家についてお答えをいたします。  本市では平成9年に子ども110番の家を設置をいたしましたが、その設置当初には各校区において当初約40カ所を目安にしてスタートをいたしました。今年度においては岐阜市全体で約2,600カ所であり、1校区当たり平均55カ所程度でございます。もちろん校区によっては、広さが違いますので、100カ所を超える所もございます。  2点目の、設置後の見直しでございますけれども、設置以来、毎年年度末になりますと、校区ごとに子ども110番の家の見直しをするように依頼をしてまいりました。同時に、各学校においては子ども110番の家設置者へ文書にてお礼及び次年度への依頼をするように指導をしてまいりました。    〔私語する者あり〕 多くの学校では、年度初めに地域の子ども会中心に設置者宅を訪問し、子ども110番の家を把握するとともに、お礼とお願いをする活動等も展開をしております。また、6月に起きました大阪池田市の殺傷事件後、子ども110番の家を見直したりふやしたりした校区も幾つかございます。  3点目の、利用状況についてでございますが、先ほど学校の行き帰りにトイレを借りるという話もありましたんですけれども、そういうことは別として、不審者による声かけ・追いかけ事案、そういった場合、不審者に遭遇したという情報を持って110番の家に助けを求めたっていいますか、情報を提供した児童生徒は数件あったというふうに聞いております。  いずれにしましても、子ども110番の家の存在は子供にとっても保護者にとっても緊急事態に助けを求められるという安心感を与えております。また、地域で子供を見守るという地域の意識啓発にもつながるものであると考えております。  続きまして、青年評議会の活性化に関連してお答えをいたします。  今日は社会情勢や経済構造が急激に変化している中で、価値観の多様化等、青年の意識も大きく変わってきております。IT革命の進展や自家用自動車の普及による生活圏の拡大が青年の意識を外に向かわせ、ともすれば郷土、地域、家庭といった自分の足もとを見詰める意識の希薄化につながっているようでございます。こうした状況の中で、仲間づくりとともに自分の住む町について調査研究をし、行政と意見交換したり提言をしていく中から町づくりに貢献しようという意欲を持った青年が青年評議会を実施をしておるところでございます。私も昨年、青年評議会に参加し、青年たちの熱心な取り組みに大変感動を覚えました。しかしながら、御指摘のように、年々参加する青年たちが減少し固定化する傾向にあることは事実でございまして、その活性化のために、ただいま幾つかの具体的な御提案をいただき、ありがとうございました。青年たちの中にも、意見交換、提言にとどまらず、地域でのボランティア活動や地域貢献活動をしていこうという動きが芽吹きかけてきております。今後こういった活動や意識を大切にし、議員御提案の内容も参加青年による運営委員会の中で検討する一方、地域団体にも働きかけるなどして、よりよい青年活動を支援する方向で考えてまいりたいと思います。 90: ◯副議長(小林 洋君) 経済部長、多田喜代則君。    〔多田喜代則君登壇〕 91: ◯経済部長(多田喜代則君) 中央卸売市場の経営改善等についてお答えを申し上げます。  生鮮食料品の流通環境は、消費者ニーズの多様化、輸入品の増加、量販店による産地取引、さらに、外食産業等の市場外流通といった流通経路の多元化により大きく変化をしてまいっております。岐阜市場におきましても景気低迷による個人消費の停滞から取り扱い数量、取り扱い金額とも減少傾向であるため、卸売業者、仲卸業者、関連事業者等の場内関係者の経営も大変厳しい状況であります。その影響を受けまして市場事業会計におきましても同様でございます。  そこで、本市場事業の健全化を図るために、組織の見直し、IT導入による事務の簡素化及び業務の委託等によりまして一層の経費節減に努めるとともに、本市場の活性化が必要であると考えております。そのため学識経験者と場内業者による市場活性化推進委員会及び専門部会で課題を検討し、市場の活性化を推進しているところでございます。この方向性は行政主導型ではなくて、業者みずからの意欲と努力が最も重要かと思われます。ここに来まして、次代を担う若手経営者や中堅管理者から、将来の岐阜市場の活性化が必要との意識が芽生えてきておりまして、この機運もサポートすることにより卸売市場の機能を充実させることが経営基盤の強化につながり、経営の健全化が図られるものと思っております。  いずれにいたしましても、開設者としましては場内関係者と一体となって卸売市場の機能の充実に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。    〔「議長、4番」と呼ぶ者あり〕 92: ◯副議長(小林 洋君) 4番、高橋 正君。    〔高橋 正君登壇〕 93: ◯4番(高橋 正君) それぞれ御答弁をいただきましたが、まず最初に、クリーン農業についてであります。  農産物に対する消費者のニーズは、品質、それから、味、見ばえ、栄養、ボリュームなどが要求されるわけですが、ここ近年は特に安全な食品へのニーズが高まってきているというふうに思います。こういう点からも先ほど言いましたクリーン農業、消費者に統一的な表示によるわかりやすい情報提供ができるということ、それから、化学合成農薬、化学肥料の削減に努めている農業者の皆さんの取り組みを理解してもらえるという点で大変いい制度であるというふうに思っております。特に経験からいいますと、ハウスなどの施設の中で行う農業というものは、こういったものへの取り組みとしては割に楽に取り組めるのではないかなあというふうに考えます。  この制度ができてから数年たつわけですが、先ほどお話がありましたように、大変その割にはまだまだ取り組まれているというか、表示制度の認定を受けてみえる方が少ないということですが、実際には登録すればというか、申請を出せば割にすぐに認定がおりれるような農業に取り組んでみえる方もたくさんみえると思いますので、ぜひこういった制度があるというようなことを農家の方、それからJAの職員の方々にもお話をしていただいて、消費者の方に安心していただける、安心して食べてもらえる農業を推進しとるんだよということと、買うのに安心ですよというマークがありますので、そういった制度を積極的に取り入れていただきたいというふうに思います。農林部長も先ほど積極的に推進するというお話でしたので、その点はよろしくお願いしたいというふうに思います。  次に、街頭消火器についてでありますが、先ほどお話がありましたように、8年を目安に消火器本体の交換をする。そして、管理については定期的に巡回点検をして外観に不備がある消火器については交換する、それから、建植式の格納箱については水抜き穴をつくるなどして、それか新しいものとかえるようにして直していくというお話でしたが、それが全部終わるまで時間がある程度かかるというふうに思います。そういった中でやはり、今先ほど言われました建植式のものについては水抜き穴がないということがあって、多分私は消火器が腐食しやすいのではないかなというふうに思いますので、そういう型式の格納箱については特に巡回頻度を多くしてでも安全に使えるような体制をとっていただきたいというふうに要望をしておきます。  次に、災害救助用食糧の備蓄についてでありますが、この保管場所についてなかなか一般の市民の方々が知られていないというふうに思います。防災訓練が各地域でやられますので、そういったときには、例えば毛布とか、今先ほどお話がありましたようにビスケットとか缶詰とか、そういったものがどこの場所にありますよというようなことぐらいは、そういった機会に、まあこれは自主防災隊長さんがお話しされるのがいいのかもわかりませんが、なかなかそういう保管場所について聞く機会がありません。ぜひそういったことをそういう機会に市民の方々にも伝えるような方策をとっていただけたらなあというふうに思いますし、保管場所のかぎについても自主防災隊長であられる連合自治会長さん、それから、小学校の校長先生が持ってみえるということですが、各種団体長、各校区にいろんな団体の長がみえるわけですが、その方々にぐらいはやっぱり、「管理はだれがされとるんやよと。」「かぎはだれが持っているんですよ。」というようなことぐらいはやっぱり知っとってもらう必要があるのではないかなと思いますので、その辺もぜひ役所として話をするようにということで進めていただきたいというふうに思います。  次に、岐阜市の青年評議会についてですが、教育長から御答弁をいただきました。  青年たちの自主性を重んじるということは大変重要なことであるというふうに思いますし、長い歴史がある、30年前の、前身から考えると30年という長い歴史があるということで、なかなか変えていくのは難しいというふうに思いますが、今までその青年たちの自主性を重んじてきて、余りタッチしずにというようなことで彼らの話を聞いてやってきた中で、なかなか人が集まってこないということも1つにはあるわけです。そういう現実を見ながら、いろんなお話を聞いとりますと、「そんな人がなかなか集まってこないような会議はもうこの辺でやめたらどうや。」というようなお話も聞かぬではありません。ですから、先ほど私なりのいろんな提言をさしていただきましたが、今後の進め方について十分若者たちと相談をしながら、教育委員会もある程度そういう部分ではリーダーシップをとって進めていただけたらなあというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  岐阜市中央卸売市場の経営健全化についてですが、何といっても卸売業者、仲卸業者、それから、関連事業者と開設者が一体となって市場の活性化に向けて取り組まないといけないということだというふうに思います。  私、産業交通委員会に今所属しておりますので、そちらから下関市地方卸売市場唐戸市場という所へ視察に行ってまいりました。そのときにそこの市場を見たときに、もちろん卸売機能というのと、それから、一般消費者も気軽に魚や食料品を買える小売の機能をあわせ持った庶民的な市場であるというのを売り物にして、観光客も入ってきておられるということを伺ってきましたし、現場も見てきました。岐阜市も中央卸売市場を年末に市民に開放するといいますか、入ってきていただいていいですよというような機会をつくっておりますが、もっとそういう岐阜市に住んでみえる方々が訪れやすい場所にするためにも、そういう機会をふやしていったらどうかなあというふうに思います。今後のそういったことも検討していただきたいというふうに思います。  最後に、この中央卸売市場のことを思いながら、まあ岐阜市が今進めている保育所の民営化、それから、先日私の自由民主党の林 貞夫議員が質問されて、交通部の今後の方向といったものが示されました。中央卸売市場についてでもそうですし、上下水、それから、駐車場、そのほかにもあると思いますが、民間でやってもらえるものは民営化に向けてということがよく言われます。これからの方向として十分検討していただくように市長さんにお願いいたしまして、質問を終わります。 94: ◯副議長(小林 洋君) 3番、日下部次郎君。    〔私語する者多し〕    〔日下部次郎君登壇〕(拍手) 95: ◯3番(日下部次郎君) 発言通告に従いまして、順次質問をさしていただきます。  1項目めとしまして、二酸化炭素の削減についてであります。  現在環境の中で地球温暖化問題が世界的に大きく取り上げられているところであります。御案内のように、世界各地では、森林火災、大洪水、干ばつ砂漠化の拡大など、地球温暖化による異常気象が続発しているのであります。今からちょうど15年前にこうした異常なことを指して国際的な学者などが集まりまして、そして、気候変動に関する政府間パネル、通称・IPCCと言うそうでございますが、これを立ち上げられまして、そこの報告の中では、今後100年で平均4度上がりますと、4度気温が上がるだろうというのが1つ。それから、25年後になりますと50億人が水不足に見舞われるだろう。3つ目に、世界的食糧危機などが予想されると、こういうことを報告しております。実はこのもとが、この間締結されました京都の温暖化に関する議定書のもとになっている会でございます。  そこで、今アフガンの戦争による戦争難民の話がありますが、戦争難民でなくて新しく温暖化難民という話が出てきております。これは朝日さんの新聞の記事に11月12日に出ている記事でございますが、『南太平洋に浮かぶサンゴ礁の国ツバルは、「温暖化で住民が消える最初の国になるだろう」といわれる。』と。「人口1万1千人、点在する九つの島の面積は計26平方キロ。最も高い所でも海抜4メートルほどしかない。最近、高潮が島の内部まで洗うようになった。」また、「地下水の塩水化が生活と農業に打撃を与えている。異常気象の頻発は温暖化の典型的な現象だ。大量移民を本気で考えている。」こういうふうに示しておりまして、ずっと行きまして、『昨年2月、ニュージーランド政府に、「今後10年間で1500人の移民を」と文書で申し入れたところ、色よい返事が返ってきた。』そんな中で「海面上昇は心配で、数十年後に我が国がどんな状態になっているか分からない。」というようなことで、住民一人一人が心配をしていると。そこで『京都議定書が実施されても温暖化は進む。「温暖化難民」を出さないようにする対策は欠かせない。』このように報告しているわけでございます。  そこで、日本の状況を予測してみますと、温暖化で4度上昇しますと、海面水域が数メートル上がるそうでございます。日本の砂浜の80%あるいは東京、大阪なども水没してしまうおそれもあるだろうというようなことがあちこちで出ております。  それから、温暖化の原因はこれは何かといいますと、やはり一番多いのが二酸化炭素である。英語でCO2と言うそうです──英語というか、略で。(笑声)    〔私語する者あり〕 国際的なこういった二酸化炭素を減らすにはどうしたらいいかということで、その取り組みを申し上げますと、1997年、5年ほど前に、先ほど申し上げました京都議定書を先進国が採択しまして、2008年から2012年にかけて、1990年と比較して温暖化ガスを5%削減目標とすることが決められたわけであります。この中で御案内のように、日本は6%、アメリカは7%、欧州連合、いわゆる英語でEUは8%などの減らすと、こういうことを申し合わせしたところであります。  ところが、この間のテロのもとになったと言われておりますように、アメリカはことし3月、発展途上国の削減目標がなされていないことやアメリカの経済活動があんまり伸びないといけない、悪影響が出るとして、この議定書に加わらないことを表明して、その後すぐにテロ事件が起きたと、こういう経過もあると見受けられるような話もあります。そこで、二酸化炭素の排出量についてですが、世界であらかたの量を見ますと、アメリカが23%、中国が15%、ヨーロッパ連合、いわゆるEUが13%、ロシアが6%、日本も5%、インド4%、その他34%、こんなようなふうにCO2をこう出しているそうであります。  そこで、資源エネルギー学会の発表によりますと、国全体で見ますと、どういうとこから二酸化炭素が出てるかということを発表を見ますと、家庭からが48%、企業からが37%、公共から12%、その他3%と、このようなふうに資源エネルギー庁は見ております。で、家庭からはどんなことかということで、これは総務庁の家庭調査でございますが、車が22%、物すごく多いんですね。それから、冷暖房が22%、冷暖房はまあ冷暖房でして、    〔私語する者あり〕 この間、この岐阜市もISO14001ですか、あれを取得されてから部屋の暖房もちょっと温かくなったように私も聞いておりますが、それから、ごみの17%、ふろが10%、冷蔵庫が5%、照明5%、テレビ4%、その他15%と。このようなことになっております。  そこで、二酸化炭素削減をいかに取り組んだらいいかということを私なりにもいろいろ考えまして、まず、自分自身ができることをまずはやらないかんと、こういうふうに思いまして、私自身8月にガスコンロをですね、電気コンロに変えまして、    〔私語する者あり〕 それを今使っておりますが、少し熱が下がってきたんじゃないかと、こういう感じがしとるようなわけでございます。また、余り怒るとですね、熱が発散して環境に悪いということで余り怒らないようにしたらどうかと。
       〔私語する者あり〕 それから、体表面積が大きいと熱の発散率が多いので、いわゆる英語でダイエットですね、こういうものをやって熱を出すのを防いでいくことも大事だと、こういうことも自分たちでやってかないかんと、こういうふうに思っております。  そこで、先ほど申し上げました調査の中でも言いましたように、車が二酸化炭素を物すごく出すということから、ここからちょっと市長にでございますが、1点目は、いわゆる肝臓を休ませる休肝日をつくってみえると思いますが、そういう休肝日と同しように、    〔私語する者あり〕 車を使用しないノーカーデーをひとつやったらどうかと、そういうことを呼びかけたらどうかと思うわけでございます。    〔私語する者あり〕 で、話の中で、昭和45年ごろですか、上松市長の時代にこういうノーカーデーということをやってみえたということをお聞きしました。それで、これは非常に環境にいいんじゃないかということで私なりに考えているわけでございますので、そういうノーカーデーを呼びかけようと、こういう提案でございます。  で、2点目は、そのかわり歩くことや公共交通を利用したり、あるいはまあバリアフリーの車いすとか、いろいろなことも当然ですが、自転車の普及をですね、活用を進めて、ほいで岐阜市は自転車を乗ることが非常に楽な環境の町であるということで、私もまあいろいろどういう名前がいいかということで考えまして、「さわやかサイクリングのまち」と、(笑声)こういうのを、「さわやかサイクリングのまち」というのを考えたんですが、こういう    〔私語する者あり〕(笑声) さわやかな話はどうであろうかということを2点目に所見を求めます。    〔私語する者あり〕(笑声)  次に、総務部長と土木部長でありますが、    〔私語する者あり〕 このさわやかサイクリングを進めるときに、道路とその駐輪場ですね、    〔私語する者あり〕 駐輪場の状態がですね、例えば私、時々自転車で来るんですが、この横の駐輪場がいまいち一遍に入ったことがないと。ちょっとよけてみたり行ってみたり、こう、なるべく遠慮してフェンスのとこへとめてみたりということですね。私としては十分でないと思います。それから、道路もまだ十分でないと思いますが、とりあえず、なるべくできることからということで、駐輪場の要するに状態ですね、ほんとに十分あるんだということなのか、あるいはちょっと足らぬとかですね、そんなようなことの総務部長と土木部長の所管のところのいわゆる駐輪場の対応がですね、ほんとにさわやかになってるかということをですね、現状をお伺いするのと同時に、もし足らないというようなことであれば、その傾向と対策をですね、ひとつお願いしたいと思います。  次に、2項目め、岐阜市の行財政運営についてであります。  最近の主な点を総括して、ちょっと私のこの年数の中で顧みますと、まあ褒めないかんということを言われましたので、褒めるところ、よかったことですね、こういうことをまず最初に申し上げて、次にちょっとということで申し上げますが、    〔私語する者あり〕 2年前にですね、お邪魔しまして、この台へ、(笑声)市の    〔私語する者あり〕 情報公開条例というのが実は改正になりました。これがですね、まあこの岐阜市にしてはですね、いいものができて、私はこの近辺というか、日本でもですね、まあまあ自信持ってもいい、これはほんとにいい条例だと思います。扱い、運用についてはちょっとなんですけども、条例自体はですね、私はいいものできたと、これはほんとに褒めたいと思います。(笑声)  それから、次に、年金などの領収書をですね、毎月送ってたのを一遍にまとめて送ることによって、あれは幾らでしたか、3,500万でしたか、節約されたというニュースがありましたが、あれもよかったですね。はあ。(笑声)それから、放置自動車をですね、まああっちこちにありまして、これも割合と岐阜市にしてはですね、早く対応していただきまして、これもまあよかったなと。それから、特に最近はですね、書類上の賞味期限の切れました救急車1台と、それから消防車2台をですね、国際交流活動の一環としましてライオンズクラブを通じましてですね、再利用という形でスリランカへいただくことにしました。これはほんとに、まあスリランカの島民、いわゆるセイロン島のですね、    〔私語する者あり〕 島民になりかわって(笑声)厚く感謝を    〔私語する者多し〕 申し上げたいというとこであります。  その他ですね、以上、大体私の関係しとるところというか、関心のあるようなところのいいところで、そのほかにたくさんですね、まあほんなもの数えたらもう切りがないぐらいいいことがあります。    〔私語する者あり〕 立派なことをね、市長やっていただきまして、みんな喜んどります。    〔私語する者多し〕 もうほんとに感謝しとるわけでございますが、(笑声)しかしながら、    〔私語する者あり〕 2年前にですね、学校の体育館の入札で同じ大きさの体育館の入札がありまして、1億円の差がありまして、これは助役まだね、どっかに見えたときだからわからぬですけども、(笑声)    〔私語する者あり〕 これが1つありまして、その次に今度は岐阜駅西駐車場の問題が起きました。そうしましたところ、今度は岐阜公園の問題が起きましてですね、その間にまあ私もデポジットやごみ袋有料化問題などもこういろいろなにしまして、なかなかうまくいかなくて、それから、ことしに入って選挙違反がありまして、それから、貯水池のだら漏れの問題がありまして、(笑声)    〔私語する者あり〕 それから、温泉中断の問題がありまして、これも数少ない、ほんのちょっとですけども、私にしてみると、ちょっとも休みなしにですね、いろいろこう出てくるもんですから、どうなっとると言ったら、「まあまんだおまはんなれとらぬで、あかんのや。」ということですが、(笑声)今んとこまだちょっとなれないということで、(笑声)ここら辺はちょっとおかしいというふうに私は思っております。  そこで、市長にでありますが、これらのところを見てですね、ほんの一部の悪いとこですけども、ほとんどはいいんですけども、有効性というか、効率性あるいは経済性から求められる観点からですね、こういうちょっと、まあ少しのことですけども、悪いことについてどういうふうに感じておられるか、所見を求めます。  それから、2点目はですね、以前、ちょうど1年前になりますが、私は50億のごみの焼却費を1割でも節約すりゃあ、これは5億円あるんやで、何とか1割ぐらい何とかならぬかということで、ごみのごみ袋の一部有料化ですね、まあ30枚か50枚は無料で渡いて、それ以上はちょっとごみ袋は買いんさいと。そして、99の市町村の中であと4つになっとるから、それ何とかならぬかということで、いろいろしましたら、市長が指示をした経過があるんですね。指示をされた。で、関係部局へ指示をされたけども、いまだにその姿が見えてこぬというのは、僕もどうなっとるんやという、おかしいということと、それから、そういう市長が指示しとってやらずでも済むというこの辺のところのところがね、どうも私はわからぬ。なれぬもんですから。(笑声)ほんで、まあちょっと初年兵にですね、わかるような説明をひとつ(笑声)お願いしたいということです。  市長、以上、2点。  それから、技術助役についてですが、その入札問題から、これ2年半ほどたつんです。ほいで、この間何かいろいろな何か書いたものを見ますと、3年以上今度はかかるということですね、リノベーションのあの表のところで。ほうすると、通算すると6年ですね。ほうと、これから3年たつと、また助役がまたどっかへ行かれるとですね、また次見えた助役にまた話せなあかんでしょう。だから、これ、    〔私語する者あり〕 そのうち私も選挙あっておらんようになったってことになると、(笑声)またこれ全然何かわけがわからぬようになるということでですね、    〔私語する者多し〕(笑声) ここはひとつですね、一遍にその全部、入札制度をばあっと変えてまってぴゃっとやれっていうことはそれはまあ無理なことですで、その何か1つ、関係の入札のことでですね、電子と、それから、自由競争をやるんだというようなことでやれるところからで私いいと思うんですね。ほんのちょっとした小さいやつでもいいから、そういうのでひとつ取り組んで、それによって、まあいわゆる入札制度の活性化というんですか、こういうものもやっていく必要があるんじゃないかと。  きのうまでの質問者にありましたように、スピードですか、それから、まあそんなようなことをですね、なにして、これからまた3年以上かかるというところはちょっといまいち疑問を感じますもんで、できるだけ、範囲は小さくていいですし、あるいは一定の、まあこのことに関してひとつね、やると、そういうような姿勢をですね、何とか見出せぬもんか、ひとつよろしく御答弁お願いします。  次に、経済部長ですが、私、国際会議場が、先回の9月議会にも申し上げました経費削減をですね、何とかして、何とかならぬもんかということで、警備についてですね、見直しはできないものかということで申し上げたとこでございますが、一向にどうも前に進まないようなとこでございますので、ちょっと調べましたら、警備関係の事業は年間契約でやってるもんだから、我々の考えというようなわけにいかない。すすっとはできないんですね、こう1年単位でないと。そこで、私はああいうものはですね、経済部長にもちょっとお尋ねしますが、1点目はですね、工事現場方式ですね。電柱やとか水道やなんか、工事やるときに、そのときにびゃっと立ちますね、警備。ええ。で、そのほかのときは立たないんです。電信棒の前に立っとっても仕方ないんですから。ですから、(笑声)    〔私語する者あり〕 工事現場方式に改めて、要るときは、それは3人要るときもあるし、10人のときもあるでしょうけども、そういうような弾力性のあるですね、規模に合ったような、そういう何ですか、警備体制をとっていただけるんやろうか。いわゆる年間契約をですね、もう少し柔軟に見て、やわらかく見て、そして工事現場方式でいったらどうかと、こういうことを思いますが、いかがでしょう。  で、2点目は、その際、この案内板をですね、あの国際会議場はなかなかグレードの高い建物なもんですから、庶民が行くとわかりにくい。まあその点ではですね、案内板をすごろく方式にしてですね、    〔私語する者あり〕 こう矢印に行くと目的のとこへちゃっと行くと。こういうすごろく方式の案内板をつくって、そして、庶民にもわかるようにされたらどうか。  この2点について、提案というか質問をいたします。    〔私語する者あり〕  それから、3項目め、岐阜駅──杜の中の駅について、これは都市計画部長にお伺いします。  落ち葉がですね、当然この杜の駅で木を植えると出ると思いますが、この落ち葉のこの対応はですね、どのようにされる予定をしてみえるんですか。    〔私語する者あり〕  それから、仮にですね、掃くとか清掃するとか、そういうようなことをすれば、当然費用がかかると思うんですが、その費用のいわゆる予定ちゅうんですか、シミュレーションは大体このぐらいの、あそこら辺の広場で大体こう木が植わっとるとですね、まだそれは細かい本数とかなんか何植えるかちゅうこと決まってないそうですけども、まあ大体この場所を見りゃね、大体どのくらいかかるか、まあなれてみえるでわかるやろうと思いますんで、その費用はどのぐらいかと。杜はつくったことはええけども、毎年かかるわけですから、その費用がですね。だから、落ち葉の対応をどうやってするつもりか、1点目。  2点目は、片づけるとしたら、どのぐらい金は予定しておりますということをお願いします。  それから、4項目でございますが、これは環境部長にお願いします。東部クリーンセンターの余熱利用施設について。  先般土地取得などの予算が審議されたところでありますが、その後、土地の取得状況やその他いろいろ建物の計画されておると思いますが、現在までにどんなようなことが立ち上げられて、どんなような状況であるということと、今後このようなことでやっていくという傾向と対策をですね、御説明していただきたいと思います。  5項目め、市町村合併の特例債についてでございますが、先日来の答弁で市長の方から、合併は前向きに積極的に呼びかけてると、するということでございますが、11月の7日の新聞記事でですね、「合併は岐阜市としたい」と。「合併は岐阜市としたい」ということで、これは山県郡3町村の合併ということで記事が載っておりました。それで、私はこれは、この中で特例債の発行額は3町村だと147億円、それが岐阜市を含めて合併するとですね、407億円になる上、住民1人当たりの負担額が少なくなるので、岐阜市と合併したいと、こういうことの記事でございます。  それで、私は岐阜市に魅力があるから合併したいということだと思いますが、その魅力は相手方が決めることですが、まあ私じゃあ端的に思うのに、これからはよそのことに対してもですね、何かこのインパクトのあることを申し上げて、「ああ、合併したい。」というふうにしないと、なかなか今の岐阜市の現状では合併が難しいんやないかということを思います。そうすると、この特例債についてですね、まあ私は結納金とかね、支度金ですね、こんなようなふうの性格のものとして考えてですね、そして、どーんとまあいろいろ有利に考えてくださいと。もちろんその山県郡との境をですね、こっからはそっちやで、こっちは知らぬとか、そんなことない、やっぱりそれはそれでお互いにね、そのときに話し合われると思いますが、一応その結納金というか、支度金ちゅうか、そんなような性質のものでやろうじゃないかというような気があるかないか、それをまた    〔私語する者あり〕 そのぐらいの気持ちを持ってですね、どーんといかぬと、まとまるもんも──これは縁のことと(笑声)一緒やもんで、まあまとまるもんもまとまらぬのやないかというような気がしますもんで、    〔私語する者あり〕 どーんといけるかいけぬか、(笑声)ひとつその辺のところを質問しまして、1回目の質問を終わります。(拍手)    〔私語する者あり〕 96: ◯副議長(小林 洋君) この際、しばらく休憩します。   午後3時 4分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午後3時30分 開  議 97: ◯議長(松井逸朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行します。日下部次郎君に対する答弁を求めます。市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 98: ◯市長(浅野 勇君) 最初の、二酸化炭素の削減についてでございます。  平成9年の12月に日本で開催されました気候変動枠組み条約第3回締約国会議において採択された京都議定書の趣旨に沿って、平成10年10月に成立した「地球温暖化対策の推進に関する法律」では、地方公共団体の責務として、二酸化炭素等温室効果ガスの排出抑制等の施策を推進するとともに、事務及び事業に関し温室効果ガスの排出抑制のための実行計画を策定し、実施状況を公表することが求められております。  本市におきましては、平成9年4月、率先行動計画として環境アクションプランぎふを策定しておりましたが、本年3月に法律で定められている実行計画とするために改定を行い、現在その実践に努めております。紙、電気等の使用量削減のほか、廃棄物の減量、低公害車の購入など、環境に配慮した行政活動を進めております。また、本年10月にはISO14001の認証も取得し、公共工事における再生資材の利用、樹木の植栽、自然環境の保全など、行政全般において環境配慮の取り組みを行っており地球温暖化対策として二酸化炭素の削減も努力してきたところでございます。また、市役所が率先実行することはもとより、市民、事業者の皆さんに対しましても環境負荷の大きい自動車の使用自粛のために自転車の利用を初め、マイカー自粛の提唱など、身近な行動における環境への配慮、特に二酸化炭素の排出削減の取り組みについて積極的に呼びかけてきたところでございます。  ところで、議員提唱のノーカーデーのことでございますが、今日、車は生活の一部分で、なかなかこういうことを提唱しても継続して励行することが大変難しい時代でございます。が、お互いに自粛し合うような状態をつくっていかなきゃいけないだろうということを思っております。  また、さわやかサイクリング、自転車をということでございます。  その前にやはり町の中を人や自転車が通りやすい町に、自動車にはいいけれども、人や自転車が使いやすい町の中の道に変えなければいけないだろうと。また、駐輪場などの整備についても整備しなければ、こういったことが励行されないだろうというようなことを思います。御提案の趣旨、今後努力していきたいと思っております。  次に、行財政運営についてでございます。  大変褒めたりそしられたりしたわけでございますが、(笑声)    〔私語する者あり〕 褒められたことについては、議員さんがよく市政についてごらんになっておっていただけるということで、ありがたく思っております。(笑声)    〔私語する者あり〕 いろいろ御指摘があったことについては確かにそういうものもございました。その事業効果があらわれていない事業や、当初予測もしなかったような事故等によって中断を余儀なくされたというような事業もございますが、所期の目的達成のために現在懸命に取り組んでおるところでございます。  特にごみの有料化の問題について、指示したけれども行われてないのはどういうことかということでございますが、私はもともとこの有料化はあんまり賛成の方ではございません。その前にやることがあるだろうと。金を取られるで出さないというようなやり方は私は初めから反対でございます。が、しかし、あのときにも話し合いがありましたように、ごみがたくさん出て、ごみを処理する費用が財政的に非常に負担かかるというような場合には市民の皆さん方にも負担してもらわなきゃいけない、したがって、有料化も考えなければいけない時期が来ているということを申し上げたわけでございます。が、その後、透明袋やイエローカードというような、自治会を初めとした市民の皆さん方の協力によって意外にごみがふえなかったというようなことで有料化が延びておるということでございます。これが私は本当に市民の皆さん方の協力のおかげだと喜んでおるところでございます。が、やはりこれにも限度がございます。どうしても搬出のこの車の台数をふやしたり人をふやしたりしなならぬというような場合には、やはり有料化ということも考えなきゃいけない、そういう時代が来るかもわからぬということでございますが、できるだけそういうことのないようにいたしていきたいと思っておるところでございます。  以上でございます。    〔「特例債。」「答弁漏れ。」「特例債。」と呼ぶ者、その他私語する者あり〕    〔浅野 勇君降壇後、再登壇〕 99: ◯市長(浅野 勇君) (続) 失礼しました。もう一つ。合併特例債の問題でございます。  合併特例債は、合併協議会で策定される市町村建設計画、いわゆる町づくりビジョンに位置づけられた合併市町村の町づくりのための事業で、合併に伴い特に必要となる事業の財源であると認識しております。例えば、旧市町村間の交流や連携が円滑に進むような道路、橋梁、トンネルなどの整備、合併後の住民が一体感を持つために住民が集うための運動公園など整備、合併後の市町村内の行政サービスの水準の均衡を図るための施設整備などでございます。また、合併市町村における地域住民の連携の強化または旧市町村の区域における地域振興等のために行うイベントの開催、地域の行事の展開、伝統文化の伝承等に関する事業の実施などを行うために基金の積み立てを行うこともできます。岐阜市は当然この原則によりまして、合併関係市町村の相互理解が進むよう協議してまいりたいと考えておるところでございます。1つの市町村にどんと渡すというようなことはあり得ないということでございます。    〔私語する者あり〕 100: ◯議長(松井逸朗君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕 101: ◯総務部長(高田幸和君) 市庁舎の駐車場の現状と今後の整備方針はどうかという御質問でございますが、現在市庁舎においては、本庁舎約300台、南庁舎約120台の自転車が駐輪できるようスペースを確保いたしております。しかし、時間帯によっては駐輪場にあふれるような状況になっております。駐輪スペースの拡充は敷地や建物構造の制約などからなかなか難しい点がございますが、今までも自転車の増加に対応しスペースをやりくりし、順次増設を図ってきておりますので、今後ともこの考えにより進めていきたいと考えております。 102: ◯議長(松井逸朗君) 土木部長、所 義勝君。    〔所 義勝君登壇〕
    103: ◯土木部長(所 義勝君) 駐輪場の現状と対策についてお答えをいたします。  市営自転車駐車場の現状につきましては、JR岐阜駅、名鉄新岐阜駅周辺の自転車等放置規制区域内に有料自転車駐車場5カ所で約4,200台分を設置し、規制区域外の鉄道駅、バス停など、自転車利用者の多い場所に無料の自転車駐車場17カ所に約3,100台分を設置して利用者の利便を図っているところでございます。  このように岐阜市自転車等の放置の防止に関する条例に基づき放置自転車対策を講じることで、通行機能の確保や歩行者などの安全の保持、町の美観を維持し、市民の良好な生活環境の確保に努めております。また、自転車利用者の多い鉄道駅、バス停周辺での自転車駐車場設置につきましては、用地の確保、管理等の問題もありますが、鉄道事業者、バス事業者にもお願いをしているところでございます。  今後の対策につきましては、自転車の利用状況などの推移を見守る中で設置について鉄道事業者などに継続的に働きかけていくとともに、必要に応じ市営自転車駐車場の設置について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 104: ◯議長(松井逸朗君) 助役、松谷春敏君。    〔松谷春敏君登壇〕 105: ◯助役(松谷春敏君) 岐阜市の行財政運営に関連いたしまして、入札契約制度を早急に一歩進めよという御質問でございました。  入札契約制度の改善は、この議会でさっきの御質問者にもお答えいたしましたように、非常に今日的な課題でございます。ということで、市も一歩一歩改善を進めているところでございますが、特にITを活用したいろいろなシステム、例えば電子入札などはその中でも重要な柱というふうに認識をしております。一方、電子入札の実施には、不正改ざんを防止するなどのセキュリティーの問題、例えば一度入札した額を入れかえてしまうとかですね、それから、団体や個人を電子的に認証する問題、だれかのほかの業者になりかわって違う額を入札するようなことですね。そういったことを全部システムとしてまとめていくといったことなどに多額の経費、慎重な検討が必要でございます。また、各発注者がそれぞれ独自にシステムを開発いたしますと、受注者はそういう発注者にすべて対応しなければならなくなりますので、ハードの整備にお金がかかるとか、システムが混乱するといったような問題もございます。そういうことで、電子入札に限りますと、私は国から市町村まで、そして、それを受ける受注者群も全部一緒になった統一したシステムを全国的に導入すべきではないかというふうに考えております。  現在、国、それから、先進県であります岐阜県におきましては、今年度実証実験段階から試行、来年度、再来年度でシステム開発を進めると聞いておりますので、市も国、県の動向に留意をして、おくれないように全国的な汎用システムの導入に努めたいというふうに思っております。  なお、その中で議員御指摘のような──を一歩進めるということが、要するに一部ですね、一部実施するということが可能なのかどうかというようなことの検討や、また、今私申し上げましたのは公共工事に関するIT技術の活用ですけれども、そのほか物品調達の契約事務の中でインターネットを活用して情報提供したり、問い合わせしたり、いろいろなことができるかもしれませんので、そういったことなども検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 106: ◯議長(松井逸朗君) 経済部長、多田喜代則君。    〔多田喜代則君登壇〕 107: ◯経済部長(多田喜代則君) 岐阜市の行財政運営に関連しまして、長良川国際会議場の経費節減についてお答えを申し上げます。  施設管理の中で3分の2を占める委託料については、今年度も清掃業務など業務内容を精査しまして、12年度と比較して約540万円ほど減額をいたしました。今後もさらに精査をしてまいりたいと存じております。  御質問の1点目の、議員御指摘の警備委託のうち、場外警備につきましては、混雑時の歩行者の安全確保、来客者に対しての駐車場、催し物、会議室の案内、また、遠方から本市へ来られた方々に対する近隣施設の案内などの業務内容であります。国際会議場には年間22万9,000人強の来客者がありまして、来客者の安全上またサービス上、混雑時の場外警備は必要と考えておりますが、混雑時以外の場外警備のうち立哨業務は見直しを図ってまいりたいと考えます。  また2点目の、案内業務につきましては、案内看板の有効なあり方について、御提言を踏まえまして研究をしてまいりたいと考えます。  以上でございます。 108: ◯議長(松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 109: ◯都市計画部長(小林 忠君) 杜の中の駅についての御質問に順次お答えさせていただきます。  まず、落ち葉の処理を含めた管理についてお答えいたします。  駅前広場整備計画案は、その内容を節目ごとに公表し御意見をいただくことと考えております。この中で植栽や管理の一部につきましても市民に参加願える仕組みを、例えばボランティア活動団体や周辺地域の自治会などの団体、また企業、さらには、樹木の寄贈者に維持管理参画いただくような考えを含め、御意見をいただき、これらの意見を踏まえて検討してまいりたいと考えております。また、剪定枝葉や落ち葉の処理につきましても有効活用できるような方策を検討してまいりたいと考えております。  それから、2点目の、具体的な管理費につきましては、樹種及び低木、高木の割合、また面積、その他の条件によって異なりまして、費用を具体的に申し上げることはできませんが、管理の軽減につながるような樹種の選定や植栽方法、管理方法につきましても計画段階から検討することが必要だと考えております。  以上でございます。 110: ◯議長(松井逸朗君) 環境部長、佐藤俊正君。    〔佐藤俊正君登壇〕 111: ◯環境部長(佐藤俊正君) 東部クリーンセンター余熱利用施設についての御質問にお答えをいたします。  事業用地の取得につきましては、本年7月2日、岐阜市土地開発公社との間で事業用地の先行取得に関する契約を締結いたしました。その後9月4日付で事業用地の一部を土地開発公社が取得をいたしたところでございます。また、今年度施策予定の余熱利用施設建設基本計画策定業務も発注を済ませたところでございます。計画内容等につきまして関係者と協議を進めているところでもございます。今後の予定につきましては、余熱利用施設建設基本計画策定後、土地収用法で定めております事業認定を受け、平成14年には残りの事業用地の取得を進めるとともに、実施設計を行い、平成15年度に工事着手し、平成16年度の完成を目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。    〔「議長、3番」と呼ぶ者あり〕 112: ◯議長(松井逸朗君) 3番、日下部次郎君。    〔日下部次郎君登壇〕 113: ◯3番(日下部次郎君) おのおのお答えいただきまして、ありがとうございました。若干の希望と質問をさしていただきます。  1点目ですね、市長の方で1つお伺いしますが、この今のとこ、「さわやかサイクリングのまち」はちょっと無理だということですが、駅西駐車場がですね、今、1日1,400台の予定が200台ぐらいしか入ってない。要するに13%ぐらいということなんですよね。それで、500台ぐらい──500台でないわ、600──でまあとにかく(笑声)たくさん余っとると。それで、ここのあいてるという状況と、駅前の自転車がですね、もう不足してるという相反することがですね、あの周辺で起きていることなんですね。それで、あの駐車場を一部を、まあコンパネでも張ってね、(笑声)そして、車、例えば機械の方だけを駐車場に使って、があっと上げるやつね。で、あとこちらの方は自転車のやつに何か使うようなことをちょっと勘考できぬかと。それはいろいろ難しい問題あるんですが、この辺について、あの近くで相反する現象が起きている、そこら辺をうまく活用する方法はないもんだろうかということをひとつお聞きします。  それから、総務部長にですが、今、市の関係で黒塗り車、黒塗り車。あれは何台ぐらいあって、これはまあ名古屋では最近無料タクシーも来ているそうで、ああいうのもこっち岐阜市へ誘致することも含めて、(笑声)    〔私語する者あり〕 黒塗り車はなしにしたらどうかと。で、台数とですね、その扱いについての所見を求めます。  それから、「さわやかサイクリングのまち」ですが、ドイツはですね、大体20キロは自転車の範囲やということでございます。環境先進国はそういうことでございますんで、岐阜市はまだそういう道路も駐輪場も難しいということで、まあ10キロぐらいはですね、自転車の範囲やというようなことでひとつ啓発をあわせてやっていただけないかという、これは希望です。いうことを、以上、2点お願いします。    〔私語する者あり〕  それから、行財政運営のところで、ひとつぜひとも入札のことですが、助役、何でもいいで1つ、何でもいいで1つ始めてください、もう。(笑声)    〔私語する者あり〕 で、ほうすると、その電子入札が、「お、岐阜市は電子入札やるようになったな。」と。「これから大きい工事にもいくな。」と。職員も「ああ、こういう方法でやるといいんか。」というようなことで勉強にもなるし、大きい工事のゼネコン関係者の刺激にもなるということで、ひとつ小さいやつでいいですから、やれるやつを。  で、それはなぜかというと、2年半前に私は横須賀の例をここで言いました。で、その後、市の職員の方も横須賀へ行っていただきました。あそこは全部、もう2年半前からやっとるんです。43万人、人口が。そうなると、人が育っとらぬのかなあと思ったり、遠慮してみえるんかなあ、あるいは国に倣って何でも物やろかなという、そういう体質なのか、その辺のところを疑問に感じるわけですけども、まあひとつ、ここは小さいやつでいいです。何でも1つやってもらって、活気をつけてもらいたいという希望です。まあ具体的──まあいいです、まあもう。  それから、経済部長の方は、    〔私語する者あり〕 ひとつそういうことで何か手がけてですね、やってください。これも希望です。  それから、これ総務部長の方にですね、ちょっとお聞きしますが、この間、包括外部監査請求のことを9月のときに申し上げました。この包括外部監査のことについて2つの意見に分かれたんですよね。で、市長はこの間、答弁で、「十分私どもの期待を満たしていただいたものと思っており、本当に全般的にわたって事細かに監査いただいて、立派なものだと感謝しておるところであります。」というふうに述べておられるんですね。もう絶賛ということですね。で、絶賛ということは、もう次に言葉が出ないということですが、一方、この包括外部監査請求の通信簿、通信簿ですね、この全国の包括外部監査制度を全国にびゃあっとこう調べて通信簿つけたやつの中で、そのコメントが、9月にも言いましたけども、もう一遍まあ言います。岐阜市はD、D、Eと、Eに近いD評価を含まれているということ。A、B、C、D、Eの中のDであるけども、Eに近いDが含まれていると。それで、そのことを踏まえてここに、この間も申し上げましたが、全体に岐阜市のこのやつはですね、「全体に行政から提供を受けた資料を整理しただけの印象が強く、監査人独自の調査、分析に乏しく監査の意識が感じられない。意見はあいまいで活用度は低く、他の監査事例を参考にしてほしい。」と、こういうふうに全くこう、90度、365度以上ですね、反対なんですね。(笑声)    〔私語する者多し〕 そういうことを我々が見たときに、何というか、これ、この差をどうやって埋めるかということで、ひとつ総務部長の方からね、私は、まあそういう意見もあれば、今度の来年の契約のときにね、ちょっといろいろなこういうようなよその参考事業もあるで、参考にしてもらえんやろうかなということも入れたいなというようなことを希望するわけでございますので、総務部長、ひとつお願いします。  それから、杜の中の駅でございますが、これちょっとお話を聞きますと、頭から葉を掃除するということだと思いますが、まあボランティアにしろ町内の人にしろですね。これ有識者の話から伺いましたんですが、杜ということは、杜の中の駅の中の「杜」という言葉の中で、この間もこのやつに、進めます、やります、もう一本にやりますと、何でもやりますということなんですが、杜というものの葉っぱの状態のことを言うと、葉っぱが落ちて地に帰って、そして、その中を、まあ人が行く場合は踏みしめて、そして、こうやって循環していく葉っぱの状態のことを杜と言うそうです。あるよその駅でね、同じようなことがあったそうです。ところが、葉っぱを掃除したり、それから、道路やなんかに葉っぱが落ちて掃除するのは、それは杜やないんですね。それで、現実と杜の中の駅とそぐわないから、そういう名前はつけてはいかんのやと。まやかしやそらということでやめた所もあるそうです。  それで、木を掃除するということであれば、駅前の広場、木の多い広場とかね、駅前の木の多い公園とかね、何かコミュニティー何とかという得意な横文字ね、そういうのをつけるとか、そういうふうにしていかないと、言葉と、それから実態とがそぐわないということを指摘される人があります。そこら辺のところね、どうしてもやるって言うんなら、まあそれはやっていただきゃいいんですが、(笑声)そこら辺の所見をね、専門家ですで、一遍ちょっとお答えください、それでもやられるんかどうか。  それから、4項目めですが、東部クリーンセンター。  順次始めてるということですが、この間、11月14日の岐阜新聞の新聞記事に「プール整備に民間の力」ということで、まあ御存じだと思いますね。PFI採用。で、この新聞を見る限り、このプール整備に民間の力をかりると20%経費圧縮って、こう大きく書いてあるんですね。私は素人なもんですで、これはええやないかということで、今お話聞くと、何か淡々と進められることですが、やはり20%も経費が削減できるような、そういう方法あるんなら、このPFI、しかも、このプールの運営にノウハウのあるところにですね、少しいろんなこと考えられる方もどうかと思いますが、そういうのは全然ねえんかどうか、それもちょっと答弁お願いします。  それから、市町村合併の特例債ですが、    〔私語する者あり〕 これは1カ所にはやれねえということですで、そうですね、まあ結納という、要するに、結納は出さぬという解釈になりますので、果たしてどうなりますかというところで、これはそういうことならそういうことで仕方ないということで、    〔私語する者あり〕 コア100万という事業の中で何かしらんそういうインパクトのあることをやらなければならないということは私は感じます。  それで、最後のところで、ちょっと時間がありますね、地方財政法第4条ですね。地方財政法第4条の1項にはね、まあ御存じだと思いますけど、ちょっと念のために「地方公共団体の経費は、その目的を達成するための必要且つ最少の限度をこえて、これを支出してはならない。」と規定している。それから、今度は地方自治法の2条14項は「その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」同15項では「常にその組織及び運営の合理化に努めるとともに、他の地方公共団体に協力を求めてその規模の適正化を図らなければならない。」という法が呼びかけております。  で、私はこういう、先ほど財政運営のこと、そのことを含めてですけども、有効性、効率性、経済性、そういうことを踏まえて、絶えず今の計画の段階から市民に共有、共有しながら計画も進めていかぬと、ある日ぽーんと出てまっては、もうほんとに、まあ意味は物すごいたんとありますよ。たんとあります。もう数え切れぬぐらいが、今私が述べましたいろんな、ここへ来てからのいろんなこのわけのわからぬことが発生しとる。これは計画段階のところでどうもおかしいんやないんかと、こういうことを思いますし、ましてや、我々零細企業の店主の素人にもわかるような方法をですね、ますますとっていただくことを希望して、2回目の質問を終わります。 114: ◯議長(松井逸朗君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 115: ◯市長(浅野 勇君) 駅西駐車場の駐輪場として利用してはどうかということでございます。  駅前付近に駐輪場が必要であるということについてはよくわかるわけでございます。したがって、駅前広場計画で駐輪場を検討しておるところでございます。今のところ駐車場があいてるから駐輪場にということは考えておりません。  また、さわやかサイクリングが難しいのでということでございますが、私はそういう意味で言ったわけでございません。それをやるには、まずやはりそういう駐輪場や町の中を自転車に優しいっていうか、自転車に使いやすい町にすることからやっていかなければいけない。そして、自転車に乗ることを進めなきゃいけないだろうということを言ったわけでございます。 116: ◯議長(松井逸朗君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕 117: ◯総務部長(高田幸和君) 黒塗り車が何台あるかということでございますが、現在、市長車、議長車を含めまして5台でございます。今までも減車に努めてきたところでございますが、今後更新時には、先ほどの二酸化炭素のお話もございます。環境に優しい低公害車の導入を図っていきたいと考えております。  それから、外部監査の内容に対します議員の御指摘あるいはオンブズマンの評価が低かったということについてでございますが、そのことにつきましては既に担当課を通じまして外部監査人に伝えてございます。外部監査人におかれましても日本公認会計士協会の外部監査に関する研修、これを欠かさず受講されておられます。評価の高い外部監査報告書をみずから取り寄せて目を通されるなど、自己研さんに努めておられます。が、私どもが伝えた議員等の御指摘や評価も念頭に置きまして、また、他の自治体の監査報告のすぐれた点を参考にするなどして、より内容の濃い成果になるよう監査を行っておられると伺っております。よろしくお願いしたいと思います。 118: ◯議長(松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 119: ◯都市計画部長(小林 忠君) 再質問にお答えさしていただきます。  駅前広場整備事業では、緑地等環境を重視した整備を進めてまいりたいと考えております。このため緑地的な箇所は議員が御指摘賜りますように、葉が落ち、人が踏み、自然に帰るというようなところもございますので、議員御指摘の考えにも一部では合致するものではないかと考えております。  以上でございます。    〔私語する者多し〕 120: ◯議長(松井逸朗君) 環境部長、佐藤俊正君。    〔私語する者あり〕    〔佐藤俊正君登壇〕 121: ◯環境部長(佐藤俊正君) 再質問にお答えをいたします。  現在策定しております余熱利用施設建設基本計画の中で比較検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。    〔私語する者あり〕 122: ◯議長(松井逸朗君) 33番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕(拍手) 123: ◯33番(堀田信夫君) それでは、順次お尋ねいたします。  まず、防災対策についてであります。  11月の28日の一般新聞報道では、一斉に中央防災会議の東海地震に関する専門調査会が実際に東海地震が起きた場合にどれほどの被害を受けるのか、この予想震度を発表いたしております。その内容を伝えています。そして、地震防災対策強化地域というものをこの年度のうちにも見直す方向であることも伝えられております。さらに、一昨日は、これも新聞報道で伝えられたところですが、政府の地震調査委員会が東南海及び南海地震について予測震度の試算の公表がなされたことを伝えています。これによれば岐阜市は震度5弱から5強とされているところです。  今回の一連の公表等を通じて専門家や岐阜県などの動向も興味深いものがあります。例えば岐阜県でありますけれども、これは11月28日の新聞報道ですが、この先地震防災対策強化地域に、県内は中津川だけが該当しているそうですが、今後さらに県内に追加される所はないだろうと受けとめているが、それでもこれからの問題として地域指定のある、なしにかかわらず──かかわらず、厳戒警戒期間を設けて対策を強化する方針を打ち出しています。これは来年から2005年までの期間を厳重警戒期間と位置づけて、現在ある防災対策の計画を前倒ししてでもやっていく、力強い物の言い方がされています。対策を可能な限り前倒しして進めると言っています。  そこで、以下、お尋ねをするわけでありますが、まず、岐阜市の耐震及び防災対策についての見直しが必要ではないかという点であります。  公共施設への対応でありますが、阪神・淡路の震災を受けて、岐阜市は公共施設の耐震度がどれだけなのかということについて調査をいたしました。これがAランクからDランクまで明らかになりまして、現在順次、小学校、中学校などの補強計画を立てて進めていますが、平成13年度末をもってしてもまだ相当数のCランクの学校が残ることが明らかになっています。Dランクと判定された梅林中学校は平成11年に改築をされましたが、C判定の所でまだ相当残っています。まだ未対応は28校ということであります。およそ40棟近くの校舎がC判定を受けて、今後補強が必要ということであります。たびたび本議場でも指摘をしてまいりましたが、1年に2校そこそこということでありますが、この状況で果たしていいのかという点であります。  さらに、もう一つは、これは教育委員会の方は防災対策と言っておられて、保健福祉部の方は修繕と言っておりますが、呼び方はともかくといたしまして、補強するまでのところではないんだけれども、地震によってガラスが割れて飛び散ったり、壁がずれ落ちるというか崩落するというようなことの防止をしていこうということから、これは平成11年からの5カ年計画で小中学校及び福祉施設の修繕、防災対策が取り組まれてきております。これもあと平成14年、15年と2カ年あるわけでありますが、これも岐阜県の意向からすれば、前倒ししてでも早くやっていく必要があるんではないか、思うところであります。予算の規模は決して大きな費用を費やすものでもありません。保健福祉部でこれは老人福祉施設を含めてでもおよそ年間2,000万円、教育委員会が年次計画の中で1カ年、およそ6,000万円と伺っています。ぜひこれを早急に来年度うちにでも完成させる方向で取り組む必要があるんではないか、思うところです。  さらに、このことで少し気がかりなことが1つあります。保健福祉部の対応であります。保健福祉部は、今審議している平成12年度の決算でありますが、平成12年度では梅林保育所を初めとして12の保育所について、これのガラスにフィルムを張るような予算を受けながら、実際には決算、今度審査してみますと、1,500万円のうち使ったのは746万4,324円、半分しか使っていない。まだ13年度及び14年度の仕事もある。「予算が余ったんなら前倒ししてでも積極的にこの予算の範囲内でやる必要があるんじゃないですか。」聞きましたら、「予算いただきましたけれども、取りかかるのが遅かったもんですから、どれだけ残るかわからなかった。」年度末ぎりぎりになって仕事をやったというようなことを言っておられました。これはおよそ国の動向を見きわめて、補助金つくかつかぬかわからぬような仕事ではなくて、単独の仕事。しかも、平成11年度からやっている仕事で、予算の決定を見てから半年近くも仕事に着手しないなんていうことは、およそこれは怠慢ではないか。これが12年度の決算。ことしどうかと聞きましたら、10の保育所の修繕をやる予定で、やっと最近取りかかったというんです。この半年近くもまた何をやっとんたんかと言いたいんですが、保健福祉部のこの問題に対する取り組みの意欲というものが全くなってないと私は思います。  全体として、耐震、そして防災対策に対する考え方が甘いんではないか、このように言わざるを得ないと思います。  さらに、今後の問題として、全体としての防災対策の見直し、岐阜市の避難場所になっている小学校や中学校の校庭の地盤はいいのか。さらには、公共施設の耐震補強だけではない、一般の住宅の耐震度はいいのか。この点でも建築部に伺いますと、岐阜市の広報ぎふで、これは今から2年前の10月の15日付の広報ぎふですけども、岐阜市の公共施設の耐震診断結果がまとまったことをお伝えしながら、皆さんの御家庭でも心配でしょうからということで、「一般家庭の住宅の耐震診断については建築指導課にどうぞ。」ということですが、こういう広報を出されても市民の皆さんからの問い合わせは残念ながら少なかったようであります。それでも、この間伺いますと、昭和55年までの旧の建築基準法に基づいてつくられた、建てられた木造建築物は、一昨年のデータでありますが、6万6,162戸もあります。およそ市内の一般住宅の50%に及ぶわけであります。今回の中央防災会議の発表によれば、こういう古い建物はひとたまりもないだろうということを述べています。ですから、この一般の住宅に対する耐震診断についても促進していく必要があるんではないか。そういった全体的な見直しも必要と思います。  以上の点について、まず市長、そして教育長、保健福祉部長、そして総務部長、それぞれお答えをいただきたいと思います。  関連をして、古くなった家庭用消火器の回収のあり方についてお尋ねいたします。  最近の岐阜市の取り組みでありますが、これは国からの指示も受けて、先月の1日号の広報ぎふがここにございます。ここでは先月の10日、11日の土曜日、日曜日の午前10時から午後3時にかけて、老朽化した消火器を回収しますという案内です。これで回収する場所が、岐阜市の消防本部に持ってきなさいということなんですが、回収された本数も伺いました。けれども、そこで、ちょっと私が気がかりなことについて、市民の皆さんからも訴えがありましたので、お伺いをしていきたいと思うんです。  まず1つは、持ち込み場所について岐阜市の消防本部に指定したということであります。これは土曜日、日曜日という期日の設定は結構かと思いますが、1カ所で大変遠いということであります。例えば、私の住む大洞団地からここまで持ってこようと思うと、およそ15キロ、車でも30分は優にかかります。それで、国の方はそういうやり方をしろと言っているかというと、そうではなくって、老朽化した消火器の一斉回収については消防機関が中心となって各地域に適した老朽化消火器等の回収方法を決定しなさいと言っています。そこでは具体的に、例えば、消防機関が回収場所としてイベント会場とか住民から当該場所に持ち込まれやすいような場所を決めなさいよとまで言っています。けれども、岐阜市の場合には1カ所集中であります。消防の出張所あるいはコミュニティセンター、防災訓練の行われる日、信長まつりなど、せいぜいコミュニティーの範囲でこういう危険物というものは持ってきてもらう必要があるんではないか。秋ですから、そんな暑い時期ではありませんのでいいんでしょうけれども、素人が車に老朽した古くなったこういう消火器を積んで走ってくること自身にも危険性を感じる方が少なからずありました。もう少し配慮が必要ではないのか、いかがでしょうか。
     さらに、単価のことであります。1,200円支払うというんですけれども、岐阜市の方は場所を提供するだけで、それで、この消火器を取り扱う業者に来てもらって引き取ってもらう。そして、目の前でそういう1,200円の受け渡し──消火器が渡され、1,200円が払われる、そういうことなんですけれども、大体東海地方の共通した相場だとおっしゃっておられましたが、この単価についても引き取り業者はそうもうからへんというふうに消防本部はおっしゃいました。しかし、大きな利益はないかもしれぬけれども、相当まとまった回収がこれによって進むはずです。場所も提供される。広報ぎふで宣伝もされる。そして、岐阜市が宣伝しているということで市民の安心感もある。まとまった数をさばくわけですから、通常より、もとより安くていいんじゃないか、これも素朴な疑問であります。  以上、消防長からお答えいただきたいと思います。  次に、岐阜駅の北口周辺整備についてお尋ねいたします。  周辺整備で北口ですね、広場であります。今も話が出ておりましたが、岐阜駅前を、駅周辺をですね、杜の中の駅とする発想や広場の面積全体を拡大する方向について、あるいは路面電車を駅前広場に乗り入れること、これらについてはかねてから指摘してきたことでもあり、評価ができるものであります。ですが、なぜあくまでもペデストリアンデッキなのか。しかも、伺えば、依然として動く歩道に固執をされておられるようであります。デッキということは、とどのつまりは歩行者が上に押しやられたり地下に押しやられるということでもあるわけです。結局のところは車の優先。駅周辺から玉宮町、柳ケ瀬へと人が進んで回遊してもらえるようにとおっしゃっておられますけども、ほんとにこの駅前広場の計画で回遊が進むのか、疑問が尽きないところです。なぜこのデッキにどこまでもこだわるのか。この点について都市計画部長からお話を伺いたいところです。  もう一点、駅前広場の関係で、ステーションデパートの用地購入のあり方というか、手法であります。この点については、ことしの3月の議会でも区画整理というやり方でやっていく問題などについても指摘しながら伺っておりますが、重ねてお伺いしたいところです。  事はステーションデパートの用地を買う。これはもともとJRが一番最初はみずからがここに駅ビルを建てる、この計画を投げ捨てたことに端を発しています。一体この用地を買うのにどれぐらいお金がかかるのか。底地については17億円と資料が出てまいりましたが、この土地の上に建っているデパートの建物の補償やら、そして、ここで営業しておられる皆さんの営業補償などなどについてはこれからの試算を待たねばならぬところなんですけれども、改めて私はこの用地の取得及び補償費についての疑問を投げかけたいと思います。1つは、まず何といってもJR自身が、現在この駅ビルの中で営業しておられる皆さんについては、次、高架下で間もなくオープンするであろう岐阜市のハートフルスクエア-Gとコンコースの間のJRが開発する高架下、ここにこのステーションデパートの皆さんに引っ越してもらおうという計画がJR自身の中にある。そうならば、今岐阜市がそのステーションデパートを買って、そこを広場にしますよなんてことを言わなくっても、JR自身が自分の手でたな子さんたちを高架下へ引っ越して、がらんどうになるまで待ったって私はいいんじゃないかと思う。JR自身が今そういう計画を持っているわけでしょ。こういう説明もありました。だから、今岐阜市がのこのこと計画決定やって、これ広場にするって言うと、岐阜市があれもこれも何もかも金を払わんなんという、こういう羽目になるわけですよ。だから、この間のときも申し上げましたが、手法としてもっと知恵の使いようがあるんではないか。  さらに、もう一つは、私ごときが申し上げるんではなく、大先輩もおられますけども、ここはステーションデパートは地元の経済界、岐阜市自身もでありますが、民衆駅として施設をつくり、当時の国鉄に寄附をしたという建物であります。感情的にも、つまりは道義的にも、この市民の浄財でつくった建物、これを我々がまた税金で補償するということに対して納得のできぬものがぬぐい切れないというところです。交渉のスタンスについて市長の考えを改めて伺いたいところです。  全体として北口の広場整備はざっとどれぐらいかかるんかと伺いましたら、180億円と伺いました。つい1年までぐらいは大きく見積もって90億と私どもが言ったら、ちょっとそれは大げさやないかと言われたんですが、知らないうちに180億円ですよ。どんどんどんどんと駅前開発に税金をつぎ込んでいく計画に今なりつつあるんですけれども、確かにぜいたく言ったら切りがない。けれども、岐阜市の懐ぐあい、そこんところを考えたやりよう、仕事の選択というものがあるんではないかと私は思うんです。市長にそのあたりの心構え、お伺いしたいと思います。  駅西地区の再開発です。  関連をする駅周辺整備の1つでありますが、これはことしの3月議会に岐阜市がどうも駅西再開発をホテルをキーテナントとして呼ぶことに対して、旅館組合の皆さんが反対しておられることも紹介をしてお伺いしたところ、改めて確認しましたところ、市長はそのとき、「ホテルにかわる新たな用途の施設導入に向けて関係機関に働きかけたい。」と、ことしの3月に答えておられます。これとの関係でですね、このところ岐阜市の都市計画が発表しておられる駅周辺の整備計画の中では、問屋町かいわいに住居機能を持たせるとか、周辺の再開発の中で民間にあれやこれやと注文をつける傾向があります。けれども、岐阜市自身が地権者となって進めていく駅西再開発、一体自分んとこの仕事をほっておいて問屋町の皆さんにあれやこれややれって言うのはおかしいんでないか、こういう声も上がっています。岐阜市自身がこの駅西再開発についてどういう考えで今取り組もうとしているのか、改めて明らかにしていただきたいと思います。  発言通告いたしました、この埋蔵文化財調査事務所の開設に関連する質問は、ちょっと次回以降ということで割愛します。  日野土地区画整理事業についてお尋ねいたします。  日野土地区画整理は保留地の処分も完了して解散認可にたどり着きました。ここに来て厄介なことは、計画の上で公園として描かれている日野橋公園が依然として調整池となっていることであります。面積は3,900平方メートル、調整力1万4,800トンという大変なものです。1級河川である境川の改修が遅々として進まず、めども立たないことから、公園であるべきが1万4,800トンの水を受け入れる調整池の役割を負う羽目になっているわけであります。区画整理の組合の解散に当たってはこの問題を解決せねばならず、このたび道路面よりおよそ1メーターほど低い所まで埋め立てて公園とする方針がやっと固まったようであります。今から7年前、1994年の9月議会でありますが、私この問題を指摘した際には、当時ここにいわゆる境川の改修が依然として進むめどもないということもありまして、ふたをして公園にすると答えておられました。大体当時で30億ぐらいかかるんでないかということも伺ってきたところですが、今回の考え方というものは妥当なところかなと思うところです。  公園化について、事業年度や事業費など、計画の概要を明らかにしていただきたいと思います。  さらに、日野中央公園でありますが、これも調整機能を必要とする公園のようでありますが、場所は逆下川に隣接しております親水性を持たせた公園との方針でありますが、これも評価したいところです。あわせてですね、逆下川そのものに、この中央公園整備とあわせて逆下川そのものに親水性を持たせるような検討もしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  最後に、大変ちょっと抽象的ですが、職務執行上のトラブル対応についてということで──今の日野区画整理は都市計画部長ね。  職務執行上のトラブルの問題、対応についてのことでありますが、これはことしの6月28日に市長部局、本庁内の部署、この建物の中でありますけども、公共施設、岐阜市が管理する施設の管理のあり方をめぐって市職員が相手方から現場に呼び出される。そこで、この管理のありようをめぐってけんけんがくがくの議論を吹っかけられたその折に、着衣、着衣、着ているものをつかまれて顔面を殴られるという事件が発生しています。これがここだけでは終わらなくって、この6月28日、大体昼ちょっと前ぐらいなんですが、午後になってこの方は、その日のうち午後ですね、本庁内に押しかけてまいりまして、さらに引き続くやりとりがなされたようでありますが、その折に、これは平成13年6月29日──あ、午後じゃないね、午前でしたね。午前9時15分ごろかにまたお見えになって、執拗に大声で怒号、罵声を浴びせられたと。「冷静な話をしようやないか。」というやりとりがあるんですが、結局のところ、そのやりとりの延長線で机の上のガラスを割られるという事態がありました。これに対して岐阜市は7月13日付で内容証明でしょうね、これは。そうですね。内容証明の郵便物としてガラス代を弁償しなさいと催促をしておられますが、今日に至るも何ら改善がされていないようでありますが、私がお伺いしたいのは、まず、今回のこの事件をどのように受けとめているかということが1つ。  もう一つは、明らかに傷害、威力業務妨害、器物損壊という事件であります。毅然とした対応が必要ではないのかというところです。  もう一つ、被害に遭われた方は治療費についてみずからの負担とされているようでありますが、なぜ職務を全うするがゆえに一生懸命やったにもかかわらず、このような事件に遭遇してきたことが公務災害とならないのか、不可解なところであります。  終始報告を受けて対応されてきた事務助役に、およそ3点のことについてお伺いをしておきたいと思います。(拍手) 124: ◯議長(松井逸朗君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 125: ◯市長(浅野 勇君) 防災対策についてでございます。  大変厳しい財政状況の中でございますが、災害に強い町づくりを進めるために、また、災害による被害を最小限に食いとめるために、これまで各種の防災対策に積極的に取り組んできたところでございます。とりわけ公共施設の耐震調査を初め、各施設の点検結果に基づき、例えば教育施設においては小中学校の耐震補強工事、モルタルの落下防止、窓ガラスの飛散防止工事などに予算の重点配分を図り、計画的に実施しておるところでございます。また、福祉施設やその他の公共施設を初め、金華橋の改修工事など各種の防災対策に予算の充実を図ってまいりました。今後とも防災対策には膨大な経費が必要でございますので、補助事業で行う事業は補助枠の拡大を要請するとともに、限られた財源の中で引き続きハード、ソフト事業にかかわらず全庁的な取り組みを行ってまいりたいと考えておるところでございます。  駅前広場整備における市の姿勢についてでございます。  駅前広場の整備につきましては、交通環境改善を主課題として周辺道路を含めて整備計画を策定するため、平成11年度から有識者、交通事業者、商業者団体、障害者団体、国、県から構成された都市交通再編プログラム策定委員会を開催し、基本的な交通機能改善の素案をまとめてまいりました。さらに、駅前広場を都市施設として交通結節点強化やバリアフリー化だけでなく、都心居住を促進し再開発を誘導する都市の再生の核として、また、玄関口として環境や防災、景観といった視点も含めて整備していくことを総称して、杜の中の駅とすることを方向づけてまいりました。また、これらの具体的展開について駅周辺地区整備協議会などで検討していただいております。こうした都市施設としての駅前広場整備は、岐阜市が事業主体となるところであります。駅と駅前広場を近づけ、車寄せやバスの乗降場など整備し、交通結節点機能を強化し、豊かな環境空間とにぎわい機能を確保しつつ、玄関口としての景観形成を図るためには、ステーションデパートは大きな支障となり、その撤去は広場整備の第一歩であると考えております。    〔私語する者あり〕  また、高架事業完成以降、県、市による高架下開発、ぱ・る・るプラザ、駐車場などの整備も進み、まさに駅前広場整備を前提に周辺の民間再開発も立ち上がってきている現状を勘案するとき、都市再生の核として整備していくことは本市の責務であり、急務であると考えております。  敷地及び建物所有者であるJRも基本的には了解していただくことで協議を進めておりますが、JR東海みずからの手による撤去を求めるのは、都市計画事業の基本的な枠組みからも困難でございます。しかし、市民感情なども考慮しJR東海とは補償内容や出店者の入居について協力いただくよう、引き続き協議をしてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、駅前広場と周辺の整備につきましては、市民、経済界の大きな支援なくしては実現が困難でありますので、案につきましては公表し市民等の意見を聞くなど、検討を進めてまいりたいと考えております。  2点目の、駅前広場全体の事業規模についてでございます。  デッキ及びその他の駅前広場整備費、ステーションデパート撤去費と東街区の基盤整備費を含めまして約180億円を見込んでおります。財政的には厳しい時期でございますが、本市の最重要課題として早急に整備する必要があると考えておりますので、土地区画整理事業や都市再生総合整備事業といった国庫補助メニューの活用や、県への支援の要請、再開発の進捗に合わせたペデストリアンデッキの段階的整備など、財政負担の軽減と平準化に努力してまいりたいと思っております。  以上でございます。 126: ◯議長(松井逸朗君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 127: ◯教育長(安藤征治君) 学校施設の防災対策についてお答えをいたします。  校舎等の耐震補強工事や改築工事などは、耐震調査の結果に基づき平成8年度から計画的に進めております。しかし、これら大規模な補強工事は予算規模が大きくなり、また、工事を施設利用と並行して行うことが必要であることなど、短期間での対応が難しい面がございます。そこで、地震災害時に備えた校舎窓ガラスの飛散防止策及び外壁補修を平成11年度から進めているところでございます。議員御指摘のとおり、これらの事業はさまざまな整備事業において優先的に進める重要施策であることをさらに認識し、今後とも各学校施設の状況把握に努め、できる限り積極的に事業を推進してまいりたいと思っております。  以上でございます。 128: ◯議長(松井逸朗君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 129: ◯保健福祉部長(山田昭夫君) 防災対策についてお答えいたします。  ガラス飛散防止及び外壁落下防止を内容とする福祉施設全体の耐震改修につきましては、平成11年度から15年度までの5カ年計画で、59施設を改修すべく順次進めているところでございます。12年度までの進捗状況につきましては、25施設の計画に対し31施設で実施済みであり、順調に進捗していると考えております。  そこで、1点目の、耐震改修計画の繰り上げについてでございますが、災害弱者が利用する福祉施設の耐震改修はできるだけ早く進めるべきと考えており、予算を有効に執行するなどにより、15年度末までの耐震改修計画が少しでも早く完了できるよう努力してまいります。  2点目の、予算の執行についてでございます。  12年度の児童福祉施設の耐震改修予算の執行につきましては、当初計画では11施設の耐震改修を予定しておりましたが、14年度以降予定の6施設についての前倒しも含め、17施設を実施したところであります。しかしながら、改修の実施時期等の関係もございまして、結果的に不用額が生じたことになりましたが、本年度におきましては一部について関係部局の協力も得ながら、例年より実施時期を早めるなどの対応をとっているところであり、今後とも早目の事業着手と予算の適切な執行に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 130: ◯議長(松井逸朗君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕 131: ◯総務部長(高田幸和君) 岐阜市の地域防災計画についてでございますが、議員御指摘のとおり、東海地震につきましては、本年6月に中央防災会議の東海地震専門調査会で22年ぶりに想定震源域が見直され、西へ約50キロ移動したと発表されたところでございます。11月27日には東海地域の震度予測分布図が公表されまして、これをもとに地震対策強化地域の見直しがなされることになっております。また、本年9月には東南海・南海地震に関する専門調査会も新設され、被害予測等の調査研究に着手、12月7日には予測震度の試算値が公表されたところでございます。これらの調査結果では、いずれの地震におきましても本市の震度は5強から5弱となっておりまして、従前と変わっておらないわけでございますが、これらの公表に対しましては強い関心と危機感を持っております。  いずれにいたしましても、市民の安全を確保するためにも県と十分協議をいたしまして、いま一度地域防災計画を点検してまいりたいと考えております。  以上でございます。 132: ◯議長(松井逸朗君) 消防長、高橋澄夫君。    〔高橋澄夫君登壇〕 133: ◯消防長(高橋澄夫君) 老朽消火器の回収についての2点の御質問にお答えをいたします。  今回行いました老朽化消火器の回収は、本年3月名古屋市、4月に帯広市と相次いで死者を伴う消火器の破裂事故が発生したことから、消防本部は恒例の秋の火災予防運動の重点目標の1つ、消火器事故防止対策の推進として、消防本部のグラウンドを提供して岐阜市内の消防設備専門業者5社で構成する団体、岐阜市消防機器発展会を実施団体として展開したところであります。  1点目の、市民の利便性を考慮した回収方法については、消防機関が中心となって行う老朽化消火器の回収は初めての試みで、持ち込まれる市民、本数等が予測できなかったところから回収場所を市内中心部の1カ所としたところであります。  2点目の、価格については、今回の回収価格は名古屋市ほか他都市と回収価格は同額程度となっています。議員御指摘のとおり、今後は市民サービスの向上が図られる回収方法、回収場所などに配慮して事業を進めていきたいと考えております。  以上であります。 134: ◯議長(松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 135: ◯都市計画部長(小林 忠君) 御質問に順次お答えさせていただきます。  まず、駅周辺整備事業についてでございます。  ペデストリアンデッキの必要性についてでございますが、南北のデッキと東西のデッキの2つに分けてお答えいたします。  南北のデッキについては、JR連続立体交差事業が3階で事業化され、改札口、コンコースが2階レベルで形成されていること、また、名鉄名古屋本線の改札口も2階レベルにあることから、それら相互を階段により上り下りの必要が出てまいります。また、岐阜駅前には国道157号及び主要地方道岐阜駅停車場線があり、大量の通過交通が通る道路となっておりますため、地下または2階レベルで歩行者動線を設定する必要が出てまいります。このためJR、名鉄両駅相互、また岐阜駅及び駅前広場と周辺街区との安全かつバリアフリーな歩行者動線を整備するにつけ、2階レベルでペデストリアンデッキを整備することが有効と判断しております。  なお、動く歩道につきましては、駅及びターミナルなど、駅前広場施設から長良橋通り及び玉宮町通りを経由して柳ケ瀬方向へアクセスする時間を短くするため検討いたしております。  次に、東西のデッキでございますが、駅前広場を取り巻く周辺街区への歩行者の回遊性を図ること及びそのことによる再開発の誘導を図りたいと考えております。また、デッキは駅から周辺街区を見たときの景観形成要素とも考えております。    〔私語する者あり〕  続きまして、駅西再開発の現在の考え方でございますが、駅西再開発につきましては、当初都市型商業施設誘致を核とした開発コンセプトで計画いたしておりましたが、現在は都心居住機能を核とした複合再開発への方向で検討を進めているところでございます。なお、中心市街地の空洞化といった問題も重く受けとめ、駅前広場の隣接街区でもある立地環境にも考慮した上で、21世紀の町づくりにふさわしい、より付加価値の高い施設機能を持ち合わした複合再開発となるよう努め、同地域周辺部における住宅ニーズを喚起し、中心市街地活性化をより推進していくため、事業の立ち上げに努力してまいりたいと考えております。  続きまして、日野土地区画整理事業についてお答えいたします。  まず、日野橋公園及び日野中央公園の整備を今後どのように進めるかとの御質問でございますが、両公園が配置されている国道156号周辺では商業業務施設の立地も含め宅地化が進展していますことから、市街地環境整備をさらに進める時期に至ったと考えており、地区の内外を問わず、広く皆様に御利用いただけるよう、日野自治連合会など地域住民の皆様にも御意見をいただきながら構想を固め、14年には設計業務に着手し、17年をめどに供用開始ができないかと考えております。    〔私語する者あり〕  次に、公園整備事業にかかる整備テーマについてでございますが、日野橋公園におきましては、起伏ある敷地造成と遊戯施設の整備、日野中央公園につきましては緑化推進と魚釣り場を兼ねた整備をテーマとして考えております。概算につきましては概略2億円前後と現在で考えております。  2点目の、親水性を持った逆下川の改修についてでございますが、河川管理者と協議を今後十分にしてまいりたいと考えております。  以上でございます。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  一 会議時間の延長 136: ◯議長(松井逸朗君) 本日の会議時間は、これを延長いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 137: ◯議長(松井逸朗君) 助役、森川幸江君。    〔森川幸江君登壇〕 138: ◯助役(森川幸江君) 職員の職務執行上のトラブルに対する対応についてでございますが、職務執行上、市民の方とトラブルを起こし、職員の方が被害を受けた場合の対応の方法につきましては、職員が個人として対応するのでなく、所管の課において組織体として対応するべきというふうに考えております。その場合の対応の仕方についてですが、基本的にはケース・バイ・ケースにならざるを得ないというふうに思います。また、当の被害者となりました職員の意向、これにもよると思っております。相手方となりました市民の方の方に非があり、大変その行為が悪質であるというような場合、職員の方に何ら落ち度がないという場合ですが、こういった場合にはやはり毅然として告訴等するべきであろうというふうに思っております。ですけれど、職員と市民の方とのトラブルの場合には大抵前提としまして何がしか職務上の問題があって、今回の場合も先ほど先生の御説明にありましたように、公共施設の管理、これが前提としてありまして、損害賠償、また市の責任、こういったトラブルが原因となって、そこにさらに刑事的なトラブルが重なったというようなことでして、前提となっております損害賠償や責任問題、これとの示談交渉というようなものもございます。    〔私語する者あり〕 ですので、毅然として告訴するというようなわけにもいかないという場合がございます。今回はまさにそういったケースですので、そういった場合には顧問弁護士または警察の指導等ございますが、今回は弁護士に交渉を委任いたしまして、当事者同士の話というのはこじれるもとになってまいりますので、弁護士に委任したというようなことにしております。で、弁護士の方は内容証明等を出し、その後弁護士と相手方の方との交渉にお任せしておるというようなことでございます。  もう一つ、公務災害の認定についてですけれども、公務災害の補償につきましては当の職員本人の申請主義を採用しておりますので、今回のこの被害は公務災害に該当するものではございますが、職員本人がけがが軽微であるということ、また、本人がそういった申請をしたくないということですので、公務災害の申請はしておりません。この場合にも所属の長の方は公務災害の申請ができるということの指導はいたしております。  ですけれど、今後もこういった事件、ケース・バイ・ケースと申し上げましたが、職員の不利益にならないよう、また、トラブルに対するバックアップ体制の充実には努めていかなければいけないと。そうしませんと、職員が安全に安心して職務遂行ができませんので、バックアップ体制の充実には努めていかなければいけないと思っております。    〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕 139: ◯議長(松井逸朗君) 33番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 140: ◯33番(堀田信夫君) 若干簡潔に再質問をさせていただきます。  防災の関係でありますが、耐震補強や、そして、修繕などでありますが、市長は膨大な費用とおっしゃるけれども、この間の耐震補強、たびたび指摘しておりますけども、平均的に小学校、中学校の補強をやっても1校当たり1億円なんですよ。それから、フィルムを張ったり補強をやったりする仕事、これはばらつきがありますが、例えば、各学校の費用を見ますと、20万円であったり、ちょっと高い所で900万円であったりするとこもありますが、ざっと平均しますと、平成12年度で平均290万円、1校当たり。平成11年度でも390万円と。あと、たった残る2カ年。こんなのは来年1年ぐらいでやったっていいんじゃないですか。大体請け負うのはデッキやなんかと違って市内の業者です、これは紛れもなく。だから、経済的な効果という点でいっても耐震補強や修繕を含む防災対策というのは積極的にやる必要がある。そんな役所がひっくり返るような借金までしてやらなあかんような金額やないんですよ、これは。そこんところの認識をまずしっかり持っていただく必要があるというふうに思います。  教育長の答弁は了解です。  保健福祉部長の答弁はちょっと納得できぬところがありますね、物の言い方としては。有効な執行とか適切な執行という言葉だけは出てくるけれども、やはりこの問題に対する取り組みの意欲というものがこういうところに私はあらわれてくるというふうに残念ながら言わざるを得ないと思ってます。  全体的に、総務部あたりがなるたけ各予算査定の中でも厳しく厳しくやりながら、不執行になってお金が残ったら、御褒美、御褒美、よくやったって、そんなような雰囲気が役所の中にあるのかなあと。不執行を評価するような向きがもしあるとしたら、私は大問題だと思うんですが、総務部長、今回の事態、どのように受けとめてますか。一言伺っておきたいと思います。  それから、さらに総務部長ですが、この防災対策の見直しにかかわって全部申し上げる余裕はありませんが、一般の住宅6万6,000戸ですね、ざっと今。で、ここの耐震がどの程度なのかということについて、これは住民自身が関心を持って取り組んでもらう必要もある。そのための啓発も必要。そしてまた、診断をしてもらう必要もあるわけですよ。ですから、耐震の調査及び耐震を強化していくための一般の住宅の家屋の補強、こういったことに対して助成を行っている実態も既にありますけれども、県との共有、県自身は何か漏れ聞くところによると、そういう取り組みもしたいような話を伺ってますが、岐阜市自身の意気込みというものはどうなのか、その1点についてもう一度お伺いしたいと思います。  消防長の答弁はとりあえず了解をしておきます。  駅前広場の関係ですが、まず、再開発の関係の駅西の再開発は了解いたします。  そこで、この駅前の広場を整備していくに当たって、時間が余りありませんが、言いたいことはいっぱいあるんですけども、まずどうしても言っておきたいってことを一言申し上げると、やはり幾ら岐阜市がやろうとしている広場、できたら大きいにこしたことはない。その隣に、もう要らんよと言っているステーションデパートがもうどっかへ引っ越して、もうビル建てる予定もやめた。これはもう願ったりかなったり用地買収しよう。この気持ちはわからぬでもない。私も広場はできるだけ広い方がいいというふうに思ってますから、繰り返し言ってますけども。しかし、世間の常として、隣の土地というものは売りに出ていたら倍出してでも買えというようなのが業界でいろいろ言われてます。けれども、どんなにのどから手が出る、欲しいなあと思う土地であっても自分の懐ぐあいというものがあるわけでしょう。総額としてこの先の駅前広場は180億円。そして、このステーションデパート用地取得するとなれば土地代だけでも17億円。また、補償費までも払ってかなきゃならぬ。そんだけのことが今ほんとに岐阜市ができるんかどうかということをよーく考えてもらいたい。  そこで、市長は駅前広場の計画全体について市民の皆さんの意見も聞きながらと少しはおっしゃったけれども、しかし、早急にやらねばならぬということも一方でおっしゃっておられる。なぜ早急にこの仕事を急ぐのか。むしろ急ぐべきは防災、防災対策であり、きょうも出ていたようなぼろっちいトイレの改修だとか、そういう市民の生命や財産、子供たちの将来にかかわる学校の施設整備の条件をよくすること、そういうことの方が急ぐべき仕事のうちではないのか。駅前整備の方はちょっと余裕持って考えてもいいんじゃないですかと私は重ねて申し上げたいと思いますが、なぜ急ぐのか、この1点だけ、もう一度お答えいただきたい。  それから、駅前広場全体について、さらにもう一言言うと、私は駅前広場について杜の中の駅ということについての発想は大歓迎です。けれども、そこに大きなデッキができることに対してはちょっと疑義があります。何といってもやはり車優先にならざるを得ない。それで、お話にも出てましたが、ここから玉宮町や、そして柳ケ瀬かいわいへ歩いてもらおうと言うならば、そしてまた、バリアフリーと言うならば、思い切って駅前広場かいわいというものは車優先ではなくて歩行者最優先にしたような駅前広場のイメージというものを持って取り組む必要があると私は思います。つまり乗り物の関係はバス、電車、そして業務用の車ぐらいに絞って、一般車両は極力岐阜駅周辺から規制をしてくような取り組みも一方でやりながら、大いに駅前かいわいから、上がったりおりたりじゃなくて、平面で玉宮町筋から柳ケ瀬までゆったりと歩いてもらう。歩くことにこだわったやはり町づくり。きょうも出てましたが、やはり駅前に土の香りがするような杜の中の駅であるべきだろうと私もそう思います。そのことは申し添えておく程度にしておきたいと思います。頭の隅にどっかに残してもらって仕事をしていただくように要望しておきます。  余り時間がなくてちょっと残念ですけども、日野の土地区画整理事業について了解ですが、以前からこの日野橋公園を公園にするのに30億円ぐらいかかる予定が2億円ぐらいになって、これはまあ結構なんですけれども、しかし、これも国庫補助がつかぬのですよね。それで、岐阜市の持ち出しになる。境川の改修はちゃんと進んでいたら、この出費は不要なはずで区画整理事業の中でちゃんと公園になったはずなんですよ。これは境川の改修を進めていない、遅々として進めていない岐阜県の責任ではないのか。新たな岐阜市の出費となるこの2億円、原因者である岐阜県に対して、岐阜市自身もえらい迷惑をしている、幾らかでも手伝ってもらいたい、こういう要望を県に対して、原因者、岐阜県の責任があるんですよという物言い方ができないのかどうか。都市計画部長、一言答えていただきたいと思います。
     最後に、職務執行上のトラブルのことでありますが、今回のケースは、前提としておっしゃっておられる、職務上のことで岐阜市に落ち度があったというふうにあなたは受けとめられたのかどうか。私はそう聞いてない。岐阜市に何ら落ち度はないと承っていますが、あなたの認識は岐阜市に落ち度があったと、こういう認識なのかどうか。  それから、もう一つ、公務災害のことでもありますけれども、これは本人申請主義だとおっしゃったけれど、これは平成7年にこれは税務の方で起きた事件でありますが、大垣まで徴収に出かけた職員が同じように顔面を殴られて1週間治療をするということが起きましたが、これはちゃんとその上司が公務災害の申請をしてます。最終的に相手が応じてその補償をやるっていうので、公務災害でなくなってますけども。しかし、私はこの点で助役に改めて伺っておきたいんですが、確かに本人申請かもわからぬけれども、仕事の上で事件に巻き込まれ痛い思いをした。そして、出費も余儀なくされた。精神的なつらさも大変なものです。当然労働災害であるべきが、そうならない。本人が我慢をせざるを得ない。この状況をほんとに切ない思いとして受けとめておられるのかどうか。本人が我慢をせざるを得ない、我慢をせざるを得ないような環境が岐阜市の中にあるんじゃないですか。そのところを助役は胸が痛まないのかどうか、お答えいただきたいと思います。 141: ◯議長(松井逸朗君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 142: ◯市長(浅野 勇君) 駅前広場の整備についてなぜ急ぐかということでございますけれども、この前の議会でも答弁さしていただいたと思いますけれども、2005年の中部国際空港の開港や愛知万博の開催、こういったときに間に合うようにということで急いでおるところでございます。 143: ◯議長(松井逸朗君) 総務部長、高田幸和君。    〔高田幸和君登壇〕 144: ◯総務部長(高田幸和君) 2点の再質問でございますが、予算の執行に当たりましては、私ども、その趣旨を含め適正な執行に努めていただくことを望むものでございます。  それから、木造住宅の耐震診断の助成の件でございますが、議員御指摘の件につきましては、県、それから、関係部局、この場合建築部になろうかと思いますが、協議してまいりたいと考えております。 145: ◯議長(松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 146: ◯都市計画部長(小林 忠君) 再質問にお答えさしていただきます。  県に一部費用負担を求めるべきではないかという御質問でございますが、費用負担につきましては公園整備のための河川協議の段階で事務レベルで県にお願いしてまいりましたが、なかなか御理解をいただけなかった経緯がございます。    〔私語する者あり〕 このため県に負担を求めることは難しく、御理解をいただきたいと考えております。  以上でございます。    〔私語する者あり〕(笑声) 147: ◯議長(松井逸朗君) 助役、森川幸江君。    〔私語する者多し〕    〔森川幸江君登壇〕 148: ◯助役(森川幸江君) 先ほどケース・バイ・ケースと申し上げましたときに、毅然として対応するのは市に落ち度がない場合と申し上げたことの裏返しというように議員はお受け取りになったような気がいたしますが、そういう意味で申し上げたわけではございません。今回の場合には刑事的な暴力行為の前提として、市の道路管理の問題でトラブルが起きております。それについては市の方の損害賠償責任があるかないか、こういったことの問題が前提になっており、それも一緒に解決をしないことには究極の全部の全面的な解決ということにならないということで告訴ということをした場合には、そちらの損害賠償請求の問題もトラブルが広がるというように考えまして、この際は当事者同士の話ではなく、その問題もあわせて弁護士の方に全部委任いたしまして、その相手方と弁護士との間で示談交渉をしていただくというような経過にしたわけでございます。  それから、もう一つ、この当の職員が公務災害の申請をしなかったことが、我慢をしたからじゃないかと、こういった問題ですけれども、所属長の方はこういった手続があるということの指導はしております。その際に我慢かどうか私はその辺のところは聞いてはいませんけれども、それが職員が上司に対して物が言えない、また、上司と職員との間の風通しの悪さ、こういうことに起因しているということであれば、次に同様の問題が生じた場合にはそういうことが起きないような上司と部下、また職場の風通しのよさ、こういったことにしていかなければいけないと思っております。  以上です。    〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕 149: ◯議長(松井逸朗君) 33番、堀田信夫君。    〔私語する者あり〕    〔堀田信夫君登壇〕 150: ◯33番(堀田信夫君) 助役ね、本人が我慢する、しないという問題ではなくって、あくまでも仕事上でできた、遭遇した事件で痛い思いをした、その職員に思いやる気持ちという言葉があなたから聞かれないのはほんとに残念だというふうに私思います。そのことは一言申し上げておきます。  それから、もう一つ、弁護士を通じて毅然とおっしゃるけども、7月の13日に出したこの内容証明は1万5,750円を払えと言いながら、期日を期限を指定しない。それっきり8、9、10、11、12、5カ月間ほったらかし。こんな対応が許されるはずがない、申し上げておきます。  それから、市長ね、愛知万博のころは、今の予定でいけば岐阜駅前は工事でひっちゃかめっちゃかですよ、これ予定で見ると。(笑声)    〔私語する者あり〕 お客さんが来たときに、とんでもない危ない状態だということをよく所管から聞いて、このまま突っ込んでってええかどうかということを慎重に考えてもらいたい。日程表を見たらわかりますよ、工事だらけ。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  延  会 151: ◯議長(松井逸朗君) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 152: ◯議長(松井逸朗君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決しました。本日はこれで延会します。   午後5時16分 延  会  岐阜市議会議長      松 井 逸 朗  岐阜市議会副議長     小 林   洋  岐阜市議会議員      藤 沢 昭 男  岐阜市議会議員      中 尾 年 春 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...